保健医の高杉せんせー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それから・・・
あの女は、俺を見つけるたびに、
なにかとつけて俺を叱りつけてくるようになった。
「ちょっと!
なにタバコなんて吸ってんの?!」
「あ?
返せ、コラ」
椿は俺が加えてたタバコをパッと取った。
「未成年でしょーが、あなた!」
「チッ・・・」
俺はポケットからもう一本タバコとライターを取り出して、火をつけようとする。
・・・そしたら、また椿に取り上げられた。
「なにしやがる」
「それはこっちの台詞!
未成年の喫煙なんて、もっての他よ!」
「てめぇは俺のお袋か。
いちいち俺にいちゃもんつけてはつっかかってきやがって。
んなに俺が気になんのか?」
「そりゃ気になるわよ!!」
「はっ・・・?」
赤面でもして、゛な、なに言ってるのよ!///”とかいうのを期待してたのに、思いもよらない答えに拍子抜けした。
「学校には来ないわ、校則は破るは、
おまけに法律まで・・・
すっごくデキの悪い弟を持った気分!!」
「くっ・・・
ふはははっ・・・!」
「・・・?!
ちょ!なんで笑うの!」
「お前こそ、笑かすなよ・・・俺のイメージ崩す気か?」
「??」
「ククッ・・・
弟、ねぇ・・・・」
「?!」
俺は椿の腕をつかむと、
強引にキスをした。
「んぅ?!
ちょ?!なにっ・・・んんぅ?!///」
暴れる椿を押さえつけて、
俺は何度も角度を変えてキスをした。
そして、
そのまま椿を押し倒して、
制服の中に手を入れた。
「ちょっ!!///
待っ・・・んっ・・・!///」
椿は抵抗したが、
そんなこた知らねぇ。
「ちょっ・・・!」
「黙れよ・・・椿・・・」
俺が椿の名を呼ぶと、
椿は顔を赤らめて女の顔を見せた。
「・・・!///
晋・・・助・・・」
椿に俺の名前を呼ばれた瞬間、
俺の中でなにかが弾ける音がした。
抵抗していたはず椿が、
俺の背中に腕を回したのを見て、
俺は椿の身体を夢中で貪った。
それは怒りにも
焦燥にも、
喜びにも
至福にも似ていて・・・
これが恋というものなのだと、
俺は生まれて初めて知った。
************
それからすぐ、
俺たちは付き合い始めた。
「晋助ー!!
こんなトコにいた!
ほら!アンタも学園祭の準備手伝う!」
「あ?
ダリィ。」
「はい?!
なにか言った?」
「・・わーったよ!
やればいーんだろ、やれば!」
「ふふっ!
そうそう!それでいーのよ!
よしよし、いい子、いい子!」
「ちょ!
なにすんだよ!」
「え?頭なでなでしただけでしょ?」
「・・・いつも言ってんだろーが。
年下だからって、ガキ扱いすんじゃねぇって。
俺はお前の・・・
「ハイハイ。
彼氏・・・でしょ?」
「分かってんなら・・・
チュッ・・・
「・・・・っ!」
「大好きよ?
私だけの晋助・・・」
「・・・・っ///」
「さっ。
行こ?
みんな待ってるよ?」
「・・・・。
チッ。
・・・そこは逆だろーが」
「え?なにか言った?」
「なんでもねー」
俺は、
椿を俺だけのものにしたかった。
お前が好きで・・・
好きでしょうがなかったから。
学校なんざクソだと思ってた俺を、
連れ出して、明るいほうへと導いてくれた椿が、
いつもまぶしくて・・・
その光を俺だけのものにしたかった・・・。
「みんなー!!
高杉くん連れてきたよーーー!!」
「あ!椿先輩~!
さすがです!
「あの~!
椿先輩~。これなんですけど~」
椿が教室に入った途端、
周りが椿に一斉に群がる。
相変わらず、
人気ものなこった・・・。
「なに陰気な顔してんの?
タ・カ・ス・ギ・クン?」
そう寄ってきたのは銀八。
「うっせ。
生まれつきだ。」
「カノジョが人気者で
寂しいか?」
「・・・・。」
「フッ・・・図星か。」
「あ?
別になんも言ってねーだろ。
つーか、俺とお前はんな仲良くねーだろーが。
馴れ馴れしく喋りかけんじゃねー。」
「俺だって、
アイツの頼みじゃなきゃ、お前に喋りかけるなんざ、ごめんだね。」
「あ?」
「お前の彼女がな、
お前はいつも孤独すぎるから、
面倒みてやってくれってさ」
「・・・!
椿が?」
「あぁ。
女の私じゃ、入りきれないトコがあるから、
本気でぶつかれる男友達が必要なんだとよ」
「・・・。」
「まぁ、
あんなイイ女に頼まれちゃ、銀さん的には無碍にできねぇっていうか・・・。
ほら俺って、イイ男だし?」
「・・・・・」
「って、聞いてる?」
「ったく、
あの女・・・
余計なことしやがって・・・」
俺はただ・・・
ただ、
椿の瞳に・・・
俺だけを写していて欲しかった・・・
*************
それから・・・
俺と椿と銀八は、
仲のいい3人として、
周囲に認識されるようになった。
銀八とはなにかとケンカが絶えなくて、
椿がそんな俺たちの仲裁に入る。
俺たちはそんな関係だった。
死んでもいわねーが、
俺はそんな関係が、ものすごく愛おしくて、
幸せだった。
だけど・・・
「おい、椿。」
「ん?なに?
晋助。」
「お前、さっき、
男となにしゃべってたんだよ」
「さっき?
あぁ・・・。学園祭のことで
打ち合わせしてただけよ」
「・・・のわりには随分楽しそうにしゃべってたじゃねーか」
「なぁに?
妬いてるの?晋助く・ん?」
「茶化すな!
俺は真剣に話してんだよ」
俺がそう怒鳴ると、
椿は驚いた顔をした。
「晋・・助?」
「俺ァ、お前が、他のヤローとなんざ仲良くしてんのが気に食わねー」
「・・・・。」
「お前は俺だけのもんだろーが。
ヤローどもがお前を見る目、知ってるか?」
「・・・・。」
「椿・・・
俺ァ、お前が好きだ。
俺だけを見てろ。」
「晋助・・・。
んっ・・・!」
俺は椿にキスをする。
そして、
そのまま椿を押し倒した・・・。
*************