保健医の高杉せんせー
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人には、
その人が生きた分だけ、歴史がある。
その歴史には、
様々な人との出会いや
別れがあって・・・
その経験が人を変えていく・・・。
そして・・・、
せんせーにも、
生きてきた中での歴史があった。
その歴史は、
私の知らないもので、
そこで誰と出会い、
何を感じ、
今のせんせーを作り上げてきたのかだなんて、
あの時の私には、
知る由もなかった。
私はただ・・・
私が出会った今のせんせーが
大好きで大好きで・・・。
きっと・・・
私の知らないせんせーに会うのが怖かったんだと思う。
だから、
過去のせんせーの事を知ろうとはしなかった。
私以外の誰かをその瞳に写し、
私以外の誰かを愛していた・・・
そんなせんせーなんて、
知りたくなくて・・・
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ガラッ・・・!
「せんせー!せんせー!せんせー!
せんせー!」
「ククッ・・・
どーした、今日はいつにも増してテンションたけーな。」
私は慌しく保健室のドアを開けると、
そこには面白そうに私を見るせんせーが。
「そりゃそうですよ!
なんたって・・・っ
「来週から修学旅行だろ?
京都に4泊5日の。」
「・・・・!!
な、なんで知ってるんですか!」
「ソレ、俺も行くからな」
そういいながら、
私のお菓子を用意するせんせー。
「・・・!
マジですか!」
「あぁ。
保健医も同行でな。」
「ほんとですか!
やった~!」
「・・・!
やけに素直じゃねーか。」
「え?
だ、だって、せんせーと旅行とか行ったことないですし・・・///」
「・・・!
ククッ・・・可愛いこと言ってくれんじゃねーの。」
「・・・!///」
「修学旅行中、
いつでも俺ん部屋に寝込み襲いにきてくれていーからな。」
「はぃ?!///」
「まぁお前がこねー場合は、
俺から行くけどな」
「・・・!
いや来なくていいから!///」
「なに言ってんだ。
夜這いは男のロマンだろーが。」
「お前がなに言ってんの?!
わ、私、神楽ちゃんとお妙ちゃんと同じ部屋なんですから、マジで来ないで下さいよ?!」
「チッ・・・」
「舌打ちしたよ!
この人!」
この時は・・・
知る由もなかった・・・
この修学旅行が・・・
私達のこれからを左右する、
重大な旅になることに・・・。
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