保健医の高杉せんせー
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<銀八side>
どうやらアイツら、
うまくいったみてぇー。
高杉は前みてーに、
職員会議中もニヤニヤしながらゆいにメール打ってるし、
ゆいは、
授業が終った途端、保健室へ直行だし・・・
ったく、
簡単に教師と生徒の壁越えやがって・・・
いや!
羨ましいとか、そんなんじゃないからね?!
女子高生と禁断の恋とかマジいいとか
考えてないからね?!!
・・・けどまぁ、
高杉のヤロー、死ねばいいのに。
************
キーンコーンカーンコーン
チャイムの音が鳴る。
コレは私にとって、せんせーと会える合図だ。
「・・・ハイ、というわけで、
ここテストに出すから覚えとくように・・・
と、先生が言ってる途中に教室を出るのはやめなさいーゆい--」
銀ちゃんはそう言って、
私の首根っこを掴む。
「えぇ?!
な、なんで分かったんですか?!」
「いや、むしろ、
堂々と教壇の前通ってなんでバレないとか思ってるのか聞きてーわ、せんせー。」
「離してください!
早くせんせーのトコ行きたいんです!」
「・・・俺もその“せんせー”なんだけど?」
「違いますよ!
私の中でせんせーは高杉せんせーだけです!」
あぁ。
こんな事ゆいが言ってるって知ったら高杉のヤツ、泣いて喜ぶだろーに・・・。
まぁ、ムカツクから死んでも伝えてやんねーけど。
「・・・あ~そ~ですか。
なら、その大好きなお前ェの旦那にコレ、渡しといて」
「いや、前から何度も言ってますけど旦那じゃないですからね?
てか、コレなんですか?」
「いや旦那でしょ?だって通い妻だもん、完璧に。高杉だって、お前のメール見るたびに、
俺の嫁パネェ!とか言ってるよ?」
「・・・せんせーはそんな事言いません」
「いや言ってるって!!!
職員会議でのアイツを見せてやりてぇわ!!!
・・・で、お前のせいで、高杉が職員会議の話しを全く聞かなくなって、俺が連絡事項まとめて高杉に渡さなきゃならねーハメになった。
どうしてくれんだ、テメー」
「いや、知りませんよ!!!!」
「知りませんよじゃねーよ、
旦那の失態は妻の責任だろーが。
お前の旦那、マジどうにかしろ、アレ」
「だから、旦那じゃないって・・・
って!こんな事してる場合じゃない・・!」
私は銀ちゃんからプリントを受け取ると、
急いで保健室へと向かう。
またこうして
保健室に行けることが、
今は奇跡みたいに感じる。
ガラッ・・・!
「せんせー。」
「ゆい。
遅ェ、待ちくたびれたぜ」
ドアを開くと、
いつものように、超ヒマそうなせんせーが
そう言った。
「ごめんなさい!
銀ちゃんに掴まってて・・・」
「銀八?
分かった。アイツの息の根止めてくっから、ちょっと待ってろ」
「いや違うって!!!!
そ~いうんじゃないから!
銀ちゃんはせんせーにプリント渡せって言っただけだから!」
「プリント?
なんだ、ソレは」
「職員会議での連絡事項みたいです。」
「あ~、あのクソつまんねー会議な」
「なんか私のメールのせいで、
会議に集中してないって・・・」
「あぁ、気にすんな。
どーせ、校長がソクつまんねー話しダラダラしてるだけだ。
それよか俺ァ、お前ぇとメールしてる方がずっと楽しい。」
「・・・!
せんせー・・・///」
「で、でも、
ダメですよ・・・///仕事なんですから・・・///」
「知るか。
お前ェ、ぜってぇメールやめんなよ。
お前ェんメールがなけりゃ、俺死ぬから」
「・・・・!!!!///」
まさか、
せんせーからそんな言葉が出るとは思ってなくて、
すっごく恥かしい・・(でも嬉しい)
「せ、せんせーキャラ違いますよ?///」
「あ?
俺ァ、いつもと一緒だ」
そういいながら、
せんせーの綺麗な顔が近づいてきた。
ううん。全然違うよ。
前よりもっともっと・・・
イイ男になった・・・///
ちゅっ・・・
軽い、触れるだけのキス。
その瞬間、
甘い感覚が身体中を駆け巡る。
「・・・今日は、モンブランだぜ?」
「・・・は、はい・・・///」
付き合うようになってから、
変わったこと、
それは“今日のお菓子”の前に、
必ずキスをするようになった事。
それは、どんなお砂糖よりもケーキを甘く、おいしくしてくれる・・・
魔法のスパイスだ。
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