保健医の高杉せんせー
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<高杉side>
研修2日目。
早くもゆいに会いてぇ。
情けねぇ。
自分からゆいを突き放したクセに、
既にゆいが恋しくてしゃーねぇ。
ゆいと会わなけりゃ、
この気持ちも消えるかと思ってたが・・・
むしろその逆だ・・・。
どんどん気持ちが膨らんでる。
そう思ってたら、
携帯が鳴った。
画面には『銀八』の文字。
ピッ・・・
「・・・なんの用だ。」
「せっかく人が電話してきてやってんのに、
なんだその態度は!」
「うっせー。
別に俺とお前ェは、んな仲いい間柄じゃねーだろーが。
で?用件はなんだ?」
「たっく・・・。
お前、なんでゆいに保健委員変わるよう言った?」
「は?
んな事でワザワザ電話してきたのか?」
「いいから質問に答えなさ~い!
銀さん命令だ、クソチビ!」
「誰がクソチビだ。薄ら天パ。
・・・なんでも、ゆいは前から保健委員いやがってただろーが。
だから変わればいいと思っただけだ」
「誰が薄らだ!!俺ァ剛毛だ!!」
「・・・天パは認めんのかよ。」
「って!話しズレたじゃねーか!
そーじゃなくて、
ゆいがここ最近、保健室行くの毎日楽しみにしてんのお前が一番よく分かってるはずだろ?
それを今更・・・」
「今更じゃねーさ。
俺ァ、ゆいを傷つけたくねー。
だから・・・」
「ちょ、ちょちょちょちょ待って!
え?なに?傷つける?
話しが急に見えなくなったんだけどっ!
もっと分かりやすく話せ!」
「・・・・・限界なんだよ・・・」
「え?何?
聞こえない。」
「我慢の限界なんだよ!!!」
「はッ?」
「アイツ目の前にすっと、襲いたくてしょうがねぇんだよ!!
他の女で発散しようと思ったが、全く抱く気が起きねぇ・・・つーか、他の女と会う気も起きねーから、ますます欲求不満になるしっ・・・!
仕舞いにゃ、ゆいを抱く夢見ては夢精してる始末だしっ・・・!
なのにゆいは俺の気もしんねーで、
のん気な顔してくっついてきやがるしっ・・・!!!
ゆいんそばにいたら、襲わねぇ自信がねぇ!」
言った後、
ぜぇぜぇと息切れした。
こんだけ喋ったの、何年ぶりだ?
「・・・・・ま、まじですか・・・。」
しばらくして、
銀八からそんな答えが返って来た。
銀八のあきれ顔が
目に浮かぶ。
「大マジだ。
んな事してゆいに嫌われるくれーなら、
距離とった方がいいと思った・・・」
<銀八side>
あきれてものも言えないとはこの事だ。
まさか欲求不満で襲いたくなるから
なんて、ゆいが知ったら、
なんて顔するか・・・
まぁなんにせよ、
ゆいん事が嫌いになったわけじゃなかったって事だ。
「あ、あのさ~
高杉。」
「あ?」
「俺の口からはあんま多く語れねーんだけど・・・」
「?」
ゆいが高杉ん事好きだって事は
伏せといた方がいいな。
ゆいん口から直接言いてぇだろうから・・・。
「ゆい。
泣いてたぜ?」
「・・・!はっ?!
な、なんで・・・!」
「なんでって、
そりゃ、お前に保健委員変えるって言われたことが悲しくてだろ?」
まぁ、理由はそれだけじゃねーんだけど・・・
「・・・・。」
「とにかく!
研修終ったらすぐゆいと会って、仲直りしろ?じゃねーと、ゆいがかわいそうだろ?」
「・・・・。」
「ゆいが抱きてぇなら抱きてぇって言やいーじゃねーか。
仮にも一度好きだって言った女に、“保健委員変える”の一言で突っぱねるのは、無責任すぎんぜ?」
「・・・・!!
てめぇ、この俺に言うじゃねーか。
天パのクセに。」
「天パ関係なくね?!!」
「・・・フッ。
一応、礼を言っとく、銀八。」
「あぁ。
じゃーな。」
「あぁ。」
ピッ・・・。
これで、
なんとかなりそうだな・・・。
にしても、2人とも、
似た者同士で、
手がかかるぜ・・・。
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