保健医の高杉せんせー
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「ゆい---!!!!
早くしなさい!!!もう先生お見えになってるわよ?!!!」
日曜日。
今日はせんせーと出かける日だ。
玄関で叫ぶお母さんの声が聞こえる。
えぇ?!!
も、もうせんせー来ちゃったの?!!!
昨日、
せんせーから、家まで迎えに行くとか言われて・・・ヤダって言ったんだけど、
来ちゃったよ!
ていうか、
早くない?!!
まだ、、こっちは準備できてないのに!!
「ゆい!
なにしてるんだ!晋助くんを待たせちゃ悪いじゃないか!」
今度はお父さんが
玄関でそう叫ぶ。
「い、今、行くって!!」
大慌てで、
私は準備をする。
その間も、
玄関からは“すみませんね~。ゆいったら、ほんっと計画性ないから・・・”
とか“起こしても起きなくて、お恥かしい話し・・・”とかなんとか言う声が聞こえる。
「お、お待たせしました~!」
そう言いながら、
階段を駆け下りて、玄関に向かう。
「ゆい!
やっと来たか!晋助くんに謝りなさい!
わざわざ迎えに来てくれたのに、待たせて・・・」
「全く、学校行く時はともかく、
デートの時くらいは自分で起きなさい?」
お父さんとお母さんがなんか言ってるけど、
それより私は、
玄関に立っているせんせーに目がいって、
全然話なんか聞いてなかった。
学校でのせんせーは、
いつも赤シャツに白衣姿だけど・・・
今日のせんせーはいつもと服装が違ってて・・・
しかも、ソレがモデル顔負けくらいに
決まってて・・・
「・・・・///」
思わず、
何も言えずに固まったしまった。
そしたら、
せんせーがこっちを見て・・・
「ゆい。
私服姿も可愛いじゃねーか」
なんて、言うから、
これが赤面せずにいられますか??
「せ、せんせ・・・///」
「キャーーー!!
熱いわね~!!///
もう羨ましいわ~///」
「ゆいがっ!
ゆいが、晋助くんの様な男に気に入ってもらえるなんてっ・・・!」
「・・・・。」
お父さんとお母さんは
そう言いながらギャァギャァ叫んでる。
「ゆいっ。
今日は晩御飯、あんたの分は残しとかないから!」
「は?」
「明日の朝には帰ってくるのよ?きゃっ///」
「ついにっ・・・!ついに、ゆいが、大人を階段を登って、他の男のものになるのかっ・・・!父親としては複雑な心境だがっ・・・相手が晋助くんなら、悔いはないっ・・・!」
歳も考えずきゃぁきゃぁ言ってるお母さんと、
涙を流し始めるお父さん。
「いってらっしゃい~!!」
「いってらっしゃい~!!」
大手を振って、
見送られた私達。
車に乗る途中、
せんせーがククッ・・・と笑い出す。
「ククッ・・・ほんっとおもしれーよな、
ゆいん両親。」
「い、言わないでください・・・」
ほんと恥かしくて顔から火が出そう・・・。
私はせんせーに促されて助手席へ。
そしてせんせーも運転席の乗り込む。
「さて・・・
お前ェん親のご期待に応えて、
今日は朝までコースでいこうかァ、ゆい?」
「はいっ・・・?!!///」
助手席の私を見て、
せんせーがそう言った。
「お前ん両親は、
俺にお前を抱いて欲しいみてェだかんなァ?
どうするよ?」
「ど、どどどどうって!!」
「プッ・・・
冗談だ。
お前ェが嫌がるならしねーっつったろ?」
「・・・・!」
「・・・ベルト、しとけよ?」
せんせーはそう言うと、
車を発進させた。
私は急いでベルトを締めた。
***********
「せんせー、
MDとかあります?音楽聴きたいです。」
「あるぜ?
そこん中。」
せんせーの運転中、
私はそう話しかける。
すると、せんせーは、
車の真ん中を指さしてそう言う。
私はその中を開けて、
MDを取り出す。
「・・・・って、コレ・・・
クラシックですか?!」
「?あぁ、そうだが?」
「ほ、ほかの音楽はないんですか?」
「例えば?」
「大●愛とか、ORAN●E RANGEとか・・・。」
「あ?
んなモンねーよ」
「えぇーーーー?!!!」
「うっせーな。
俺ァ、音楽は基本クラシックしか聞かねー主義なんだよ。
「・・・・!!!
まっ、マジですかっ!!
せっかく、音楽聴いてテンション上げようと思ったのにぃーー!」
「だったら自分で持って来りゃいーだろーが。」
「えっ。
いいんですか?」
「あぁ。
俺、ココ使わねーし、
今度MD持ってきてココ入れときな」
「ありがとうございます!
やった~!」
私はそう言いながら、
どのMD持って来ようかな、なんて、
自分の家にあるMDを想像しながら、考えてた。
そんな私を、
せんせーがすっごい愛しそうな目て見てるとも
知らずに。
「ククッ・・・
そんなに音楽聴きてーのかァ?」
「せんせーも、
聴いたら分かりますよ!大●愛とORANGE RAN●Eの素晴らしさが!」
「へぇ。
そりゃぁ、聴いてみてーなァ」
「はい!
すっごい盛り上がりますから!」
「ククッ・・・。
俺ァ、お前と盛り上がるなら、音楽じゃなくて、
ベットの上で盛り上がりてェがなァ」
「・・・・!!///
そ、そういう変態発言はやめてください!」
全くもう・・・///
恥かしくて、
窓の方に顔をやると、外の景色が見える。
「わ~!
すっごいいい景色~!」
目の前には海が見える。
春の日差しで水面がキラキラしてて、
車の窓を開けてるため、
さわやかな風が身体に当たり、心地良い。
「せんせー!!
すっごい景色いいですよ!」
「あぁ、分かってる。
つーか、あんま乗り出すと危ねーぞ?」
せんせーは窓に手を置いて、頬杖をつきながら、そう言う。
でも
せんせーもなんだか上機嫌だ。
***********
「うわ~!!
キレイ~!」
水族館に着き、
アーチ型になってる水槽にビックリする。
「すごい幻想的・・・
ねぇ!せんせ・・・
“『きゃー!!///
あのっ・・・!よかったら私たちと写真とって下さい!///』”
“『一緒に回りませんか?!///』”
“『モデルさんかなにかですかっ?!///
サインくださいっ!///』”
パッと後ろを振り向くと、
そこには、高杉せんせーに群がる女子の姿が。
キャーキャーと奇声を上げて、
せんせーにそんな事を言っている。
「なっ・・・・!!」
その姿に愕然。
「ちょ!せんせー!
何してるんですかっ!!!」
私は必死に女子の群れの中から
せんせーを引っ張り出して、別の場所へと移動する。
向こうでは、女子たちが「待って~!」とか「なにあの子~!」とか言ってるけど、無視無視。
「はぁっ、はぁっ・・・!
さ、さっきのアレ、なんなんですか?」
「さぁ・・・?
知んねーよ。女どもが勝手に寄ってきただけだ。」
そういうせんせーは至って平然としている。
こういう事はよくあるのだろうか・・・?
銀魂高校では色々恐れられてるせんせーであるけど、
そのルックスだけ見れば、
モデル顔負けなわけで・・・
まぁ女子が寄ってくるのも分からなくもない。
(まぁ、せんせーの本性知ったら、そんな女子も寄ってこなくなるだろーけど)
「なんだ?
嫉妬してんのか?」
「は・・・?」
なにも言わず黙ってたら、
なにを勘違いしたのか、私の顔を覗き込みながら、
せんせーはそう言った。
「嫉妬たァ、可愛いトコもあんじゃねーか。」
「ち、違・・・
「だが、安心しな。
俺はお前ェしか見えてねーからよォ、ククッ・・・」
「・・・!!///」
めちゃめちゃ楽しそうに
そう言って笑うせんせー。
「違うって!!!///
私はただ・・・!!」
「あぁ、はいはい・・・」
「ちょ!聞いてます!」
「次、こっち行こうぜ?」
「人の話し聞けーーー!!!」
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