保健医の高杉せんせー
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キーンコーンカーンコーン・・・
ガラッ!!!!!
授業の始まりを告げるチャイムと同時に、
ものすごい勢いでドアが開いた。
その瞬間、
ダラダラグダグダしている3年Z組銀ちゃん先生のクラスの空気が変わった。
「・・・授業を始める。
さっさと席に着きやがれ、ガキども」
放たれたその言葉と共に、
生徒が一瞬のウチに自分の席へとつく。
普段なら、ちょっとやそっとの事じゃ動じない3Zも、こればかりは危機感を感じたようだ。
「・・・教科書の○○ページを開け。」
そう気だるそうに言いながら、
教壇で教師らしからぬオーラを放って
いる人物。
そう。
それは高杉せんせーだ。
え?
なんで保健の先生である高杉せんせーが教室に来て授業をしているかって?
なぜなら、
今日のこの時間は保健体育の授業。
それで、
保健の先生である高杉せんせーが
授業に来ているっていうわけ。
まぁ、
それはいいんだけど・・・
「男の身体はピーとピーとピーがあるのに対し、女の身体はピーとピーとピーからなる。」
「男は性的興奮によりピーがピーになり、胎児の元となるピーをピーする。
女のピーにピーを挿入し、ピーすることをピーといい、女の体内に入り込んだピーはピーを通り、移動する。その時、女のピーはピーへと移動し、ピーでこの二つが出会い、一つになる。この事をピーという」
せんせーはただ、
保健体育の教科書に沿って、授業をしているだけ。
なんだけど・・・
とんでもなく恥かしいんですけどぉおおおおおおおお!!!!!!!
これをおばさんの保健のせんせーとかが言うなら、なんとも思わないけどっ・・・
ただでさえ、
妖しい色気が半端ないせんせーなのに・・・っ、
『性』についてとか、喋られると・・・
こっちが変な気持ちになってくるわぁぁぁ!!!
(当の本人は恥かしがる様子もなく、淡々と喋ってるけど)
女子生徒はみんな顔真っ赤にして聞いてるし!
「次は避妊について説明する。
ゆい。」
「・・・?!
わ、私?!」
突然せんせーが私を名指しするからビックリした。
「避妊具の使い方を説明してみろ。」
「・・・・?!!!
はぃいいいいい?!!!!!」
「なんだ?答えられねーのかァ?
毎晩、俺が使うの見てんじゃねーか。」
「ちょっとぉおおおおお?!!!ソレ、なんの話ィイイイイイ!!!!?」
「あ?
俺の夢の中の話しだが?」
「知らねーよ!!
みんな誤解するでしょーが!!ほらっ、見てください!!みんなが超不審な顔で見てますよ?!!!」
せんせーの爆弾発言で、
みんなが(特に女子)この世のものとは思えないものを見る目で見てる!
キーンコーンカーンコーン・・・
私がせんせーに訂正を訴えかけている間に、
授業の終わりを告げるチャイムが。
「授業はこれで終めーだ。」
「ちょっと?!
聞いてます?!せんせー!」
「あぁ、ゆいは、
今日の授業、まだ理解できてねーよーだから、
放課後個別レッスンな、実演で。」
「はぁぁぁぁぁああああああ?!!!!」
「全く面倒見のいい先生でよかったなァ。ゆいちゃんよォ。
これで性教育のおべんきょーはバッチリだぜ?
ククッ・・・」
「んな面倒見の良さいらねーよ!!!
つーか、怖えーよ!!この人!!」
「怖がる必要なんてねーさ。
優しい先生が手とり足とり腰とり
教えてやるつってんだ。
今日の放課後、保健室で待ってるからな。
逃げんじゃねーぞ。」
「いや、それのどこが優しいの??!!
脅迫だよね?!ソレ!!」
せんせーはそう言い残すと、
満足げに教室から出て行った。
その後、
一人の生徒が私の肩に手を置いて・・・
“グジョブ”とだけ言った。
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