保健医の高杉せんせー
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<高杉side>
行きとは違って、
帰りの車の中でのゆいはやたら大人しかった。
まぁ、疲れたんだろーな。
ゆいの家の近くまで来て、
車を停める。
「おい、ゆい。
着い・・・
そう言い掛けて、
ゆいを見ると、
寝ていた。
スースーと寝息を立てて・・・
「ったく、
んなカッコで寝てたら風邪引くぞ?」
そう言うがいっこうに起きない。
「チッ・・・」
俺は自分の上着を脱ぐと、
ゆいの上にかぶせる。
その時・・・
「ん・・・せん、せ・・・」
「・・・!!」
ゆいの口からふいに零れた寝言。
せんせーって・・・
俺ん事・・・か?
ゆいを見ると、
夕日に染まって白い肌が浮きだって見えた。
ゆいが愛おしい・・・
その寝顔に、
心締め付けられるようなどうしようもない
気持ちが湧き上がってきて・・・
そのほんのり赤い頬も、
ゆれる睫毛も、
ぷっくりとした唇も・・・
なにもかもが愛おしくて溜まらなくて・・・
・・・キス、くれーならいい・・・よな?
ゆいの頬に手を伸ばし、
その感触を確かめると、
そっと触れるだけのキスをした。
ちゅっ・・・
もっとしてたかったけど・・・
ゆいが起きるといけねーから、
すぐに離した。
ヤベー・・・
ゆいの唇・・・
すっげー柔らかくて気持ちよかった・・・
湧き上がる喜びをかみ殺しながら、
自分の唇に指で触れていると・・・
「ん・・・・
あれ?せんせー・・・?」
「・・・!
ゆい。起きたか。」
##name1#は目を覚ましたらしく、
あたりをキョロキョロと見渡している。
今・・・
俺がキスしたことバレてねーよな・・・?
「もう家着いたんですか?」
「あぁ。
そしたら、お前ェ寝てやがるから。
起こすに起こせねーし・・・」
「そうだったんですか・・・」
そういいながら、
のんきに伸びをしているゆい。
どうやらバレてねーよーだ。
「あ!コレ・・・
貸してくれたんですね?
ありがとうございます。」
俺の上着を見て、
ゆいはそう言う。
そういや、上着ゆいにかけたんだっけ?
「あぁ。
別に構わねーよ。」
「それと・・・
今日は、本当にありがとうございました!
なんかいっぱい服買ってもらって・・・おいしいフレンチに連れてってもらって・・・
あと、このネックレスまで・・・
なんかたかっちゃったみたいで・・・」
そう言って、
##name1#はネックレスに触れる。
「言ったろ?
俺ァ、自分がしたくてしてるだけだ。
気にすんな。」
今ん俺は、金の事なんかどうでもよくて・・・
それより、
さっきっからゆいの唇に目がいってしゃーねェ。
「あ、ありがとうございます。
じゃぁ、私はこれで・・・
また学校で・・・」
「あぁ。
気をつけて帰れよ?」
「いや、家、そこに見えてますし・・・」
そう言って、
ゆいが車を降りて、
家の玄関に入っていくのを見届けると、
俺は車を発進させた・・・。
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