保健医の高杉せんせー
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「む、むむむ無理です!!!
やめましょう!!せんせー!!」
「あ?なにが無理なんだ?」
今、
私達は、超高級ブティックの前に来ている。
ちょっと前、
保健室で、「新しい服欲しい」って話しをちょっともらしたら、せんせーが「一緒に見に行ってやる」って言ってくれて・・・
それで今日、
一緒に出かけることになったんだけど・・・
「だって、
こここんなトコで買い物できるお金なんて持ってきてませんよ?!私・・・っ」
私が買う服なんて、
何千円のものを、バーゲンで何割引かで買ってるわけで・・・
こんな
床大理石で、上シャンデリアがあるような
超超大人な雰囲気のブティックなんて、
高校生のおこづかいでは、
逆立ちしても買えませんよ・・・!!!
「あ?
なに言ってんだ。
誰がお前に買わせるつったよ」
「は?」
「まさかお前ェ、俺がただお前の服見についてきただけだと思ってんか?
この俺がんなダセー真似するかよ。
服は俺が買ってやる。だから黙ってついて来い」
「・・・・?!!!!
そ、そそそそそんなの悪いですよ!!!」
「あ?
んでだよ?」
「だ、だって、
そんなの、なんか、お金目的でたかってるみたいだし・・・っ!」
「俺がただお前ェにプレゼントしたくて、やってんだよ。ガタガタ言うな。」
「・・・・!!」
「俺ァ・・・ただ・・・
お前ェの喜ぶ顔が見てェだけだ。
だから・・・もし俺に悪ィとか思ってんなら、
んな困った顔すんじゃなくて、笑顔でいろ。」
「・・・・!!///
わ、わかり、まし・・・た・・・///」
「そうやって、最初っから素直にしてりゃいーんだ。
行くぞ。」
「・・・!」
せんせーは私の頭の上にポンと手を置いて、
撫でると、
私の手を掴んで店に入っていった。
*************
「高杉様、ご来店お待ちしておりました。」
店に入ると、
お店の人にそう言われた。
見るからに、
せんせーはここに来るのが初めてじゃないご様子・・・。
女性物のブティックなのに・・・
やっぱ、
今まで付き合った人ともここに来てたりするのかな・・・?
ていうか、そもそも、
私達、付き合ったりしてるわけじゃないんだから、今も他の女の人とここに来たりしてるのかも・・・。
じゃぁ、
私もその中の一人ってこと・・・?
「おい・・・!
ゆい・・・!」
「・・・・!!
は、はい・・・!」
「・・・なにボーとしてんだ?」
「い、いえ、なんでもありません!」
その後・・・
値札にゼロがいっぱい着いているような
服を、いっぱい試着して・・・
せんせーはそれを見るたびに、
"すげー可愛い”って言ってくれて、
値段も見ずに
ポンポン買っちゃう。
「次はどこにする?」
「えぇ?!
ま、まだ行く気ですか?!
も、もういいですよ!こんなに買ってもらったし・・・!」
「あ?
女ってのは、買い物好きだろ?」
「そ、そりゃ、好きですけど・・・」
「ならいーじゃねーか。」
「えぇ?!」
色んなお店に行って、
その度に、紙袋何個分の買い物をしてお店を出る。
「腹へってねーか?」
「空きました。」
「なら、どっか食いに行こうぜ?」
散々買い物をした後、
せんせーはそう行って、車を走らせる。
****************
連れて来られたのは、
これまた高級そうなフレンチレストラン。
「いらっしゃいませ、高杉様。
いつもご贔屓にして頂き、誠にありがとうございます。」
またしても、
お店の人がせんせーの事を“高杉様”と名指しで呼ぶ。
どこに行っても“高杉様”“高杉様”って、
せんせーは常連みたいで・・・
ほんと、せんせーって何者・・・
「気に入ったか?この店。」
せんせーは私にそう話しかける。
「そ、そりゃもう・・・っ。
スゴすぎです・・・っ」
「ククッ・・・そりゃ良かった・・・。
ココ、俺も気に入っててなァ、
夜になると、夜景も綺麗なんだぜ?」
「あ~そうでしょうね~。
すっごい見晴らしいいですもんね~」
「また連れてきてやるよ。
次は夜にな。」
“また”なんて言葉をせんせーはサラッと使うけど、どこまで本気なんだろう?
とか思いながらも、
こんなオシャレなお店で夜景を見ながら、
せんせーと過ごせるなんて、
大人の女性ってズルい!なんて思ったりもした。
それから次々出された料理は、
死ぬほどおいしくて、
こんなおいしい料理初めて食べたって感じで、
いちいち「おいしい!」「おいしい!」って
嘆きながら食べてたら、
せんせーは面白そうに私を見て微笑んでた。
ご飯を食べた後、
車に乗り込む私達。
「おぃ、##naname1##、
後ろ向け。」
「え?
な、なんですか・・・?」
「・・・んな警戒すんな。
なんも変な事しねーよ」
そう言いながら、
せんせーは袋の中からちっちゃい箱を取り出し、
パカッと開けると、
箱の中から、
ネックレスを取り出した。
「・・・!
ソレ、どうしたんですか?」
「・・・お前がさっき、
店で試着してる間に買った。」
「そ、そうだったんですか。」
「オラ、後ろ向け」
せんせーにそう言われ、
私は素直にせんせーに背中を向ける。
せんせーの手が伸びてきて、
私の髪の毛を前へと流す。
その仕草だけでも、
せんせーがやると、やたらと艶かしくて・・・
ドキドキする・・・///
せんせーの手が私の胸のほうに来て、
ネックレスを宛がわれると、
肌にひんやりとした感触が残る。
カチッと音がして、
せんせーが後ろでネックレスを留めるのが分かった。
な、なんか、
せんせーと至近距離すぎて恥かしい・・・///
「こっち向きな?」
せんせーが静かにそう言って、
私はせんせーの方を向く。
「似合ってんぜ?」
「・・・!!///」
恋愛ドラマでもイマドキ言わなさそうなセリフをせんせーはなんの躊躇もなく言えちゃって・・・
しかも、それがすっごく様になってて・・・
こんな高そうな、
大人っぽいネックレスが私みたいなガキに似合うわけないのに、
本当に似合ってるみたいに言ってくれるせんせー。
さ、さっきっから、
刺さるようなせんせーの視線が・・・っ///
「これから・・・
俺とのデートん時は、ソレして来いよ・・・?」
なんて、
耳元で言われる。
「は、はい・・・///」
私も私で、
そんなせんせーのセリフに素直に“はい”なんて
言っちゃってて・・・
デートだからって、舞い上がって、
頭おかしくなったんじゃないかって
自分でも思う。
ほんとどうしたんだ私・・・
でもなぜか・・・
そんな自分が嫌いになれない・・・
.