保健医の高杉せんせー
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どうしてこうなった。
今日は、健康診断の日。
保健委員の私は(やらないって言ったのに!)
健康診断のお手伝いをしなくてはならなかった。
その仕事が忙しく、
ついつい自分の健康診断のことを忘れてた。
「あれ?まだ健康診断受けてないの?」
「え、あ、うん。
仕事忙しくて・・・つい・・・」
当番で、一緒になった別のクラスの保健委員の子
が突然そう言ってきた。
「私、もう受けてきたよ?」
「えっ、マジ?!」
「うん。
当番の合間に・・・。」
「そうなんだ・・・」
「水島さんも、早く受けに行きなよ!」
「わ、分かった!
行ってくる!」
そう言って、
私は自分の健康診断に行くことに。
そこまではいいんだけど・・・
「次の人~」
そう呼ばれて、
お医者さんの待つ個別ブースに入っていったら、
「ん?ゆいじゃねーか。」
そこに座っていたのは高杉せんせー。
・・・・・・。
「すみませぇええええええん!!!!
チェンジお願いしまぁぁぁぁぁーーす!!!」
「おい待て。
どういう意味だコラ」
くるっと夷を返して帰ろうとした私の
首根っこを瞬時に捕まれ、睨まれる。
「いや、おかしいでしょ!!!
なんで高杉せんせーがソコに座ってんの?!
お医者さんじゃないと、診れないじゃないですか!」
「心配すんな。俺ァ、医師免許持ってる。」
「えぇ?!!
に、にしても、女子だったら、女医の先生が診るでしょ、ふつー・・・!」
「他の医者ならもう帰った。
つーか、あと健康診断受けてねーのお前だけだ」
「えぇ?!!!」
そうだったんだ・・・はづかし・・・とか
思ってたら、急に高杉せんせーの顔が近づいてきて・・・
「・・・?!」
「お前がまだ受けてね~っつーの聞いて、
この俺が直々に診てやるつってんだぜ?
あり難く思うんだな・・ククッ・・・」
と、
耳元で囁くように・・・
めちゃめちゃ妖しく色っぽい声で言われました。
「・・・・あの~、
ぜんっ、ぜん有難みを感じないんですが・・・
むしろ、悪寒しかしないんですが~」
「ククッ?
なんだァ?俺はただ診てやるっつっただけだぜ?
“医者”として。
それを、ナニと勘違いしたんだァ?ゆいちゃんよォ」
「・・・・!?!!!///
はいっ?!!///
そっちこそ、なんのこと言ってるんですか?!///
私はただ・・・!」
「オラ。暴れんな。
診れねーだろーが。」
「って!無視?!!!」
せんせーはそう言いながら、
聴診器を耳に当てる。
「じゃ、まず上の服上げろ」
「は・・・・はぁ?!!!」
「・・・なに驚いてんだ。
健康診断の時、いつもやってんだろ?」
本当は嫌だと言いたい。
でも、そんな事言ったら、
意識してる、とかまた言われそう。
せんせーからしてみれば、
私なんて、ただの一生徒としか思ってないわけだから、
ブラウスの裾ちょっと上げたくらいどーってことなくて・・・
なのに、
私の方が、ブラウスの裾上げるの嫌だなんて言いたくない。
そう思って、
私はしぶしぶブラウスを少し上に上げる。
「っ・・・・!!///」
思わず「きゃっ///」て言いそうになった。
だって、
私がブラウスの裾を上げた途端、
何の前触れもなく、先生の手が私のブラウスの中に入ってきたから・・・
胸に聴診器を当てて、その場所を移動するたびに、せんせーの手が私のブラウスの中で動いて・・・
ドクンッ!ドクンッ!
と心臓の音がうるさくい・・・
やたら心音が大きいとか、早いとか、
言われたらどうしよう!
とか、
意識してる!ってバレるんじゃないか、とか、
色々考えて、
頭がぐちゃぐちゃになる。
「・・・・異常ねーな。」
せんせーはそう言いながら、
私のブラウスの中からスッと手を引くと、
何事もなかったかのように、イスを引いて、
机にある私の健康診断書に異常なしと書く。
そういう仕草も、
なんだかサマになってるなぁ・・・
なんて思ってたら、またイスを押して、
私の方に近づいてきたから緊張で身体が強張る。
「次、血圧測るから腕出せ。」
「はい。」
わたしが腕を出すと、
せんせーは、血圧を測る機械を腕に巻いた。
ちらっとせんせーの方を見ると、
その表情はいつになく真剣で・・・
昨日せんせーに抱き締められたことを思い出す。
き、昨日の今日でコレはなんか気まずい・・・!///
なんだったんだろ、アレ・・・。
って!
なんで私がせんせーなんかのためにそんな事考えなくちゃいけないんだ!
やめやめ!
つーか、せんせーもなんでさっきっから黙ったまんまなの?!
きまづいんですけど!
「そ、そういえば、せんせーって、医師免許持ってるのに、
なんで医者にならなかったんですか?」
「・・・・・。」
「・・・・?」
きまづさから、ふと疑問に思ったことを口にしたら、せんせーが何か言いたそうな顔をしたので、
不思議に思ってせんせーの顔を見たら、せんせーがふっと笑った。
「フッ・・・なんだ。
俺の事がそんなに知りてーのか?」
「・・・・?!!///
だから違いますって!!
ただの興味本位です!!」
「・・・それよりゆい。」
「え?私の質問、スルー?!」
「この後、メシでも食いに行かね?」
「はっ・・・?!
な、なんで、私がせんせーとご飯食べに行かなきゃなんないんですかっ!
お断りします!」
「ククッ。
俺の誘いを即答で断るたァおもしれー女。」
「どんだけ自意識過剰なんですか!!
言っときますけど、どんな女でもせんせーの思い通りになると思ったら大間違いですからね!
少なくとも私は思い通りになんてなりませんから!」
「ククッ。
あぁ、そうだな・・・」
「・・・?」
“あぁ、そうだな”って・・・
なんで、ソコで肯定・・・?
「別に取って食おうってんじゃねーんだぜ?」
「・・・せんせーのそういうセリフほど信憑性がないものって、ないと思いますケド?」
「・・・・。
今日行きたかったのは、ウマいって有名なイタリアンだったんだけのだなァ。」
「ピクッ・・・!
い、イタリアン・・・?」
「あぁ。
ついでに、デザートも絶品らしいぜ?」
「ぜ、ぜっぴん・・・?!」
「俺と行きゃ、好きなだけおごってやったのになァ」
「す、好きなだけ・・・?!」
「けど、行かねーならしょーがねーなァ・・・」
「・・・・!!
しょ、しょうがないなぁ!!
ど、どうしてもって言うなら言ってあげてもいい、けどっ?」
.