保健医の高杉せんせー
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「お、終ったーーーー!!」
ぐったりとして机の前に突っ伏す私。
壁にかかった時計にチラッと目を移すと、
もう7時過ぎてる。
外は真っ暗だろうなぁ・・・。
「おぅ、終ったか。
ならさっさと帰る準備しな、
車で送ってやらァ」
「え・・・?」
せんせーはもうそそくさと帰る準備をしてて・・・
車のキー片手に保健室から出ようとしている。
「遅ェ時間だ。外も暗ぇしな。
お前ェん家まで送ってやるっつってんだよ」
「・・・・!」
まさかあのエロ大魔王(本人に言ったら殺される)がそんな事をするなんて・・・
思いもしなくて、
ちょっと反応に困った。
「おら、電気消すぜ?
さっさと出ろ。」
「きゃ!!ほんとに消さないでくださいよ!
てか待って!!」
私はまだ帰る準備が出来てないというのに、容赦なく電気を消すと、
スタスタと歩いていってしまう。
てか、
どんだけ早く帰りたいんだ。
あ。
この後、デートの約束あるとか・・・?
でもだとしたら、
私なんかわざわざ送ったりしないか・・・。
ほんと優しいんだか優しくないんだか・・・
分からないせんせーだ。
******
「わ!
やっぱ真っ暗・・・」
学校の外に出ると、やっぱりあたりは真っ暗。
「おい、こっちだ。」
「あ、は~い」
せんせーと一緒に、
駐車場の方へ向かうと、
一際目立った高級車があった。
せんせーはその車にピッと
キーをかざしてドアを開けた。
「・・・・!!
せ、せんせー、これ、せんせーの車ですか?!」
「あぁ。そうだが?」
せんせーはそれがどーした?
とでも言いたげな顔をしている。
私は、車にそんな詳しくないけど、
でもこの車がめちゃめちゃ高級車っていうのは分かる。
ていうか、
一介の教師がなんでこんな高級車乗れるわけ?!
おかしくない?!
せんせーって一体・・・
「ほら、さっさと乗れ。」
せんせーはそう言って、
助手席のドアを開けると、私に乗れと催促する。
そんなさり気ないせんせーの姿もなんだかサマになってて・・・
せんせーのそんな女性の扱いに、私はお姫様にでもなった気分。
やっぱ、なんだかんだ言って、
せんせーってこういうさり気ない気遣い?慣れてるっていうか・・・(口は悪いけど)
こういうトコが
クラスの男子とは全然違うっていうか、
大人だなぁ・・・
「じゃ、じゃぁ、お言葉に甘えて・・・」
心の中で“失礼しま~す”と言いながら、
生まれてこの方乗ったこともないような高級車に乗る。
うわっ・・・
座席の座り心地ふわふわっ・・・!
めっちゃ高級な匂いする・・・!
中もピカピカッ・・・!
私が乗り込んだのを見て、
助手席のドアを閉めると、
せんせーも運転席に乗り込んだ。
「家までの道のり、
ちゃんと指示しろよ?」
せんせーはそう言いながら、
車を発進させた。
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