ヤンキー神威くん!!
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<神威side>
目が覚めると・・・
目の前には見慣れない天井があった。
目線をずらすと、
点滴が見えて・・・
ここは病院なんだと把握する。
片方の手にぬくもりを感じて・・・
手のほうに視線を向ければ、
ゆいが俺の手を握ったまま、
ベットの横のイスに腰かけて眠っていた。
ずっと・・・
手を握ってくれていたんだろうか・・・?
スースーと規則正しい寝息を立てて
眠るゆいの寝顔が可愛くて・・・
愛おしくて堪らない。
<ゆいside>
「ん・・・」
あれ?
私・・・
いつの間に眠っちゃってたんだろうか?
あれから・・・
気絶した神威を救急車で病院に運んで・・・
治療を受けてまだ目覚めない神威に
付き添ってたら眠っちゃってたんだ・・・。
今何時だろう・・・
てか、あれ・・・?
なんか視界に・・・・
「・・・なにしてんの?
神威。」
「あらら、ゆい。
起きちゃったの?せっかくイイところだったのに♪」
目の前には神威のドアップ。
唇がもう重なろうかという距離。
「なにがイイところだ。
病人がなにしてんだ」
「ゆいがいけないんだよ?
あんまりにも可愛い顔で寝てるから、
ついムラムラしちゃって♪」
「?!///
病院でそういうこと言うな!」
私はそう言って、
神威に枕を投げる。
「イテテテ・・・
俺、仮にもケガ人だよ。
その態度はヒドいよ」
「ケガ人なら、ケガ人らしくしろ!」
「・・・・ゆい。
今までずっと付き添っててくれたんだね。
ありがとう」
「・・・!
わ、わたしの方こそ・・・
神威がほんとにわたしとの約束、
守ってくれるだなんて思わなかった・・・。
ありがとう・・・」
「ゆい・・・」
「・・・///」
な、なんか・・・
神威がイケメンだってことは、
前から分かってたけど・・・
好きだって自覚した途端、
神威の、オレンジ色の髪も、
青い瞳も、白い肌も・・・
なにもかもがめちゃくちゃ格好良く見えるっ・・・///
キラキラまぶしいっっ・・///
目、合わせらんないっっ・・・///
「?ゆい?
どうしたの?」
「っ・・・///」
首を傾けて、〝ん?”なんて、
私を見つめる仕草も、
格好良く見えて…
かぁぁって、顔に血がのぼって、
赤くなるのが自分でも分かる。
「あれ?
なんか顔赤くない?
もしかして、熱あるんじゃっ…」
「っっ…//////」
その時私はどんな顔をしてたんだろう。
神威は私の顔を見るなり、
動きを止めて
ものすごく驚いた顔をしてて…
よっぽど恥ずかしい顔してたんだと思う。
「ごっ、ごめんっ…
私、売店で飲み物でも買って来…っ
きゃっ?!//」
私の気持ち、神威に全部見抜かれそうで…
恥ずかしくて溜まらなくて、
その場から逃げようとしたら、
突然神威に抱きしめられた。
「かっ…?!///かむっ…///
「好きだ。」
「?!///」
「好きだ、ゆい…。」
「どうしようもないくらいに好きなんだ…」
そういう神威の声は…
いつもの飄々としたのと全然違う、
低くくて…
切ないくらいに真剣なものだった。
「神威…///」
神威のいい匂いがする。
ドクンドクンと神威の鼓動が聞こえる。
その全てが愛おしくて…
涙が出そうだった。
「ゆいは…?
ゆいは…俺のこと…どう思ってるの?」
私から身体を離すと、
神威は私の頬に手で触れながらそう言った。
その声が…
その表情が死ぬほど優しくて…
ドキドキが止まらない。
「ゆいの口から聞きたい…」
「っ…///」
神威の綺麗すぎる顔が息がかかりそうなくらいに近くにあって…
私を逃さまいとするように、
瞳を見つめられる。
「わ、私は…///」
「うん…」
恥ずかしい。
死ぬほど恥ずかしい。
自分の気持ちを相手に伝えるってなんて恥ずかしいんだろう。
だけど、今、
目の前の神威がものすごく嬉しそうな顔で、私の言葉を待っていてくれて…
ちゃんと私の想いを伝えたい…
そう思った。
「す……///」
「…!///
す…?」
「す…っ///
すすすすすすす………///
~っっっ///やっぱり無理っ…!///
忘れてっ、今のナシっ…///」
「えぇっ?!」
私がそう言うと、
あからさまにショックを受ける神威。
「そ、そんなぁ~」
「……。
いっ、言えるわけないでしょっ…///
ヤンキーで不良でケンカ馬鹿な神威が好きだなんて…///」
「………!!!!!///
ゆい…!今っ……!」
「いっ、言ってないからね?!///
私、なんにも言ってなっ…きゃっ…///」
「俺も好きだよ…
ゆいの全てが、大好きだ…」
「っ…///」
強く抱きしめ、そう言われたかと思えば、
身体を離され、
神威の顔が近づいてくる。
私は自然と目を閉じる。
「んっ…///」
優しく優しく…
触れるだけのキスをして、
ちゅっ…と唇が離れる。
「ゆい…。」
「っ……//////」
目を開ければ、青い瞳と目が合って…
あまりに熱い視線に身体中が、かぁっと熱くなった。
「神威…///んっ…///」
青い瞳に吸い込まれそうになっていたら、また唇が重なった。
今度は、深く濃厚なキス。
くちゅっ…ちゅっ…
ちゅくっ…ちゅっ…
唾液を交換する音が室内に響き渡り、
やたらと艶めかしい。
何度も何度も角度を変えて、
口内を隈無く神威の舌が這う。
「んっ…んぅっ…神威っ…
きゃっ?!///」
突然腕を勢いよく引っ張られたかと思うと…
ドサッ…ぎしっ…
ベッドへと押し倒され、
私に覆い被さるように神威が跨がった。
えっ…
えぇぇぇぇーー?!!!!
「ちょっ…待っ…!
えっ、ま、まさか、すっ、する気…?!」
「うん♪」
「うんっ♪て…そんなさわやかに言われても…こ、ここ病院!
てかあんた、ケガ人でしょうが!」
「あぁ、大丈夫大丈夫。
股間の方はめちゃくちゃ元気ダカラ。
ゆいが可愛いすぎて、さっきからギンギンで…」
「そんな心配してない!!///」
「ねぇ…いいデショ…?」
「っ…!/////」
「お願い…ゆい…。
我慢できない…」
綺麗な顔をフル活用して色香たっぷりにそんなことを言ってくる神威。
「甘く溶け合って、二人で天国に行こうよ…」
「っ…///」
私の指に、
神威の指が絡まって…
顔が近づいてくる。
そしたら…
「だんちょ~~!!!」
三羽ガラスの一人、云業さんが、
勢いよく泣きながら入ってきた。
「あ。」
「っ?!///」
ベッドにいる私たちをみて、
まずったとばかりの顔をする云業さん。
「すまねぇ!!団長!!
わざとじゃねぇんだ!!」
「…お前は後で殺してやるから、
とりあえず出て行ってくんない?
俺は早くこのマタノオロチを鎮めたいんだけど♪」
「っ…、たく…
ボコボコにやられて、少しは大人しくなるかと思えば…
入院初っぱなから女とヤッてるとは…」
あきれ顔で入ってきたのは、
阿伏兎さん。
「阿伏兎さん!助けて!」
「助けてってひどいなぁー。
それじゃまるで俺が悪いことしてるみたいじゃないか」
「いやしてますよね?!完全に」
「とにかく団長、もうすぐ医者が来るから退いた方がいいぜ?」
「チッ…!」
神威も不本意そうながらも、私なら退いてくれた。
た、助かったー。
にしても、
神威が意識を失った時にはどうなるかと思ったけど…
元気そうで本当によかった…
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