ヤンキー神威くん!!
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通された部屋は、
これぞ男の部屋っていう、
殺風景で無造作なものだった。
そういえば、神威って
春雨社社長Jr.なんだよね?
…のわりには、アパートはかなり古い安アパートって感じだし、
部屋の雰囲気からして、質素な生活っぽい…
「神威って、なんでここで一人暮らししてるの?
春雨社社長の息子ならものすごい豪華な家がありそうなのに…」
「まぁ色々あって親父とケンカしてね…家出したんだ。」
「…!」
「まぁこの生活もなかなか気に入ってるけどね。」
「そう…そ…なんだ……って!
ここで脱がないでよ!」
神威は、
私の目の前で濡れた制服を脱ぎ始めたのでギョッとして目をそらす。
「だってここしか俺ん部屋ないし。
あ、もう風呂沸いたんじゃないかな?
早く入っておいでよ。風邪ひいちゃうよ?」
神威は〝うちバスタオルないからこれで我慢してくれる?”と言いながらハンドタオルを渡してきた。
「~~・・・///
じゃ、じゃぁ、お風呂、お借りします・・・」
身体がどんどん冷えて、
このままじゃホントに風邪を引きそうな感じだったので、
しょうがなく、お風呂を借ることにした。
脱衣所で、水浸しになった制服を脱いで、
お風呂場に行く。
身体を洗って浴槽に浸かると、
シーン・・・と静まり返る。
他人の家のお風呂に入るのなんて、
実は初めての私。
し、しかも、
一人暮らしの男の子のお風呂を借りるなんて・・・///
それもまた、か、神威の・・・///
なんだか
エライことになってしまった・・・
大丈夫だよね?コレ。
このまま無事帰れるよね?私・・・。
「ゆい~!
着替え置いとくからね~!」
「ひゃひっ?!!///」
湯船につかってそんなことを考えていると、
風呂場のドアの向こうから、
そんな神威の声がしてビックリした。
そ、そういえば、
着てきた制服水浸しで着れないじゃん・・・
「あ、ありがとうっ・・・///」
当たり前だけど今、
素っ裸な私。
神威はドアの向こうで、見られるわけもないのに、
ドキドキして身体を手で隠す。
ほ、ほんとにコレ・・・
大丈夫だよね・・・?///
****
「お、お風呂、ありがとう・・・///」
「あったまった?」
「う、うん」
「あ、ドライヤー、これね?
じゃぁ俺も入ってくるとするかな~♪」
神威に用意された服を着て、
部屋へと入る。
おそらくは神威の服だろう。
神威の匂いがして、ドキドキする。
なんか、初めてのことすぎて、
ドキドキが止まらない私とは裏腹に、
神威は女の子を家にあげることなんて
よくあるのだろう。
なんとも思ってない感じで、
私と入れ替わりにお風呂場へと向かった。
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