ヤンキー神威くん!!
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それから、
私は神威と一緒に学校に行くことになってしまった。
「なんか制服着て一緒に登校っていいよね…。
学生結婚って、こんな感じなのかな。」
「……。
門の前までだからね!
それからは別々に校舎入るから!」
なんか夢を馳せるみたいにそう言う神威をスルーして、
離れて歩いた。
「つれないなぁ~。
同じベッドで寝た仲じゃないっ♪」
「?!///
ちょっ!!
変なこと言わないでくれる?!
あれはあんたが勝手に潜り込んできたんでしょうが!」
「正直、あの据え膳状態でよく手を出さなかったなって、自分を自分で褒めてあげたいよ…。
感謝してよね?俺の理性に。」
「……。
いや、知らねーよ!!」
「ねー。
手、繋ごうよっ♪」
「?!」
とか言ってる時にはすでに手は繋がれてて…、
私はもちろん、
男の人と手を繋ぐなんて初めてで、
私とは違う大きくて骨張った手にドキドキしてる。
「ちょっ!!
離してよ!」
「やーだっ」
そういって、
強く握られて…、
とてもじゃないけど、神威の怪力目の前にして、振りほどけない。
「ねー、
神威ー」
「手だったら、
離さないよ?」
「…いや、そうじゃなくて…、
さっきお母さんに言ったこと…」
「ん?」
「神威って、
東大行こうとしてたんだ…。
なんか意外だったな。」
神威がめちゃめちゃ頭いいのは知ってたけど、
不良だし、大学すら行かないのかなって、勝手に思ってた。
「あぁ。
アレ?
ゆいのお母さんに聞かれて、
ふと思いついたんだよね~」
「えぇ?!
思いついたって…」
「学校のセンコーにも、東大目指せって言われてたんだけど、俺、大学なんて全然興味なくてサ…」
「……」
「ケンカしてる方がずっと楽しいし。
でも、ゆいとの将来考えたら、
大学行かないとだめじゃんって、思ったんだよね…」
え?
わ、私との将来…?
そう言う神威の表情はやたらと真剣で…、
目が離せなくなる。
「春雨社って知ってる?」
「うん。そりゃ…。
誰もが知ってる超大手会社だもん」
「アレ、
親父の会社なんだよね」
「えっ………、
えぇぇぇぇぇぇ?!!」
「親父が継げ継げって、うるさくてサ。親父の会社継ぐなんて、絶対嫌だと思ってたけど、
ふつーに大学出てリーマンするのは性に合わないし…」
いや、
待って?
さっきから、神威は、なんの話ししてんの?
「だからさ…、」
私は、大学受験の話しをしただけだよ?
「俺が会社継いだら、
俺と結婚してくれる?」