爆豪告白大作戦
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私と出久は公園のブランコに腰を掛けた。
「敵って……みんなと木椰のショッピングモールに行った時に?」
「うん。麗日さんと逸れた時に……USJのあの……死柄木が」
クラスの大半のメンバーで行ったのにも関わらず、お茶子ちゃんと二人になったのかについては言及しないでおいてあげよう。
「死柄木……って言うと、あの手いっぱいつけてた首謀者格?」
「うん」
「出久を狙ったの?」
「いや…偶然会ったって口ぶりだった。それに……連合はヒーロー殺しと関係があったみたいだった」
「ヒーロー殺しと⁉」
保須の脳無はやっぱり無関係じゃなかったんだな。
「うん、もっと引き留めることができたら、よかったんだけど……」
「でも、出久が無事でよかったよ」
「ありがとう。それにしても奏ちゃん今日はどうして来なかったの? いや、来なくてよかったんだけど」
「あー……買うものなかったしねぇ……勝己、行かないって言ってたし、なんとなく」
「――かっちゃんと何かあった?」
「へ⁉ いや、その……」
「何かあったんだね……」
出久は何かを察したような顔をした。出久には何もかもお見通しってことかい。
「――今日ね、昼間。勝己が私の部屋に来て……その、何かいつもと違う?感じで……」
「へぇ……」
「昔から勝己の考えてること大体わかってたんだよ。でも――なんか、最近、勝己の考えてることがよくわかんなくて」
怒るだろうな、とか機嫌は悪くないなとかはわかる。でも、今日のあれはそういう簡単な感じじゃない気がした。
「奏ちゃん……だ、大丈夫‼ 大丈夫だよ‼」
出久がブランコからスクっと立ち上がった。
「大丈夫、きっとかっちゃん、期末試験があったから色々考えることがあったんだよ」
「そう、かな」
私は座っていたブランコを漕ぎだした。
ギイコギイコと油の切れた音が鳴った。
「大丈夫‼」
出久が笑った。
「――よっと」
ブランコの一番高いところから飛び降りた。小学生の頃は危険だからと禁止にされていたやつだ。
着地は成功だ。
「ありがと、出久、なんか元気出たよ!」
「敵って……みんなと木椰のショッピングモールに行った時に?」
「うん。麗日さんと逸れた時に……USJのあの……死柄木が」
クラスの大半のメンバーで行ったのにも関わらず、お茶子ちゃんと二人になったのかについては言及しないでおいてあげよう。
「死柄木……って言うと、あの手いっぱいつけてた首謀者格?」
「うん」
「出久を狙ったの?」
「いや…偶然会ったって口ぶりだった。それに……連合はヒーロー殺しと関係があったみたいだった」
「ヒーロー殺しと⁉」
保須の脳無はやっぱり無関係じゃなかったんだな。
「うん、もっと引き留めることができたら、よかったんだけど……」
「でも、出久が無事でよかったよ」
「ありがとう。それにしても奏ちゃん今日はどうして来なかったの? いや、来なくてよかったんだけど」
「あー……買うものなかったしねぇ……勝己、行かないって言ってたし、なんとなく」
「――かっちゃんと何かあった?」
「へ⁉ いや、その……」
「何かあったんだね……」
出久は何かを察したような顔をした。出久には何もかもお見通しってことかい。
「――今日ね、昼間。勝己が私の部屋に来て……その、何かいつもと違う?感じで……」
「へぇ……」
「昔から勝己の考えてること大体わかってたんだよ。でも――なんか、最近、勝己の考えてることがよくわかんなくて」
怒るだろうな、とか機嫌は悪くないなとかはわかる。でも、今日のあれはそういう簡単な感じじゃない気がした。
「奏ちゃん……だ、大丈夫‼ 大丈夫だよ‼」
出久がブランコからスクっと立ち上がった。
「大丈夫、きっとかっちゃん、期末試験があったから色々考えることがあったんだよ」
「そう、かな」
私は座っていたブランコを漕ぎだした。
ギイコギイコと油の切れた音が鳴った。
「大丈夫‼」
出久が笑った。
「――よっと」
ブランコの一番高いところから飛び降りた。小学生の頃は危険だからと禁止にされていたやつだ。
着地は成功だ。
「ありがと、出久、なんか元気出たよ!」