爆豪告白大作戦
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
期末試験が終了した翌日。
「一抜けの轟くん、あの後の感想戦はどうだった?」
「前半の立ち振る舞いに後悔が残るな」
個性消す相澤先生相手に確保したってんなら結構すごいのにな……怪我も私たちに比べたら全然だったし。
「奏ちゃん、喉はもう大丈夫?」
「あー……明日明くらいにはマスク外せるかな。歌うのはしばらく自粛。出久は?」
「リカバリーされたから平気。かっちゃんは……?」
「起きたら痛みは引いたって言ってた。――あの四人はどうしたの」
「あー……」
砂藤くんと切島くん、上鳴くんと芦戸ちゃんは制限時間内に条件を達成できなかったそうだ。赤点の可能性が大いにある。朝からお通夜モードというわけだ。
「皆……お土産話っひぐ楽しみに……ううしてるっ……がら!」
「まっまだわかんないよ。どんでん返しがあるかもしれないよ……!」
ほぼ可能性の低い希望を出して励ます出久。
「緑谷、ソレ口にしたらなくなるパターンだ……」
「試験で赤点取ったら林間合宿行けずに補習地獄! そして俺らは実技クリアならず! これでまだわからんのなら貴様らの偏差値は猿以下だ‼」
落ち着きを忘れた上鳴くんが出久の目を潰す。
因みにグレーゾーンに瀬呂くんもいるらしい。クリアはほとんど峰田のおかげで、試験のほとんどをミッドナイト先生の個性にやられて寝ていたらしい。
「同情するならなんかもう色々くれ‼」
上鳴くんは乞うように叫ぶと予鈴が鳴った。
「おはよう。今回の期末テストだが…残念ながら赤点が出た。したがって……林間合宿は全員行きます」
「どんでん返しだぁ‼」
実技がクリアできなかった四人が立ち上がり叫んだ。どんでん返しが本当にやってきた。
「筆記の方はゼロ。実技で切島、上鳴、芦戸、砂藤。あと瀬呂が赤点だ」
「行っていいんスか俺らあ‼」
「砂藤くん、よかったね」
隣の席の砂藤くんの肩を叩いた。うれし泣きしてる。
「今回の試験、我々敵側は生徒に勝ち筋を残しつつ、どう課題と向き合うかを見るように動いた。でなければ課題云々の前に詰む奴ばかりだっただろうからな」
ということは、オールマイトは私たちが協力体制を取るよう誘導していたわけか。
講評の時に連携弱いの指摘されてたもんなぁ。
「本気で叩き潰すと仰っていたのは……」
「追い込むためさ。そもそも林間合宿は強化合宿だ。赤点取った奴こそそこで力をつけてもらわなきゃならん。合理的虚偽って奴さ」
「ゴーリテキキョギィイーーー‼‼」
出た。相澤先生お得意の合理的虚偽。入学式の体力テストの結果とか突然すぎたなぁ。
「またしてもやられた……! さすが雄英だ! しかし! 二度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと‼」
「わあ、水差す、飯田くん」
「確かにな、省みるよ。ただ全部嘘ってわけじゃない。赤点は赤点だ。お前らには別途補習時間を設けてる。ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツイからな」
「――‼」
喜びまくっていた赤点組が黙った。
「……ドンマイ」
私は再び砂藤くんの肩を叩いた。
放課後になった。
葉隠ちゃんの発案で明日A組皆で買い物に行く話になった。合宿に必要な道具とかを買いに行くらしい。
「奏ちゃんどうする?」
「……」
お茶子ちゃんが話しかけてくれた後に勝己をチラリと見た。
「おい、爆豪お前も来い!」
「行ってたまるか。かったりぃ」
切島くんが誘ってくれたが、断ったようだった。
「奏ちゃん?」
「ああ……買うものないからやめとく。ごめんね」
「そっかぁ」
「一抜けの轟くん、あの後の感想戦はどうだった?」
「前半の立ち振る舞いに後悔が残るな」
個性消す相澤先生相手に確保したってんなら結構すごいのにな……怪我も私たちに比べたら全然だったし。
「奏ちゃん、喉はもう大丈夫?」
「あー……明日明くらいにはマスク外せるかな。歌うのはしばらく自粛。出久は?」
「リカバリーされたから平気。かっちゃんは……?」
「起きたら痛みは引いたって言ってた。――あの四人はどうしたの」
「あー……」
砂藤くんと切島くん、上鳴くんと芦戸ちゃんは制限時間内に条件を達成できなかったそうだ。赤点の可能性が大いにある。朝からお通夜モードというわけだ。
「皆……お土産話っひぐ楽しみに……ううしてるっ……がら!」
「まっまだわかんないよ。どんでん返しがあるかもしれないよ……!」
ほぼ可能性の低い希望を出して励ます出久。
「緑谷、ソレ口にしたらなくなるパターンだ……」
「試験で赤点取ったら林間合宿行けずに補習地獄! そして俺らは実技クリアならず! これでまだわからんのなら貴様らの偏差値は猿以下だ‼」
落ち着きを忘れた上鳴くんが出久の目を潰す。
因みにグレーゾーンに瀬呂くんもいるらしい。クリアはほとんど峰田のおかげで、試験のほとんどをミッドナイト先生の個性にやられて寝ていたらしい。
「同情するならなんかもう色々くれ‼」
上鳴くんは乞うように叫ぶと予鈴が鳴った。
「おはよう。今回の期末テストだが…残念ながら赤点が出た。したがって……林間合宿は全員行きます」
「どんでん返しだぁ‼」
実技がクリアできなかった四人が立ち上がり叫んだ。どんでん返しが本当にやってきた。
「筆記の方はゼロ。実技で切島、上鳴、芦戸、砂藤。あと瀬呂が赤点だ」
「行っていいんスか俺らあ‼」
「砂藤くん、よかったね」
隣の席の砂藤くんの肩を叩いた。うれし泣きしてる。
「今回の試験、我々敵側は生徒に勝ち筋を残しつつ、どう課題と向き合うかを見るように動いた。でなければ課題云々の前に詰む奴ばかりだっただろうからな」
ということは、オールマイトは私たちが協力体制を取るよう誘導していたわけか。
講評の時に連携弱いの指摘されてたもんなぁ。
「本気で叩き潰すと仰っていたのは……」
「追い込むためさ。そもそも林間合宿は強化合宿だ。赤点取った奴こそそこで力をつけてもらわなきゃならん。合理的虚偽って奴さ」
「ゴーリテキキョギィイーーー‼‼」
出た。相澤先生お得意の合理的虚偽。入学式の体力テストの結果とか突然すぎたなぁ。
「またしてもやられた……! さすが雄英だ! しかし! 二度も虚偽を重ねられると信頼に揺らぎが生じるかと‼」
「わあ、水差す、飯田くん」
「確かにな、省みるよ。ただ全部嘘ってわけじゃない。赤点は赤点だ。お前らには別途補習時間を設けてる。ぶっちゃけ学校に残っての補習よりキツイからな」
「――‼」
喜びまくっていた赤点組が黙った。
「……ドンマイ」
私は再び砂藤くんの肩を叩いた。
放課後になった。
葉隠ちゃんの発案で明日A組皆で買い物に行く話になった。合宿に必要な道具とかを買いに行くらしい。
「奏ちゃんどうする?」
「……」
お茶子ちゃんが話しかけてくれた後に勝己をチラリと見た。
「おい、爆豪お前も来い!」
「行ってたまるか。かったりぃ」
切島くんが誘ってくれたが、断ったようだった。
「奏ちゃん?」
「ああ……買うものないからやめとく。ごめんね」
「そっかぁ」