職場体験
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
スノーマンと街を歩いてパトロールをしながら説明を受ける。
「うちの事務所は朝、昼、夕方、夜の四つの時間でパトロールをしている。基本は出動要請待つばかりだな。あとは、各々の活動。テレビの取材とか出演もな」
「パトロールの範囲は?」
「他の事務所とかち合わないようにしている。フリーのヒーローもいるから合う時は合うな。近隣の事務所との情報交換も積極的に行っている」
「なるほど……」
「ここ最近は、ちょいと警戒態勢、ってところだな」
「保須のヒーロー殺し?」
「……ああ、天晴さんの弟が同級生だったか」
「うん…飯田くん、最近いつもと様子が違う気がするんだよね」
ヒーロー名の時も何か思い悩んでいたみたいだし、出久たちとも一緒に帰ったりしてないみたいだし。
「……あ、飯田くんの職場体験先って保須だったかも」
三位入賞だったし指名も多かったのに保須なのか…そういえば。
「悪いように転ばないといいんだがな」
兄ちゃんは、昔に『雪女』って個性だったことで色々とあったらしい。それゆえに個性が嫌いだった。私とは違う理由で。
でも、今はまっすぐなヒーローとして活躍している。
ねじ曲がらなかった所は兄の尊敬できるところだ。
「――それにしても、奏が俺と話してくれるのは、嬉しいなぁ……デヘヘヘヘ……」
まあ、気持ち悪いくらいのシスコンぶりでプラマイゼロなんだけれど。
「スノーマンさん、公務中ですよ」
ヒーローらしからぬ有様で顔を緩ませるスノーマンを置き去りにして私はさっさと街を歩いた。
「うちの事務所は朝、昼、夕方、夜の四つの時間でパトロールをしている。基本は出動要請待つばかりだな。あとは、各々の活動。テレビの取材とか出演もな」
「パトロールの範囲は?」
「他の事務所とかち合わないようにしている。フリーのヒーローもいるから合う時は合うな。近隣の事務所との情報交換も積極的に行っている」
「なるほど……」
「ここ最近は、ちょいと警戒態勢、ってところだな」
「保須のヒーロー殺し?」
「……ああ、天晴さんの弟が同級生だったか」
「うん…飯田くん、最近いつもと様子が違う気がするんだよね」
ヒーロー名の時も何か思い悩んでいたみたいだし、出久たちとも一緒に帰ったりしてないみたいだし。
「……あ、飯田くんの職場体験先って保須だったかも」
三位入賞だったし指名も多かったのに保須なのか…そういえば。
「悪いように転ばないといいんだがな」
兄ちゃんは、昔に『雪女』って個性だったことで色々とあったらしい。それゆえに個性が嫌いだった。私とは違う理由で。
でも、今はまっすぐなヒーローとして活躍している。
ねじ曲がらなかった所は兄の尊敬できるところだ。
「――それにしても、奏が俺と話してくれるのは、嬉しいなぁ……デヘヘヘヘ……」
まあ、気持ち悪いくらいのシスコンぶりでプラマイゼロなんだけれど。
「スノーマンさん、公務中ですよ」
ヒーローらしからぬ有様で顔を緩ませるスノーマンを置き去りにして私はさっさと街を歩いた。