終幕 体育祭
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「始まったね、切島君と勝己」
「切島ちゃんはどうやら持久戦に持ち込むようね」
こりゃ、どっちが勝っても怪我はひどそうだな。
観覧席で放送が鳴った。
『魚住奏――至急保健室に来てください』
リカバリーガールの声だ。何かやらかしてしまったんだろうか…
「治療の手伝いかもしれないわ」
梅雨ちゃんが呟いた。試合見たかったんだけどなぁ。
「お呼びでしょうかー?」
「アンタにも治療を手伝ってもらうよ。アンタの個性ならそっちの経験も積んだ方がいいだろ」
「やっぱり……」
試合はどうなったかなぁ。そろそろ決着がついたと思うんだけど。
『負傷者一名~』
搬入ロボが切島君を連れてきた。
この様子は切島君の負けのようだ。かなり粘ったように見えるけど。
まあ、勝己の爆破モロに食らったな、コレは。
「まずはコレ飲みなさい」
「赤っ!ナニコレ、トマトジュース!?」
私が渡したペットボトルを見て切島君が驚いた。
「いや、私の血液。何倍かに薄めたし、衛生上の問題もないから気にせず飲んでね~体力戻さないとリカバリー出来ないから」
因みに効力は体力回復と治癒力の増加くらいだ。
血液100%だったら治せていたけど、使う血液の量が多いから私が貧血になっちゃうのが難点だからなぁ。
けど、この水で薄める仕組みはいいかもな。体力回復だけ必要な時もあるし。今度戦闘服のアイテムに追加しておこうかな…
「……勝己の方は?」
「俺が殴った時に怪我してるし、来るはずだぜ」
勝己ならやせ我慢する可能性があるけどね。
準決勝はつつがなく行なわれ、決勝に勝ち進んだのは轟君と勝己。
準決勝で轟君は飯田君の重たい蹴りを食らっていたけど大事なかったらしい。
私は決勝戦の間、残念ながら保健室で待機させられたんだけど、少しなら決勝の様子をうかがうことが出来ていた。
正直、皆と観客席で見たかった。
そういえば、轟君は二回戦で出久と戦った時以来、左側の個性は使っていなかったな……
大方、勝己なら出久には出したのに、自分には出さないとか言って怒るんだろうな、轟君の事。
さっき会った時もまだ悩んでるって言ってたし、決勝も使わないだろうか。
そんな風にグルグルと考えていると勝負の決着はついてしまっていた。
結局、轟君は左の個性を使わなかった。
と言うより、途中で個性を消していた。
勝己もそれに気づいて憤慨。
ミッドナイト先生が個性を使って勝己を眠らせて強制終了。
体育祭の優勝者は勝己になった。
「切島ちゃんはどうやら持久戦に持ち込むようね」
こりゃ、どっちが勝っても怪我はひどそうだな。
観覧席で放送が鳴った。
『魚住奏――至急保健室に来てください』
リカバリーガールの声だ。何かやらかしてしまったんだろうか…
「治療の手伝いかもしれないわ」
梅雨ちゃんが呟いた。試合見たかったんだけどなぁ。
「お呼びでしょうかー?」
「アンタにも治療を手伝ってもらうよ。アンタの個性ならそっちの経験も積んだ方がいいだろ」
「やっぱり……」
試合はどうなったかなぁ。そろそろ決着がついたと思うんだけど。
『負傷者一名~』
搬入ロボが切島君を連れてきた。
この様子は切島君の負けのようだ。かなり粘ったように見えるけど。
まあ、勝己の爆破モロに食らったな、コレは。
「まずはコレ飲みなさい」
「赤っ!ナニコレ、トマトジュース!?」
私が渡したペットボトルを見て切島君が驚いた。
「いや、私の血液。何倍かに薄めたし、衛生上の問題もないから気にせず飲んでね~体力戻さないとリカバリー出来ないから」
因みに効力は体力回復と治癒力の増加くらいだ。
血液100%だったら治せていたけど、使う血液の量が多いから私が貧血になっちゃうのが難点だからなぁ。
けど、この水で薄める仕組みはいいかもな。体力回復だけ必要な時もあるし。今度戦闘服のアイテムに追加しておこうかな…
「……勝己の方は?」
「俺が殴った時に怪我してるし、来るはずだぜ」
勝己ならやせ我慢する可能性があるけどね。
準決勝はつつがなく行なわれ、決勝に勝ち進んだのは轟君と勝己。
準決勝で轟君は飯田君の重たい蹴りを食らっていたけど大事なかったらしい。
私は決勝戦の間、残念ながら保健室で待機させられたんだけど、少しなら決勝の様子をうかがうことが出来ていた。
正直、皆と観客席で見たかった。
そういえば、轟君は二回戦で出久と戦った時以来、左側の個性は使っていなかったな……
大方、勝己なら出久には出したのに、自分には出さないとか言って怒るんだろうな、轟君の事。
さっき会った時もまだ悩んでるって言ってたし、決勝も使わないだろうか。
そんな風にグルグルと考えていると勝負の決着はついてしまっていた。
結局、轟君は左の個性を使わなかった。
と言うより、途中で個性を消していた。
勝己もそれに気づいて憤慨。
ミッドナイト先生が個性を使って勝己を眠らせて強制終了。
体育祭の優勝者は勝己になった。