デクVSかっちゃん
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
雄英高校の一日はこうだ。
午前は必修科目・英語等の普通授業!
ただし、授業を行うのは、テレビでもよく見るプロヒーローだ。
「んじゃ、次の英文のうち間違っているのは? おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー‼」
結構普通。
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける!
そして、午後の授業。ヒーロー基礎学‼
「わーたーしーがー‼ 普通にドアから来た‼」
「オールマイトだ……! すげぇや、本当に先生やってるんだな……‼」
今年から雄英の教師として働くことになった、ナンバーワンヒーロー、オールマイト。
年齢不詳。“個性”不明。ヒーロー界に颯爽と現れ、その実力で不動の人気を得る。この人の登場以降、深刻だった敵発生率は年々低下し、存在そのものが“抑止力”とされ、名実共に『平和の象徴』となった男。
勝己と出久が小さい頃から憧れてきたヒーロー。私もこの人を見て育ってきた。
「ヒーロー基礎学! ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ‼ 単位数も多いぞ。早速だが、今日はコレ‼ 戦闘訓練‼」
相澤先生の時もそうだったけど、本当に早速がすぎないか。
「そして、そいつに伴って……こちら‼ 入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた……戦闘服(コスチューム)‼」
「おおおおおお‼」
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ‼」
更衣室で戦闘服を確認する。要望通り、全身防水加工。インカム付きのマイクは人魚のようなデザインになっている。プロに任せるとここまで良くなるのか。
他の女子をちらちらを見るとパツパツだったり露出が多かったり。
私の戦闘服はそこまで露出も多くないのでよかった。と思いきやだ。
下半身……つまり構造上ズボンにあたる部分が短パンだ。動きやすさを追求したものなんだろうが、かなり短い。それに、上半身。防水加工をしたノースリーブのスーツは背中が露出したタイプだ。上にオフショルダーの上着はあったが、かなり恥ずかしいデザインだ。普通に見れば、なんてことはないのだが。
少し照れながら更衣室を出て、早速目に入ったのは、目立った戦闘服。
全身爆弾。
「勝己! うわー……」
別に笑いはしないけど、勝己らしいといえばらしい。
「てめーは随分質素だな」
「防水優先だからね。つっても短パンだし、背中開いてるしでちょっと恥ずかしい」
どこだ。と言って勝己が背中を見てきたところで、他の皆に遅れて出久が出てきた。
出久はオールマイトみたいな耳の全身ジャンプスーツ。地に足ついた感じで出久らしい。
「いいじゃないか、皆。カッコイイぜ‼」
全員が揃ってオールマイトが説明を始めた。
「先生! ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか⁉」
全身重装備の人は飯田くんだったのか。顔が見えないとわからないものだけど、声と動きでわかった。
「いいや! もう二歩先に踏み込む! 屋内での対人戦闘さ‼ 敵退治はおもに屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。監禁、軟禁、裏商売……このヒーロー飽和社会――ゲフン――真に賢しい敵は屋内に潜む。君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて二対二の屋内戦を行ってもらう‼」
基礎訓練も何もなしに初っ端から戦うのか……
「勝敗のシステムはどうなりますの?」
「ブっ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか……?」
「うちのクラス一人余りますけど?」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「このマントヤバくない?」
「んんん~~聖徳太子ィィ‼」
こんなに次々言われたら聖徳太子を欲しくなるのも無理はない。けど、なんか質問にしては変なのも混ざっていたな。青山くんあたり。
そして状況設定はかなりアメリカン。核が出てきちゃっている。
「コンビ及び対戦相手はくじだ!」
「適当なのですか⁉」
「プロは田事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いし、そういう事じゃないかな……」
「そうか! 先を見据えた計らい……失礼いたしました!」
「いいよ‼早くやろ‼」
くじ引きによるチーム分けの結果、私はJチーム。
「魚住奏です」
「俺は切島鋭児郎!」
「瀬呂範太。よろしく」
怖そうな人じゃない。よかった。
「二人の個性は? 私のは『人魚』で、怪我ならすぐ治るし、私の血を飲めばすぐに治せます。あと一応歌声で人を惑わすことも出来るし……今回は意味ないけど、水中だと人魚になれます」
「俺は単純な硬化! 最強の矛にも盾にもなれるぜ!」
「俺は肘からテープが出せる。まあ、色々出来るよ」
二人とも凄い個性だ。対戦相手とどちら側になるかにもよるけど、心強い味方だ。
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ‼ Aコンビが『ヒーロー』‼ Dコンビが『敵』だ‼」
Aコンビは出久とお茶子ちゃん。Dコンビは勝己と飯田くん……
「うわぁ……」
最悪じゃないか、色々と。
午前は必修科目・英語等の普通授業!
ただし、授業を行うのは、テレビでもよく見るプロヒーローだ。
「んじゃ、次の英文のうち間違っているのは? おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー‼」
結構普通。
昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける!
そして、午後の授業。ヒーロー基礎学‼
「わーたーしーがー‼ 普通にドアから来た‼」
「オールマイトだ……! すげぇや、本当に先生やってるんだな……‼」
今年から雄英の教師として働くことになった、ナンバーワンヒーロー、オールマイト。
年齢不詳。“個性”不明。ヒーロー界に颯爽と現れ、その実力で不動の人気を得る。この人の登場以降、深刻だった敵発生率は年々低下し、存在そのものが“抑止力”とされ、名実共に『平和の象徴』となった男。
勝己と出久が小さい頃から憧れてきたヒーロー。私もこの人を見て育ってきた。
「ヒーロー基礎学! ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ‼ 単位数も多いぞ。早速だが、今日はコレ‼ 戦闘訓練‼」
相澤先生の時もそうだったけど、本当に早速がすぎないか。
「そして、そいつに伴って……こちら‼ 入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』に沿ってあつらえた……戦闘服(コスチューム)‼」
「おおおおおお‼」
「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ‼」
更衣室で戦闘服を確認する。要望通り、全身防水加工。インカム付きのマイクは人魚のようなデザインになっている。プロに任せるとここまで良くなるのか。
他の女子をちらちらを見るとパツパツだったり露出が多かったり。
私の戦闘服はそこまで露出も多くないのでよかった。と思いきやだ。
下半身……つまり構造上ズボンにあたる部分が短パンだ。動きやすさを追求したものなんだろうが、かなり短い。それに、上半身。防水加工をしたノースリーブのスーツは背中が露出したタイプだ。上にオフショルダーの上着はあったが、かなり恥ずかしいデザインだ。普通に見れば、なんてことはないのだが。
少し照れながら更衣室を出て、早速目に入ったのは、目立った戦闘服。
全身爆弾。
「勝己! うわー……」
別に笑いはしないけど、勝己らしいといえばらしい。
「てめーは随分質素だな」
「防水優先だからね。つっても短パンだし、背中開いてるしでちょっと恥ずかしい」
どこだ。と言って勝己が背中を見てきたところで、他の皆に遅れて出久が出てきた。
出久はオールマイトみたいな耳の全身ジャンプスーツ。地に足ついた感じで出久らしい。
「いいじゃないか、皆。カッコイイぜ‼」
全員が揃ってオールマイトが説明を始めた。
「先生! ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか⁉」
全身重装備の人は飯田くんだったのか。顔が見えないとわからないものだけど、声と動きでわかった。
「いいや! もう二歩先に踏み込む! 屋内での対人戦闘さ‼ 敵退治はおもに屋外で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ。監禁、軟禁、裏商売……このヒーロー飽和社会――ゲフン――真に賢しい敵は屋内に潜む。君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて二対二の屋内戦を行ってもらう‼」
基礎訓練も何もなしに初っ端から戦うのか……
「勝敗のシステムはどうなりますの?」
「ブっ飛ばしてもいいんスか」
「また相澤先生みたいな除籍とかあるんですか……?」
「うちのクラス一人余りますけど?」
「分かれるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「このマントヤバくない?」
「んんん~~聖徳太子ィィ‼」
こんなに次々言われたら聖徳太子を欲しくなるのも無理はない。けど、なんか質問にしては変なのも混ざっていたな。青山くんあたり。
そして状況設定はかなりアメリカン。核が出てきちゃっている。
「コンビ及び対戦相手はくじだ!」
「適当なのですか⁉」
「プロは田事務所のヒーローと急造チームアップする事が多いし、そういう事じゃないかな……」
「そうか! 先を見据えた計らい……失礼いたしました!」
「いいよ‼早くやろ‼」
くじ引きによるチーム分けの結果、私はJチーム。
「魚住奏です」
「俺は切島鋭児郎!」
「瀬呂範太。よろしく」
怖そうな人じゃない。よかった。
「二人の個性は? 私のは『人魚』で、怪我ならすぐ治るし、私の血を飲めばすぐに治せます。あと一応歌声で人を惑わすことも出来るし……今回は意味ないけど、水中だと人魚になれます」
「俺は単純な硬化! 最強の矛にも盾にもなれるぜ!」
「俺は肘からテープが出せる。まあ、色々出来るよ」
二人とも凄い個性だ。対戦相手とどちら側になるかにもよるけど、心強い味方だ。
「続いて最初の対戦相手はこいつらだ‼ Aコンビが『ヒーロー』‼ Dコンビが『敵』だ‼」
Aコンビは出久とお茶子ちゃん。Dコンビは勝己と飯田くん……
「うわぁ……」
最悪じゃないか、色々と。