うなれ体育祭
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轟くんが氷であっという間に一体倒してしまった。下は危ない。さっき倒れて切島くんが埋まっちゃった。
『一年A組爆豪下がダメなら頭上かよー‼ クレバー!』
上を見ると、勝己が爆破で飛んで行った。
瀬呂くんや常闇くんも個性を活かして上から行っている。
まだ前には行けそうにない。とりあえず、地道に。倒せる人の後ろについて行こう。
『オイオイ第一関門チョロいってよ‼ んじゃ第二はどうさ⁉ 落ちればアウト‼ それが嫌なら這いずりな‼ ザ・フォール‼‼』
ようは綱渡りってことだ。こういうのは、子どもの頃から大得意だ。少しでも前に出るチャンスだ。
――で、これは……
最終関門……一面地雷原。
位置はよく見ればわかるし、死にはしないみたい。でも、失神の可能性大か。
避けるのに神経使うし、面倒な場所だ。
『ここで先頭が変わったーー‼‼ 喜べマスメディア‼ おまえら好みの展開だああ‼』
マイク先生の興奮した声が聞こえる。
先頭は轟くんだったみたいだから、追い抜いたのは勝己か⁉
そう思ったところで後ろで地雷が爆発したような音。それも一個や二個の数じゃない。
『後方で大爆発‼ 何だあの威力⁉ 偶然か故意か――A組、緑谷爆風で猛追ーー⁉』
「い、出久⁉」
頭上を飛んでいく影にモサモサの頭が見えた。
あれは――勝己の、爆速ターボ⁉ に、似せた⁉
だとしたら、私も負けていられない。
後続が楽になってしまうけれど、今こそ修行の成果を見せる時だ!
まだ機械相手の制御はべた踏みだけど……
「負けてられっか!」
歌声で地雷の動作をバグらせる。これなら、
「一気にゴールだ‼」
そして――
「ご、ゴール……」
終盤に走りながら歌いまくって喉が痛い。
「ようやく終了ね。それじゃあ結果をご覧なさい!」
えっと私は、二五位か。
勝己は三位。不服そうだ。話しかけたら爆発しそう。
「予選通過は上位四三名‼ 残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい! まだ見せ場は用意されてるわ‼ そして次からいよいよ本選よ‼ ここからは取材陣も白熱してくるよ! キバりなさい‼」
さて、第二種目、なんだろう。
「コレよ‼‼‼」
再び正面モニターに映し出される。
「騎馬戦……!」
「個人競技じゃないけど、どうやるのかしら」
「参加者は二~五人でチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ! 基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど、ひとつ違うのが……先程の結果に従い、各自ポイントが振り当てられること!」
「入試みてえなポイント稼ぎ方式か。わかりやすいぜ」
「つまり組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると!」
「あんたら私が喋ってんのにすぐ言うね‼」
下から五ポイントずつか。上位層とかと組んだ方が次に進みやすいかな。
私何ポイントだろう。
「そして……一位に与えられるのは、一千万ポイント‼‼」
すごい桁……一位だけ別格だ。――て、一位て出久じゃん。
「上位なやつほど狙われちゃう――……下克上サバイバルよ‼」
『一年A組爆豪下がダメなら頭上かよー‼ クレバー!』
上を見ると、勝己が爆破で飛んで行った。
瀬呂くんや常闇くんも個性を活かして上から行っている。
まだ前には行けそうにない。とりあえず、地道に。倒せる人の後ろについて行こう。
『オイオイ第一関門チョロいってよ‼ んじゃ第二はどうさ⁉ 落ちればアウト‼ それが嫌なら這いずりな‼ ザ・フォール‼‼』
ようは綱渡りってことだ。こういうのは、子どもの頃から大得意だ。少しでも前に出るチャンスだ。
――で、これは……
最終関門……一面地雷原。
位置はよく見ればわかるし、死にはしないみたい。でも、失神の可能性大か。
避けるのに神経使うし、面倒な場所だ。
『ここで先頭が変わったーー‼‼ 喜べマスメディア‼ おまえら好みの展開だああ‼』
マイク先生の興奮した声が聞こえる。
先頭は轟くんだったみたいだから、追い抜いたのは勝己か⁉
そう思ったところで後ろで地雷が爆発したような音。それも一個や二個の数じゃない。
『後方で大爆発‼ 何だあの威力⁉ 偶然か故意か――A組、緑谷爆風で猛追ーー⁉』
「い、出久⁉」
頭上を飛んでいく影にモサモサの頭が見えた。
あれは――勝己の、爆速ターボ⁉ に、似せた⁉
だとしたら、私も負けていられない。
後続が楽になってしまうけれど、今こそ修行の成果を見せる時だ!
まだ機械相手の制御はべた踏みだけど……
「負けてられっか!」
歌声で地雷の動作をバグらせる。これなら、
「一気にゴールだ‼」
そして――
「ご、ゴール……」
終盤に走りながら歌いまくって喉が痛い。
「ようやく終了ね。それじゃあ結果をご覧なさい!」
えっと私は、二五位か。
勝己は三位。不服そうだ。話しかけたら爆発しそう。
「予選通過は上位四三名‼ 残念ながら落ちちゃった人も安心しなさい! まだ見せ場は用意されてるわ‼ そして次からいよいよ本選よ‼ ここからは取材陣も白熱してくるよ! キバりなさい‼」
さて、第二種目、なんだろう。
「コレよ‼‼‼」
再び正面モニターに映し出される。
「騎馬戦……!」
「個人競技じゃないけど、どうやるのかしら」
「参加者は二~五人でチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ! 基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど、ひとつ違うのが……先程の結果に従い、各自ポイントが振り当てられること!」
「入試みてえなポイント稼ぎ方式か。わかりやすいぜ」
「つまり組み合わせによって騎馬のポイントが違ってくると!」
「あんたら私が喋ってんのにすぐ言うね‼」
下から五ポイントずつか。上位層とかと組んだ方が次に進みやすいかな。
私何ポイントだろう。
「そして……一位に与えられるのは、一千万ポイント‼‼」
すごい桁……一位だけ別格だ。――て、一位て出久じゃん。
「上位なやつほど狙われちゃう――……下克上サバイバルよ‼」