1. 一年前
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2年前―――
俺は日課になっている、花壇の水やりの為に屋上へ向かった。
すると、黒いつなぎを着た女の子が目を輝かせながら、
俺の育てた屋上の花壇を楽しそうに見つめていた。
『凄い綺麗な、ビオラだ……!』
「…屋上か、花壇も多いし良い場所だな」
『あ!先輩……ですよね!今日の写生これにします!』
やりとりを目撃してしまい、察した。あの子は片想いなんだと
向こうはそんな熱い視線に全く気づいてないけれど、めげずに…
一生懸命、恋しているあの子に興味が湧いた。
それがあの時の記憶の中の空澄だった。
だから、活発的な髪型だったあの子が…
空澄と同一人物だったなんて、気付かなかったんだ。