Lie.1 記憶
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『~やから気をつけましょう。―以上で、集会を終わります』
結局、俺は長ったらしい全体集会の校長の話と
学年主任の話を聞いて眠くなった俺を更に機嫌を悪くさせたのは
テニス部のファンって言うたクラスの女子やった。
"彼女さん、テニス部に入らんのやろ?"
"財前君の彼女さんって東京行ったらしいで?"
"彼女さん転校してしもうたんやろ?"
どいつもこいつも、勝手に好き放題言うて最悪や。
入学式出たんやし、もう帰ってもええ?
財前がげんなりと萎えてると、そこにタイミング悪く
白石がやってきて騒ぎが大きくなる。
「白石先輩じゃない?」
「えーホンマ?!」
「きゃー!白石せんぱいー!!!」
「きゃー!うち、白石先輩のファンやねん!」
正直言うて、ミーハーな女子って鬱陶しいわ、
性格も知らんくせに顔が整ってるだけで金切り声を上げて
喧しいったらないわ、嗚呼、こんな時
彩蘭先輩がおったらこんな些細なことも気にもならんのに。
白石部長は自信家のフェミニストやし、
救われへんアホな先輩ばっかしや。
こんな曲者揃いテニス部を纏められるんは先輩だけや。
結局、俺は長ったらしい全体集会の校長の話と
学年主任の話を聞いて眠くなった俺を更に機嫌を悪くさせたのは
テニス部のファンって言うたクラスの女子やった。
"彼女さん、テニス部に入らんのやろ?"
"財前君の彼女さんって東京行ったらしいで?"
"彼女さん転校してしもうたんやろ?"
どいつもこいつも、勝手に好き放題言うて最悪や。
入学式出たんやし、もう帰ってもええ?
財前がげんなりと萎えてると、そこにタイミング悪く
白石がやってきて騒ぎが大きくなる。
「白石先輩じゃない?」
「えーホンマ?!」
「きゃー!白石せんぱいー!!!」
「きゃー!うち、白石先輩のファンやねん!」
正直言うて、ミーハーな女子って鬱陶しいわ、
性格も知らんくせに顔が整ってるだけで金切り声を上げて
喧しいったらないわ、嗚呼、こんな時
彩蘭先輩がおったらこんな些細なことも気にもならんのに。
白石部長は自信家のフェミニストやし、
救われへんアホな先輩ばっかしや。
こんな曲者揃いテニス部を纏められるんは先輩だけや。