Lie.1 記憶
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財前は精神的に滅入っていた、
行きたない。先輩の居らん学校なんて行かへん
入学式て言うても会長の挨拶だけやし、
サボったところで迷惑にならん。
卒業式の時もこんな事言うて、彩蘭先輩の優しさに
甘えて、先輩の優しさに頼りすぎやった、なんて、
今更気が付いてもう遅い。
彩蘭先輩はもう俺の隣には居ない、一人になったんやと
そう考えたら心が握りつぶされるように締め付けられて、辛くて、
寂しくて、落ち着かん。
あれから彩蘭先輩が連絡よこさへん。仕方ないて、
頭では理解してるんや、けど、心は期待してるんや
戻ってきてくれるんやないか、って。