Lie.1 記憶
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"ごめん、光……"
正直言うて、ショックやった
来年も一緒に過ごせると思うてたし、まさか
大阪から出て行くなんて予想出来へん展開やわ、
冗談キッツイわ、先輩。
なんて、言うても現実は変わらんまま、
俺とは学年が違い、部活に顔を出さない限り、
彩蘭先輩には会えない焦燥感が溜まりに
溜まって、彩蘭先輩の気持ちなんて考えん
酷い言葉を浴びせてしもうた。
あかん、そう気付いた時には
もう手遅れだと気付いてしまった。
彩蘭先輩が悲しそうに顔を歪めて、
絶対零度のような冷たい声で言い放った。
"元々、無理だったんよ"
頭が理解することを拒むほどの強烈な拒絶
自分がしたことの重大さに今更気が付いても、
もう、遅い。