主人公の名前となります。
出会い
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「嘘…」
わたしたちの住むこのフーシャ村に海賊が来たって聞いて、自分でも信じられないくらいの速さで山から村に帰ってきた。
村の酒場にマキノの姿を探しに行ったときにはもう遅かった。
村は朝までいつもの光景が広がっていたことが嘘みたいに静まりかえっていた。
(みんなはどこなの!?まさか海賊に…!?)
わたしはどうしたらいいかわからなくて、その場に座り込んで泣きじゃくった。
足に力が入らなくなってしまって、膝から崩れおちてしまったから。
「レン!!!!」
どこからか聞こえてくるわたしを呼ぶ声。
いつも誰にでも優しいわたしの大好きなあの人の声。
「まき、の…?」
顔を覆っていた手をどけると、手を大きく振りながらこっちに走ってくるマキノの姿が目に飛び込んできた。
「レンーーーー!!!」
そう大声で呼ぶマキノ。
その姿がうれしくで夢中で転びそうになりながら、マキノにかけよる。
「マキノ!!!」
その存在を確かめるようにわたしはマキノに思いっきり抱き着いた。
そんなわたしの頭をなで優しい声で聞く
「どうしたの?まるでものすごく大変なことがあったみたい」
「どうしたの?じゃないよ!!!!海賊が来たんじゃないの!?それでみんなが襲われたんじゃないの!?なんでそんな平気そうなの!?」
連射銃みたいに次々と聞くわたしにびっくりしたのかマキノは目を点にしている。
いつもならすぐに気づいてごめんと謝るんだろうけど、今はそういうわけにはいかない。それに、そんな余裕ない。
「ねぇ!!!マキノは村にいたんでしょ!?知ってるよね?何があったか!わたしに教えて!!今ならまだ間に合うかもしれない!!!」
そう、海賊からみんなを助けることができるかもしれない。
「お、落ち着いてレン」
「落ち着いてなんていられないよ!!!みんなが!」
「だからね、大丈夫なのよ。村のみんな誰一人危害は加えられてないの。かすり傷ひとつね」
「そんなわけ…!!!だって、海賊が来たんじゃ…だって、誰もいないよ」
「みんな港に集まってるのよ」
「港に?なんで…」
「船長さんに呼ばれたのよ」
「船長って海賊の?」
「そう、海賊の」
「危ないよ!!なんでみんなそんなところに!!」
「村長からのお願いでもあるから、かな」
「かな…じゃないよ!!わかってる!?相手は海賊なんだよ!?」
「実際に会ってみたらわかるわ、きっとわたしたちの知っている海賊のどれとも違うわ」
「さ、いきましょ!」マキノはそう言って、わたしの手を引いて港への道を下っていった。
わたしたちの住むこのフーシャ村に海賊が来たって聞いて、自分でも信じられないくらいの速さで山から村に帰ってきた。
村の酒場にマキノの姿を探しに行ったときにはもう遅かった。
村は朝までいつもの光景が広がっていたことが嘘みたいに静まりかえっていた。
(みんなはどこなの!?まさか海賊に…!?)
わたしはどうしたらいいかわからなくて、その場に座り込んで泣きじゃくった。
足に力が入らなくなってしまって、膝から崩れおちてしまったから。
「レン!!!!」
どこからか聞こえてくるわたしを呼ぶ声。
いつも誰にでも優しいわたしの大好きなあの人の声。
「まき、の…?」
顔を覆っていた手をどけると、手を大きく振りながらこっちに走ってくるマキノの姿が目に飛び込んできた。
「レンーーーー!!!」
そう大声で呼ぶマキノ。
その姿がうれしくで夢中で転びそうになりながら、マキノにかけよる。
「マキノ!!!」
その存在を確かめるようにわたしはマキノに思いっきり抱き着いた。
そんなわたしの頭をなで優しい声で聞く
「どうしたの?まるでものすごく大変なことがあったみたい」
「どうしたの?じゃないよ!!!!海賊が来たんじゃないの!?それでみんなが襲われたんじゃないの!?なんでそんな平気そうなの!?」
連射銃みたいに次々と聞くわたしにびっくりしたのかマキノは目を点にしている。
いつもならすぐに気づいてごめんと謝るんだろうけど、今はそういうわけにはいかない。それに、そんな余裕ない。
「ねぇ!!!マキノは村にいたんでしょ!?知ってるよね?何があったか!わたしに教えて!!今ならまだ間に合うかもしれない!!!」
そう、海賊からみんなを助けることができるかもしれない。
「お、落ち着いてレン」
「落ち着いてなんていられないよ!!!みんなが!」
「だからね、大丈夫なのよ。村のみんな誰一人危害は加えられてないの。かすり傷ひとつね」
「そんなわけ…!!!だって、海賊が来たんじゃ…だって、誰もいないよ」
「みんな港に集まってるのよ」
「港に?なんで…」
「船長さんに呼ばれたのよ」
「船長って海賊の?」
「そう、海賊の」
「危ないよ!!なんでみんなそんなところに!!」
「村長からのお願いでもあるから、かな」
「かな…じゃないよ!!わかってる!?相手は海賊なんだよ!?」
「実際に会ってみたらわかるわ、きっとわたしたちの知っている海賊のどれとも違うわ」
「さ、いきましょ!」マキノはそう言って、わたしの手を引いて港への道を下っていった。
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