このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

オマケ・設定集など

名門、有楽部家の長子、闇呪は、双子の弟、光希の影だった。何故なら、闇呪には遺伝子上の欠陥があり、到底子孫を残せる身ではなかったからだ。未認可の遺伝子操作治療を受けた光希が男性として無事に成長し始めたため、用済みとなった闇寿は、廃棄される。奇しくも、置き去りにされた違法廃棄場の地下には、不思議な二人組が研究所を作って暮らしていた。璃音、天音と名乗る二人組に拾われ、出来損ないの道具ではなく人間として扱われ、奏音という新たな名前も与えられ、やっと自我が芽生えかけた闇呪、いや奏音。なのに、有楽部家に改めて処分され、命の危機に瀕してしまう。医療用培養槽に揺蕩いながら走馬灯を見ていた奏音は、璃音の妹、詩音を名乗る囚われの生体コンピューターの支援を受け、璃音に懇願された天音が示す起死回生の一手、己の機械人形への改造を受け入れた。
3/3ページ
スキ