爆豪勝己連載の番外編を置いていきます。
向日葵 番外編
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気絶させたガキを担ぎアジトとしているバーへと戻り扉を開くと、
「荼毘くんおかえりなさーい。て、あれ?肩に担いでいるの、歌歩ちゃんですか?!うわぁぁかぁいい!!バクゴー君をスカウトした後に連れてくると言っていたのに作戦変更したんですか?!こんなに早くまた会えるなんて嬉しいです!!」
イカレ野郎の嬉々とした声が俺を迎えた。喧しくて堪らねぇ。
「作戦変更?聞いてないな。死柄木そんなこと言ったのか?」
イカレ野郎の言葉に首を傾げながらトカゲ野郎が話に入ってくる。
「おじさんも聞いてないねー。なんか訳ありか?荼毘」
そこにミスターも加わり俺へ疑問を投げかけて来た。面倒に思いつつも
「ゴミ燃やしてるとこ見られたから持って帰ってきた」
受け答えてやった。
「あーなるほどねー。ということはこのお嬢さん、殺人現場目撃しちゃったわけかー。あらら可哀想にー」
心にも思ってなさそうなことを軽い口調で眠っているガキを見つめながら言うミスターに鼻で笑いそうになった。
「死柄木は」
見当たらないリーダーの所在を聞くと「どっか行っちゃいましたー」と返って来た。
「んだよ、人が働いてる時に散歩か?いい気なもんだねー」
「働いてって……ただ気に食わねぇやつ燃やしてガキ誘拐してきただけじゃねぇかよ……」
トカゲ野郎が呆れ気味に何か言ってる。
「ゴミ掃除して来たんだよ。立派な仕事だろ。そもそもこのガキ、どっちにしてもとっ捕まえろって話だったんだから別にいいだろ今連れてきても。対して変わんねーだろ」
そう言いながらガキを近くのソファに投げ捨てた。すると「んっ……」と微かに声を上げたが相変わらず眠ったままだ。
「おいおい、そんなぞんざいに扱うなよなー。仮にもリーダーが連れて来いって命令したんだからもう少し丁重に扱えって」
やれやれ、とわざとらしく肩を竦めながらミスターが言った。
「歌歩ちゃん起こします?起こしましょう!早く恋バナしたいのです」
はしゃぎながら言うイカレ野郎が鬱陶しい。
「まだ起こさねぇ方がいいんじゃねぇの…?騒がれたり逃げられたりしたら面倒そうだしよ……」
「逃げられはしないだろ。でもまぁ、とりあえず拘束して死柄木を待っといた方が無難ではあるだろうな」
そんなやり取りをするミスターとトカゲ野郎に対し、イカレ野郎が頬を膨らませながら「えー、早く歌歩ちゃんとお話したいー」と言っているが「後で沢山話せばいいだろー」とミスターが宥めている。
「ちぇー、分かりましたよー。あーあ、せっかく会えたのにまだお話出来ないなんて残念だなー。早く弔君帰って来ないかなー」
などと呟いてるイカレ野郎を軽くあしらい、ミスターはガキを椅子に座らせ縄で縛り付けた。それを見ると途端に表情を明るくさせ
「うわぁ、縛られてる歌歩ちゃんとってもかぁいい!」
といいながらはしゃぎ出した。とことんイカれた奴だ。情緒どうなってんだこのガキ。
にしてもこんなガキ、何に使うんだか。わざわざ連れて来いと言うほど価値があるのか?どこから見てもただの普通の一般家庭で育ったであろうガキ1匹連れて来いという死柄木の命令の意図が全く分からねぇ。……まぁ、どうでもいいか。あいつの目的も、連合のやつらの野望も、このガキも俺にとっちゃどうでもいい。俺はただ、アイツらに復讐さえ出来れば他はどうだっていい。
「荼毘くんおかえりなさーい。て、あれ?肩に担いでいるの、歌歩ちゃんですか?!うわぁぁかぁいい!!バクゴー君をスカウトした後に連れてくると言っていたのに作戦変更したんですか?!こんなに早くまた会えるなんて嬉しいです!!」
イカレ野郎の嬉々とした声が俺を迎えた。喧しくて堪らねぇ。
「作戦変更?聞いてないな。死柄木そんなこと言ったのか?」
イカレ野郎の言葉に首を傾げながらトカゲ野郎が話に入ってくる。
「おじさんも聞いてないねー。なんか訳ありか?荼毘」
そこにミスターも加わり俺へ疑問を投げかけて来た。面倒に思いつつも
「ゴミ燃やしてるとこ見られたから持って帰ってきた」
受け答えてやった。
「あーなるほどねー。ということはこのお嬢さん、殺人現場目撃しちゃったわけかー。あらら可哀想にー」
心にも思ってなさそうなことを軽い口調で眠っているガキを見つめながら言うミスターに鼻で笑いそうになった。
「死柄木は」
見当たらないリーダーの所在を聞くと「どっか行っちゃいましたー」と返って来た。
「んだよ、人が働いてる時に散歩か?いい気なもんだねー」
「働いてって……ただ気に食わねぇやつ燃やしてガキ誘拐してきただけじゃねぇかよ……」
トカゲ野郎が呆れ気味に何か言ってる。
「ゴミ掃除して来たんだよ。立派な仕事だろ。そもそもこのガキ、どっちにしてもとっ捕まえろって話だったんだから別にいいだろ今連れてきても。対して変わんねーだろ」
そう言いながらガキを近くのソファに投げ捨てた。すると「んっ……」と微かに声を上げたが相変わらず眠ったままだ。
「おいおい、そんなぞんざいに扱うなよなー。仮にもリーダーが連れて来いって命令したんだからもう少し丁重に扱えって」
やれやれ、とわざとらしく肩を竦めながらミスターが言った。
「歌歩ちゃん起こします?起こしましょう!早く恋バナしたいのです」
はしゃぎながら言うイカレ野郎が鬱陶しい。
「まだ起こさねぇ方がいいんじゃねぇの…?騒がれたり逃げられたりしたら面倒そうだしよ……」
「逃げられはしないだろ。でもまぁ、とりあえず拘束して死柄木を待っといた方が無難ではあるだろうな」
そんなやり取りをするミスターとトカゲ野郎に対し、イカレ野郎が頬を膨らませながら「えー、早く歌歩ちゃんとお話したいー」と言っているが「後で沢山話せばいいだろー」とミスターが宥めている。
「ちぇー、分かりましたよー。あーあ、せっかく会えたのにまだお話出来ないなんて残念だなー。早く弔君帰って来ないかなー」
などと呟いてるイカレ野郎を軽くあしらい、ミスターはガキを椅子に座らせ縄で縛り付けた。それを見ると途端に表情を明るくさせ
「うわぁ、縛られてる歌歩ちゃんとってもかぁいい!」
といいながらはしゃぎ出した。とことんイカれた奴だ。情緒どうなってんだこのガキ。
にしてもこんなガキ、何に使うんだか。わざわざ連れて来いと言うほど価値があるのか?どこから見てもただの普通の一般家庭で育ったであろうガキ1匹連れて来いという死柄木の命令の意図が全く分からねぇ。……まぁ、どうでもいいか。あいつの目的も、連合のやつらの野望も、このガキも俺にとっちゃどうでもいい。俺はただ、アイツらに復讐さえ出来れば他はどうだっていい。