爆豪勝己連載の番外編を置いていきます。
向日葵 番外編
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共有スペースで何人かと談笑していると、
「そういえばさ、無居さんてどんな子なの?」
耳朗さんが思い出したかのように僕にそんな質問を投げ掛けて来た。
「歌歩ちゃん?うーん、どんな子って言われてもなんて言ったらいいんだろう…ていうか急にどうしてそんなこと聞くの?」
「ウチあの子と少ししか話したことないからさ。どんな子なのか知らないなーって思って気になったの。もうすぐで寮暮らし始めるんでしょ?だったら共通の話題とかも見つけておきたいしさ」
「私も無居さんて爆豪君と緑谷君の幼馴染ってこと以外知らないから知りたーい!」
葉隠さんが元気に会話に加わって来た。それを合図に、なんだかみんなで歌歩ちゃんの話題へとなった。
「なんか無居といえば俺達の前で爆豪に抱き着くのがお決まりになりつつあるっつーくらいしか印象ねェよな」
うん、瀬呂君あんまり弄らないであげて。歌歩ちゃん恥ずかしさのあまり爆死しちゃう。
「大人しくて気弱ってイメージあるよなー」
お菓子を頬張りながら上鳴君が言う。
大人しくて気弱…やっぱりよく知らない子から見たら歌歩ちゃんてそう見えるんだ。
「大人しいとは思うけど…気弱、とは少し違う気がするわ」
蛙吹さんが口元に手を当てながら言う。
「えー?なんで?あの子よく爆豪に詰められてビクビクしてるとこ見かけるよ?」
そんな蛙吹さんに芦戸さんが不思議そうに首を傾げながら尋ねる。
「上手く言えないのだけどなんというか…緑谷ちゃんと爆豪ちゃんの幼馴染だから…って言えばいいのかしら」
「わかる!なんか2人と幼馴染だと気弱じゃやっていけなさそうだよね」
蛙吹さんと麗日さんのやり取りに、他のみんなが一斉に「あぁ、確かに…」と納得した様に言った。
「みんなの中で僕とかっちゃんはどんなイメージ像になってるの一体…」
「なんだろ、なんか一緒にいると心臓もたなそう」
「何しでかすかわかんない」
「タイプの違う問題児?」
結構ボロクソ思われてた。なんか色々とグサグサ刺さって来たような気がする。
「で、実際どうなの?無居さんて気弱なの?そうじゃないの?」
芦戸さんが僕のことをじっと見つめながら聞いてくる。
「んー…大人しくて引っ込み思案なとことか人見知りする性格ではあるけどでも、気弱ではないよ。あぁ見えて結構頑固だし、図太いし思ったことは割となんでもはっきり言うとこあるし」
それ故に、痛い目見ることもあるけど。
歌歩ちゃんは頭がよく回り、冷静に物事を判断したりできる性格をしている。けど時々、感情的になってしまって冷静な判断を出来なくなってしまうところがある。特にかっちゃんのことを悪く言われるとすぐに反論してしまう。
連合に誘拐された時、死柄木の逆鱗に触れてしまい結果トガヒミコに腕を刺されたと話していたけど、その時もきっとかっちゃんのことを何か言われて我慢できなくなり言い返してしまったのだろう。それ以外にあの子が相手の逆鱗に触れるような発言を不用意にするとは考えられない。
「そうだよな、気弱な奴だったらそもそもヴィランに誘拐されて、ひでぇ目に遭わされて、耳塞ぎたくなるような、つれぇ話聞かされたりなんてしたら、あそこまで気丈になんて振る舞えねぇよな…」
切島君がボソッと呟く。耳塞ぎたくなるようなつれぇ話…きっと、神野でオール・フォー・ワンの言っていた、あの話についてのことを言っているのだろう。あの、僕とかっちゃん、飯田君と、轟君と切島君と八百万さん以外には内密にと言われたあのことについてを。
「普通だったら、立ち直れなくなっちまうよな。けどアイツ、真っ直ぐしてるっつ―か、前向きっつーか…」
轟君が俯き加減で言う。
「強い奴だよな。流石お前と爆豪の幼馴染って感じで」
そう微かに笑って言ってくれた。
歌歩ちゃんのことをそんな風に言ってもらえて、自分のことじゃないのになんだかすごく嬉しくなってきた。
「でしょ?優しくて可愛くて強い、僕の……僕とかっちゃんの自慢の、大好きな幼馴染なんだ。きっとみんなも、一緒に過ごしてたらあの子のこと大好きになると思う。だからどうか、どうか、僕とかっちゃんの大切な幼馴染、無居歌歩ちゃんのことを宜しくお願いします!!」
深々と頭を下げながらお願いするとみんな、目を見開いて固まった。そして5秒後くらいにどっと笑いが起きて、「保護者か!!」と総出でつっこまれた。
「そういえばさ、無居さんてどんな子なの?」
耳朗さんが思い出したかのように僕にそんな質問を投げ掛けて来た。
「歌歩ちゃん?うーん、どんな子って言われてもなんて言ったらいいんだろう…ていうか急にどうしてそんなこと聞くの?」
「ウチあの子と少ししか話したことないからさ。どんな子なのか知らないなーって思って気になったの。もうすぐで寮暮らし始めるんでしょ?だったら共通の話題とかも見つけておきたいしさ」
「私も無居さんて爆豪君と緑谷君の幼馴染ってこと以外知らないから知りたーい!」
葉隠さんが元気に会話に加わって来た。それを合図に、なんだかみんなで歌歩ちゃんの話題へとなった。
「なんか無居といえば俺達の前で爆豪に抱き着くのがお決まりになりつつあるっつーくらいしか印象ねェよな」
うん、瀬呂君あんまり弄らないであげて。歌歩ちゃん恥ずかしさのあまり爆死しちゃう。
「大人しくて気弱ってイメージあるよなー」
お菓子を頬張りながら上鳴君が言う。
大人しくて気弱…やっぱりよく知らない子から見たら歌歩ちゃんてそう見えるんだ。
「大人しいとは思うけど…気弱、とは少し違う気がするわ」
蛙吹さんが口元に手を当てながら言う。
「えー?なんで?あの子よく爆豪に詰められてビクビクしてるとこ見かけるよ?」
そんな蛙吹さんに芦戸さんが不思議そうに首を傾げながら尋ねる。
「上手く言えないのだけどなんというか…緑谷ちゃんと爆豪ちゃんの幼馴染だから…って言えばいいのかしら」
「わかる!なんか2人と幼馴染だと気弱じゃやっていけなさそうだよね」
蛙吹さんと麗日さんのやり取りに、他のみんなが一斉に「あぁ、確かに…」と納得した様に言った。
「みんなの中で僕とかっちゃんはどんなイメージ像になってるの一体…」
「なんだろ、なんか一緒にいると心臓もたなそう」
「何しでかすかわかんない」
「タイプの違う問題児?」
結構ボロクソ思われてた。なんか色々とグサグサ刺さって来たような気がする。
「で、実際どうなの?無居さんて気弱なの?そうじゃないの?」
芦戸さんが僕のことをじっと見つめながら聞いてくる。
「んー…大人しくて引っ込み思案なとことか人見知りする性格ではあるけどでも、気弱ではないよ。あぁ見えて結構頑固だし、図太いし思ったことは割となんでもはっきり言うとこあるし」
それ故に、痛い目見ることもあるけど。
歌歩ちゃんは頭がよく回り、冷静に物事を判断したりできる性格をしている。けど時々、感情的になってしまって冷静な判断を出来なくなってしまうところがある。特にかっちゃんのことを悪く言われるとすぐに反論してしまう。
連合に誘拐された時、死柄木の逆鱗に触れてしまい結果トガヒミコに腕を刺されたと話していたけど、その時もきっとかっちゃんのことを何か言われて我慢できなくなり言い返してしまったのだろう。それ以外にあの子が相手の逆鱗に触れるような発言を不用意にするとは考えられない。
「そうだよな、気弱な奴だったらそもそもヴィランに誘拐されて、ひでぇ目に遭わされて、耳塞ぎたくなるような、つれぇ話聞かされたりなんてしたら、あそこまで気丈になんて振る舞えねぇよな…」
切島君がボソッと呟く。耳塞ぎたくなるようなつれぇ話…きっと、神野でオール・フォー・ワンの言っていた、あの話についてのことを言っているのだろう。あの、僕とかっちゃん、飯田君と、轟君と切島君と八百万さん以外には内密にと言われたあのことについてを。
「普通だったら、立ち直れなくなっちまうよな。けどアイツ、真っ直ぐしてるっつ―か、前向きっつーか…」
轟君が俯き加減で言う。
「強い奴だよな。流石お前と爆豪の幼馴染って感じで」
そう微かに笑って言ってくれた。
歌歩ちゃんのことをそんな風に言ってもらえて、自分のことじゃないのになんだかすごく嬉しくなってきた。
「でしょ?優しくて可愛くて強い、僕の……僕とかっちゃんの自慢の、大好きな幼馴染なんだ。きっとみんなも、一緒に過ごしてたらあの子のこと大好きになると思う。だからどうか、どうか、僕とかっちゃんの大切な幼馴染、無居歌歩ちゃんのことを宜しくお願いします!!」
深々と頭を下げながらお願いするとみんな、目を見開いて固まった。そして5秒後くらいにどっと笑いが起きて、「保護者か!!」と総出でつっこまれた。