爆豪勝己連載の番外編を置いていきます。
向日葵 番外編
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廊下から子どもの泣き声が聞こえてくる。ここは高校だ。どうして子どもの泣き声なんて聞こえるのだろうと疑問に思っていると、相澤先生が泣き喚いている小さい女の子を抱っこして連れてきた。
クラス中がみんなザワザワとしている。先生の隠し子?!とかいっているが、その子に僕は見覚えがあった。その小さい子は紛れもなく
「歌歩?!」
そう、どこからどう見ても僕とかっちゃんの幼馴染、無居歌歩である。
かっちゃんの叫び声を聞くとクラス中が更に大騒ぎになった。
「えっ?!うっそ、この子歌歩ちゃんなの?!」
「た、確かに言われてみれば無居に似てるような.....!」
「相澤先生どういうこと?!」
「今から説明するからお前ら一旦黙れ.....」
相澤先生がげっそりとしながら言う。なんだかいつも以上に疲れているみたいだ。
「個性事故に巻き込まれて子供になってしまったみたいでな。効果は1日で消えるらしいがそれまでこのクラスで見ることになったから全員しっかり面倒を見るように」
なんでだよ?!クラス中がきっと全員思ったに違いない。みんな意味がわからないというような顔をしている。
「緑谷、爆豪、お前ら無居と幼馴染だろ?知ってる奴が一緒にいる方がこいつも安心するだろうということで、ここで面倒を見ることになった.....」
相澤先生がはぁ.....と大きなため息をつきながらいう。
「いや、それよりも保健室とかで見てもらった方がいいんじゃないすか?リカバリーガールならしっかり見てくれそうだし」
上鳴君が言うとみんな確かに...といっているが、恐らくは.....
「歌歩はすげー人見知りで泣き虫だ.....どうせ婆さんとこ連れてったら大泣きして大騒ぎして手に負えなかったんだろ.....そんで仕方なく扱い分かってるであろう俺とデクのとこに連れてきたんじゃねぇの」
「あぁ、その通りだ。よく分かったな、爆豪。というわけでしっかり見てやれよ。以上」
そう言って相澤先生は出ていった。
その間も、歌歩ちゃんはずっと泣いていた。
「えーっと... 歌歩ちゃんどうしたのー、泣かないでー」
「あ、飴食べる?美味しいよー?」
「た、高い高いしてやろうか?楽しいぞー?」
「やーだー!!かつきくんといずくくんどこー!!!」
歌歩ちゃんがそう泣くと、クラスのみんなが僕とかっちゃんの方を見てきた。
「歌歩ちゃん、泣かないでー!ほら、出久君と勝己君いるよー!」
そう言いながら麗日さんが歌歩ちゃんを抱き上げて僕とかっちゃんの方へ向かってきた。
「ちがうー!かつきくんもいずくくんもこんなにおおきくないー!!かつきくんこんなにおかおこわくないー!!」
お顔怖くない...そう言われた瞬間、かっちゃんがこの世の終わりみたいな顔をした。クラスの空気がとんでもないほど重くなったのを感じた。そんなことにもお構い無しに歌歩ちゃんは麗日さんの腕の中で暴れている。
するとかっちゃんが、歌歩ちゃんに近づいて行った。みんなは爆豪落ち着け!とか相手は子供だから!とか仕方ないだろ、お前悪人面なんだからとか言っているがそんなこともお構い無しに歌歩ちゃんに近づく。
そしてしゃがんで歌歩ちゃんの目をしっかりと見て頭を撫でながら
「歌歩泣くなよ、この泣き虫!」
そう言って、少し乱暴に歌歩ちゃんの涙を拭いてあげていた。すると歌歩ちゃんは一瞬きょとんとしたが、すぐに泣き止んだ。
「ったく、やっと泣き止んだか.....てめぇはほんっと泣き虫だな」
そう言いながらかっちゃんは歌歩ちゃんの頭を撫でている。クラスのみんなはぽかんとしているが、僕にとってはとても懐かしい光景ですごく嬉しくなった。小さい頃はいつも、歌歩ちゃんが泣く度にかっちゃんがこうして頭を撫でてやっていた。久しぶりにそんな光景を見れるなんて、とても嬉しい。
「おにーちゃん、おかおこわいけどかつきくんみたい」
歌歩ちゃんが笑顔になってそう言う。みたいもなんも、その人勝己くん本人だよ歌歩ちゃん!
「そーかよ」
「うん!かつきくんみたいにやさしい!」
歌歩ちゃんの言葉に、クラスのみんなが首を傾げている。
「歌歩ちゃん、ばく.....勝己くんてどんな子なのかお兄ちゃんに教えてくれる?」
「アホ面すっこんでろ!」
「イイじゃんウチも聞きたい!歌歩ちゃんは、勝己君が好きなの?」
上鳴君と耳郎さんがかっちゃんを無視して歌歩ちゃんに聞く。すると歌歩ちゃんは嬉しそうに笑いながら
「かつきくんはね!すっごくすっごくかっこいいの!かっこよくてやさしくて、いつも歌歩のことたすけてくれるの!たがら歌歩、かつきくんがだーいすきなの!」
と、無邪気に答えた。かわいい.....。クラスの空気が浄化されていく気がする。かっちゃんはなんかドス黒いオーラ出してるけど。
「いやーそうなのかー。だーいすきなのかー良かったなー爆豪」
「羨ましいぜこんなに好かれてるなんて」
ニヤニヤと笑いながらからかってくる瀬呂君と上鳴君に、とてつもない殺気を放つかっちゃん。教室は、澄んだ空気とどす黒い空気が混ざった不思議な空気へとなった。
クラス中がみんなザワザワとしている。先生の隠し子?!とかいっているが、その子に僕は見覚えがあった。その小さい子は紛れもなく
「歌歩?!」
そう、どこからどう見ても僕とかっちゃんの幼馴染、無居歌歩である。
かっちゃんの叫び声を聞くとクラス中が更に大騒ぎになった。
「えっ?!うっそ、この子歌歩ちゃんなの?!」
「た、確かに言われてみれば無居に似てるような.....!」
「相澤先生どういうこと?!」
「今から説明するからお前ら一旦黙れ.....」
相澤先生がげっそりとしながら言う。なんだかいつも以上に疲れているみたいだ。
「個性事故に巻き込まれて子供になってしまったみたいでな。効果は1日で消えるらしいがそれまでこのクラスで見ることになったから全員しっかり面倒を見るように」
なんでだよ?!クラス中がきっと全員思ったに違いない。みんな意味がわからないというような顔をしている。
「緑谷、爆豪、お前ら無居と幼馴染だろ?知ってる奴が一緒にいる方がこいつも安心するだろうということで、ここで面倒を見ることになった.....」
相澤先生がはぁ.....と大きなため息をつきながらいう。
「いや、それよりも保健室とかで見てもらった方がいいんじゃないすか?リカバリーガールならしっかり見てくれそうだし」
上鳴君が言うとみんな確かに...といっているが、恐らくは.....
「歌歩はすげー人見知りで泣き虫だ.....どうせ婆さんとこ連れてったら大泣きして大騒ぎして手に負えなかったんだろ.....そんで仕方なく扱い分かってるであろう俺とデクのとこに連れてきたんじゃねぇの」
「あぁ、その通りだ。よく分かったな、爆豪。というわけでしっかり見てやれよ。以上」
そう言って相澤先生は出ていった。
その間も、歌歩ちゃんはずっと泣いていた。
「えーっと... 歌歩ちゃんどうしたのー、泣かないでー」
「あ、飴食べる?美味しいよー?」
「た、高い高いしてやろうか?楽しいぞー?」
「やーだー!!かつきくんといずくくんどこー!!!」
歌歩ちゃんがそう泣くと、クラスのみんなが僕とかっちゃんの方を見てきた。
「歌歩ちゃん、泣かないでー!ほら、出久君と勝己君いるよー!」
そう言いながら麗日さんが歌歩ちゃんを抱き上げて僕とかっちゃんの方へ向かってきた。
「ちがうー!かつきくんもいずくくんもこんなにおおきくないー!!かつきくんこんなにおかおこわくないー!!」
お顔怖くない...そう言われた瞬間、かっちゃんがこの世の終わりみたいな顔をした。クラスの空気がとんでもないほど重くなったのを感じた。そんなことにもお構い無しに歌歩ちゃんは麗日さんの腕の中で暴れている。
するとかっちゃんが、歌歩ちゃんに近づいて行った。みんなは爆豪落ち着け!とか相手は子供だから!とか仕方ないだろ、お前悪人面なんだからとか言っているがそんなこともお構い無しに歌歩ちゃんに近づく。
そしてしゃがんで歌歩ちゃんの目をしっかりと見て頭を撫でながら
「歌歩泣くなよ、この泣き虫!」
そう言って、少し乱暴に歌歩ちゃんの涙を拭いてあげていた。すると歌歩ちゃんは一瞬きょとんとしたが、すぐに泣き止んだ。
「ったく、やっと泣き止んだか.....てめぇはほんっと泣き虫だな」
そう言いながらかっちゃんは歌歩ちゃんの頭を撫でている。クラスのみんなはぽかんとしているが、僕にとってはとても懐かしい光景ですごく嬉しくなった。小さい頃はいつも、歌歩ちゃんが泣く度にかっちゃんがこうして頭を撫でてやっていた。久しぶりにそんな光景を見れるなんて、とても嬉しい。
「おにーちゃん、おかおこわいけどかつきくんみたい」
歌歩ちゃんが笑顔になってそう言う。みたいもなんも、その人勝己くん本人だよ歌歩ちゃん!
「そーかよ」
「うん!かつきくんみたいにやさしい!」
歌歩ちゃんの言葉に、クラスのみんなが首を傾げている。
「歌歩ちゃん、ばく.....勝己くんてどんな子なのかお兄ちゃんに教えてくれる?」
「アホ面すっこんでろ!」
「イイじゃんウチも聞きたい!歌歩ちゃんは、勝己君が好きなの?」
上鳴君と耳郎さんがかっちゃんを無視して歌歩ちゃんに聞く。すると歌歩ちゃんは嬉しそうに笑いながら
「かつきくんはね!すっごくすっごくかっこいいの!かっこよくてやさしくて、いつも歌歩のことたすけてくれるの!たがら歌歩、かつきくんがだーいすきなの!」
と、無邪気に答えた。かわいい.....。クラスの空気が浄化されていく気がする。かっちゃんはなんかドス黒いオーラ出してるけど。
「いやーそうなのかー。だーいすきなのかー良かったなー爆豪」
「羨ましいぜこんなに好かれてるなんて」
ニヤニヤと笑いながらからかってくる瀬呂君と上鳴君に、とてつもない殺気を放つかっちゃん。教室は、澄んだ空気とどす黒い空気が混ざった不思議な空気へとなった。
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