向日葵
夢小説設定
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外が騒がしくなってきてからどれくらいの時間が経ったんだろう。静かになるどころか、どんどん大きくなって行って恐怖と不安で潰されてしまうんじゃないだろうかという錯覚に支配されそうだ。自分の心臓の音がヤケにうるさく聞こえる。
「誰かいますかッ?!」
部屋の扉を叩く音と、切羽詰まったような声がする。思わず肩をビクッとさせる。
「開けます!!!」
何も答えられずにいると、痺れを切らしたのか、そう言ったと同時に扉が破られた。
「あっ……」
中にどこかで見たことのある人が入ってきた。その人は私のことを見ると驚いたような顔をしている。
「君、無居歌歩さん…かな?」
そう問いかけられた。あっこの人…!
「は、い…無居歌歩、です……!」
震える声で泣きそうになりながら答えると
「良かった!ヒーローです、助けに来ました!!」
と言われ、また泣きそうになる。やっぱりそうだ。テレビで何度かみたことのあるヒーローだ…!
「よく頑張ったね。今縄解いてあげるからね」
と、私のことを落ち着かせるように優しい口調で話しかけながら、縄を解いてくれた。
「どこか怪我はない?体調とかは悪くない?」
そう聞いてくるヒーローに
「大丈夫、です…!」
と答える声は震えている。
「よく頑張ったね。もう大丈夫だから安心してね」
優しく抱きしめられ撫でられて、必死に涙がこぼれそうになるのを堪えて頷いた。
「と、ちょっと待ってね。無線で君を保護出来たって他のヒーローにも知らせるからね」
優しく笑って私の頭を撫でながら言う。良かった…やっと、やっと帰れるんだ。雄英に…みんなの、勝己君のところに……!
『帰れる?本当にそう思うか?』
耳元で、突然囁くような声がした。ぞわっと、全身が粟立つような感覚が襲い掛かってくる。反射的に後ろを振り返ってみるが、誰もいない。けど、絶対に誰かの声がした。気のせい、なんかじゃない。し、しかも、今の声は……!
「無居さん?どうしたの?」
ガタガタと震える私を見て、ヒーローが緊張したように表情を強張らせている。
「あ、あの、いっ……!ッ?!」
今、声が聞こえたんです。そう訴えかけようとした瞬間
「無居さん?!クソッなんだこれ!誰か、誰か早く来て!!」
どこからか無数の腕が生えて来て、私の腕や足、首やお腹を掴んでいる。まるで、出久君とあの男の人が話していた時に近寄ろうとして腕に掴まれた時と同じだ。
「なんなんだこの腕…!離せッ…!」
ヒーローが腕を外そうと触れてきた瞬間、
「ガッ…!」
腕に絞め上げられる。
「無居さん……!」
苦しむ私に怯んだらしく、ヒーローが手を離した。すると
『ゲームオーバーだな』
耳元でまた、声が聞こえてきた。あぁ、やっぱり気のせいなんかじゃない!この声は……
「しがっ———」
と口にしようとしたと同時に、私はどこかへ引きずり込まれた。
◇
———
————
—————
光が、眩しい。ここは……?外……?あの腕に掴まれてる感覚は、もうない。目を開くのが、すごく怖い。けど、ここがどこなのかとか、何が起きたのかとか、理解しないと……。でも、
「おお、マジで連れて来れた。じゃあ、やっぱちゃんと機能してたんだな」
理解、したくない……!鼓膜に響いてくる、この声の主のことを視界に入れたくない……!目を閉じたまま、声のする方とは逆の方へ行こうとそっと後退りすると
「ヒッ…!」
「どこ行くんだよ。せっかく久しぶりに会えたんだからさァ、またゆっくりお話しようぜ?」
腕を掴まれ、引き寄せられて、思わず悲鳴を上げながら閉じていた目を開いてしまった。すると
「久しぶりに会えてすげぇ嬉しいよ。再会を記念してハグでもしてやろうか?なァ、元気だったか?歌歩ちゃぁん」
楽しそうに、悪意に満ちた邪悪な笑みを浮かべた死柄木弔がいた。
「誰かいますかッ?!」
部屋の扉を叩く音と、切羽詰まったような声がする。思わず肩をビクッとさせる。
「開けます!!!」
何も答えられずにいると、痺れを切らしたのか、そう言ったと同時に扉が破られた。
「あっ……」
中にどこかで見たことのある人が入ってきた。その人は私のことを見ると驚いたような顔をしている。
「君、無居歌歩さん…かな?」
そう問いかけられた。あっこの人…!
「は、い…無居歌歩、です……!」
震える声で泣きそうになりながら答えると
「良かった!ヒーローです、助けに来ました!!」
と言われ、また泣きそうになる。やっぱりそうだ。テレビで何度かみたことのあるヒーローだ…!
「よく頑張ったね。今縄解いてあげるからね」
と、私のことを落ち着かせるように優しい口調で話しかけながら、縄を解いてくれた。
「どこか怪我はない?体調とかは悪くない?」
そう聞いてくるヒーローに
「大丈夫、です…!」
と答える声は震えている。
「よく頑張ったね。もう大丈夫だから安心してね」
優しく抱きしめられ撫でられて、必死に涙がこぼれそうになるのを堪えて頷いた。
「と、ちょっと待ってね。無線で君を保護出来たって他のヒーローにも知らせるからね」
優しく笑って私の頭を撫でながら言う。良かった…やっと、やっと帰れるんだ。雄英に…みんなの、勝己君のところに……!
『帰れる?本当にそう思うか?』
耳元で、突然囁くような声がした。ぞわっと、全身が粟立つような感覚が襲い掛かってくる。反射的に後ろを振り返ってみるが、誰もいない。けど、絶対に誰かの声がした。気のせい、なんかじゃない。し、しかも、今の声は……!
「無居さん?どうしたの?」
ガタガタと震える私を見て、ヒーローが緊張したように表情を強張らせている。
「あ、あの、いっ……!ッ?!」
今、声が聞こえたんです。そう訴えかけようとした瞬間
「無居さん?!クソッなんだこれ!誰か、誰か早く来て!!」
どこからか無数の腕が生えて来て、私の腕や足、首やお腹を掴んでいる。まるで、出久君とあの男の人が話していた時に近寄ろうとして腕に掴まれた時と同じだ。
「なんなんだこの腕…!離せッ…!」
ヒーローが腕を外そうと触れてきた瞬間、
「ガッ…!」
腕に絞め上げられる。
「無居さん……!」
苦しむ私に怯んだらしく、ヒーローが手を離した。すると
『ゲームオーバーだな』
耳元でまた、声が聞こえてきた。あぁ、やっぱり気のせいなんかじゃない!この声は……
「しがっ———」
と口にしようとしたと同時に、私はどこかへ引きずり込まれた。
◇
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光が、眩しい。ここは……?外……?あの腕に掴まれてる感覚は、もうない。目を開くのが、すごく怖い。けど、ここがどこなのかとか、何が起きたのかとか、理解しないと……。でも、
「おお、マジで連れて来れた。じゃあ、やっぱちゃんと機能してたんだな」
理解、したくない……!鼓膜に響いてくる、この声の主のことを視界に入れたくない……!目を閉じたまま、声のする方とは逆の方へ行こうとそっと後退りすると
「ヒッ…!」
「どこ行くんだよ。せっかく久しぶりに会えたんだからさァ、またゆっくりお話しようぜ?」
腕を掴まれ、引き寄せられて、思わず悲鳴を上げながら閉じていた目を開いてしまった。すると
「久しぶりに会えてすげぇ嬉しいよ。再会を記念してハグでもしてやろうか?なァ、元気だったか?歌歩ちゃぁん」
楽しそうに、悪意に満ちた邪悪な笑みを浮かべた死柄木弔がいた。
