向日葵
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豪華で見るからにふわふわとしていそうな大きくてぬいぐるみが沢山置かれた天蓋付きのベッド。薄いピンクで統一された壁やカーテン。真っ白で立派なドレッサー。私が座らされて縛り付けられている、ふかふかとした座り心地の良い真っ白な椅子…。それらに囲まれていると、まるで自分が人形にでもなってしまったのではないかと、そんな錯覚に陥ってしまいそうだ。
「歌歩ちゃんどうしたんですか?お部屋きょろきょろと見渡して。このお部屋ね、歌歩ちゃんのために用意してもらったの。とってもとってもとーってもかぁいい女の子が来ることになっているから、飛び切りかぁいいお部屋にしてねってお願いしたの!そしたらリクエスト通りすっごくかぁいいお部屋にしてもらえて大満足なのです」
気に入ってもらえましたか?と笑顔で声を掛けて来るトガヒミコを見ていると尚更そんな感覚に陥りそうになる。
「だからこの部屋見て病院って言われた時はびっくりでしたぁ」
こんなお部屋が病室に見えるだなんてよっぽど困惑してたんだねぇと、クスクスと笑いながら頬を突かれる。やめてと言っても「嫌です」と笑顔で突かれ続けた。
「って、あっ。もうこんな時間だ。歌歩ちゃん、一旦縄解きますねぇ」
と、突然縄を解かれた。何時間かぶりに訪れた解放感に少し感動しつつも、どうして急に縄を解くのかと疑問に思っていると、何故か抱き上げられた。え…何…?なんて思っていたら
「歌歩ちゃんお風呂入りましょうねー」
と言いながら、部屋にいくつかあったドアの1つに向かって歩き出した。え…
「はっ?な、何言って…」
「このお部屋、お風呂とトイレがついてるんですよ。歌歩ちゃんがここだけで生活出来るようにしてあるの」
ほら!という言葉と共に扉が開かれると、トガヒミコの言う通りお風呂場が広がっていた。なんで…?なんて思っていると
「じゃ、一緒に入りましょう」
と、いきなり服を引っ張られる。…は…?はっ?!
「ちょっと、や、やめてっ…!!」
一瞬何を言われてるのかわからず思考停止しかけてしまったが、慌てて必死に抵抗しようと服を引っ張り返すと
「え?服脱がないとお風呂入れないじゃないですか。あっひょとして男の人が入って来るかもって思ってます?大丈夫だよぉ、ミスター達にはお風呂に入るから部屋には来ないでねってちゃんと言ってあるから」
と、また引っ張られる。あ、相変わらず力強っ…!
「せ、せめて1人で入らせて…!」
「それはダメです。歌歩ちゃんのこと見張るように言われてるから」
だから一緒に入りましょう、ねっ!という言葉と共に抵抗も虚しく、服を剝ぎ取られてお風呂場へと連行されてしまった。
◇
誘拐されて、そしてその誘拐犯のうちの1人と2人キリで入浴中…ってこれ、どんな状況なの…。すごく居心地悪い。広い浴槽の中、隅っこの方で縮こまりながら入浴していると
「歌歩ちゃん、なんでそんな端っこにいるんですか?」
せっかく一緒に入ってるんだからこっち来てよぉと言われるが、勘弁してほしい。限界まで端へ行くと
「ねぇ、歌歩ちゃんってばぁ」
頬を膨らませながら私の前までやって来た。ひっと声を上げて逃げようとしたが、腕を掴まれて引き寄せられ
「はい捕まえたぁー!もう、女の子同士なんだから照れることないじゃないですかぁ!」
恥ずかしがり屋さんなんですねぇと、クスクス笑われる。恥ずかしがり屋とか、そういう問題じゃない…。
「それにしても歌歩ちゃんって全体的にとってもちっちゃいですねぇ」
ち、ちっちゃ…!
「ほ、ほっといてくださいよ、べ、別に胸なんか小さくても、困ら、ない、し…」
「へ?胸?何の話ですか??」
…どうやら私は自爆してしまったらしい。心底不思議そうにきょとんとしているトガヒミコを見て気が付いた。なんでもないですと消え入りそうな声で言うとまた不思議そうな顔で首を傾げられた。
俯いているとふふ、と笑い声が聞こえた。何が可笑しいのかと思いトガヒミコを見ると
「お友達と一緒にお風呂に入るのなんて初めてなのでとっても楽しいです」
と、ニコニコと笑いながら言われた。その表情は本心で言っているみたいだ。心から、‘”友達”と一緒に入浴していることを楽しんでいるみたい。…なんか、こういうところ芦戸さんや透ちゃんみたい。本当に、どこにでもいるような普通の、ただの女子高校生みたい。
私のことを、本当に友達だと、そう思ってくれているように見える。
「どうして…」
「んっ?」
思わず言葉が漏れる。するとまた、不思議そうな顔で私のことを見つめて来る。
「どうかしましたか?」
そう尋ねられ、慌てて何でもないと答えると
「変な歌歩ちゃん。さ、そろそろ出ましょう。風邪ひいちゃったら大変です」
と言って、私の腕を引きながらお風呂を出た。
◇
「はい、歌歩ちゃん。タオルと下着ですよ。ごめんね、勝手に鞄の中見ちゃいました」
そう言って少し申し訳なさそうな顔をしながら私の下着とタオルを渡してくる。なんで私のを…。ていうか私の荷物はどこへやられてしまったんだろう…。
「あとこれ、ルームウェアですよ。かぁいいの用意したの!きっと歌歩ちゃんに似合うよぉ」
と言いながら、真っ白のレースのついた可愛らしいルームウェアを渡される。着るのを躊躇っていると
「歌歩ちゃんどうしたんですか?早く着ないと風邪ひいちゃうよ?」
自分で着ないなら私が着せてあげますねぇと言いながら強制的に着せられてしまった。
「やっぱりよく似合いますねぇ。白選んで良かったぁ」
と、ぎゅーっと抱き締められる。苦しい…。
「あっ髪の毛乾かしますね」
ここに座ってねぇと、置いてあったドレッサーの前に座らされて、鼻歌交じりに丁寧に髪をブラッシングされ始める。鏡に映るトガヒミコの表情はとても楽しそうだ。
まるで小さな子供が、人形遊びをしているみたい。この子好みの部屋に閉じ込められて、この子と一緒にお風呂に入れられて、この子好みの服を着せられて、この子に髪を整えられて、この子に沢山愛でられて…本当に、私はこの子の人形になってしまったんじゃないかという不安に襲われそうになる。そっと自分の意志で手を動かすことが出来るのか試してみる。と、ちゃんと自分の意志で動かすことが出来てホッと胸を撫で下ろす。
私は人間だ。人形なんかじゃないと、しっかりと自分に言い聞かせる。
◇
お風呂から出て髪を乾かし終わると
「もう今日は夜遅いですし、歌歩ちゃんはそろそろ寝ましょうねぇ」
ミスターがね、寝る時とトイレ行く時とお風呂入る時は椅子に縛り付けなくて良いよぉーって言ってたんだぁ、良かったねぇと言われ、ベッドに押し込まれた。
寝る時は拘束されない…ということは、上手くすればここから逃げ出せるんじゃない…?トガヒミコが寝たりこの部屋から出て行くのを待っていればもしかしたら…
「あっそうだ歌歩ちゃん」
不意に名前を呼ばれて反射的にトガヒミコのことを見ると
「っ?!」
顎を掴まれて無理矢理上を向かされて、何か錠剤の様なものを口に放り込まれた。途端、病院で薬を注射された時と同じように世界が歪み始める。
「ダメですよぉー、ここから逃げようなんて考えたりしちゃ」
頭を撫でながら、甘い声で囁かれる。
「なん、で…」
なんでわかったの…?そう聞こうとするが、上手く言葉を紡げない。
「わかりますよぉー。だって顔に書いてあったもん。私がここから出て行ったり寝たりしたら逃げられるかもって」
でも残念でしたぁー、そう簡単には逃げれませーんと、クスクス笑い声が部屋中に響き渡る。そして
「お休みぃー、歌歩ちゃーん…また明日いっぱい遊ぼうねぇ」
と、その言葉を聞いたと同時に私の意識は途切れた。
「歌歩ちゃんどうしたんですか?お部屋きょろきょろと見渡して。このお部屋ね、歌歩ちゃんのために用意してもらったの。とってもとってもとーってもかぁいい女の子が来ることになっているから、飛び切りかぁいいお部屋にしてねってお願いしたの!そしたらリクエスト通りすっごくかぁいいお部屋にしてもらえて大満足なのです」
気に入ってもらえましたか?と笑顔で声を掛けて来るトガヒミコを見ていると尚更そんな感覚に陥りそうになる。
「だからこの部屋見て病院って言われた時はびっくりでしたぁ」
こんなお部屋が病室に見えるだなんてよっぽど困惑してたんだねぇと、クスクスと笑いながら頬を突かれる。やめてと言っても「嫌です」と笑顔で突かれ続けた。
「って、あっ。もうこんな時間だ。歌歩ちゃん、一旦縄解きますねぇ」
と、突然縄を解かれた。何時間かぶりに訪れた解放感に少し感動しつつも、どうして急に縄を解くのかと疑問に思っていると、何故か抱き上げられた。え…何…?なんて思っていたら
「歌歩ちゃんお風呂入りましょうねー」
と言いながら、部屋にいくつかあったドアの1つに向かって歩き出した。え…
「はっ?な、何言って…」
「このお部屋、お風呂とトイレがついてるんですよ。歌歩ちゃんがここだけで生活出来るようにしてあるの」
ほら!という言葉と共に扉が開かれると、トガヒミコの言う通りお風呂場が広がっていた。なんで…?なんて思っていると
「じゃ、一緒に入りましょう」
と、いきなり服を引っ張られる。…は…?はっ?!
「ちょっと、や、やめてっ…!!」
一瞬何を言われてるのかわからず思考停止しかけてしまったが、慌てて必死に抵抗しようと服を引っ張り返すと
「え?服脱がないとお風呂入れないじゃないですか。あっひょとして男の人が入って来るかもって思ってます?大丈夫だよぉ、ミスター達にはお風呂に入るから部屋には来ないでねってちゃんと言ってあるから」
と、また引っ張られる。あ、相変わらず力強っ…!
「せ、せめて1人で入らせて…!」
「それはダメです。歌歩ちゃんのこと見張るように言われてるから」
だから一緒に入りましょう、ねっ!という言葉と共に抵抗も虚しく、服を剝ぎ取られてお風呂場へと連行されてしまった。
◇
誘拐されて、そしてその誘拐犯のうちの1人と2人キリで入浴中…ってこれ、どんな状況なの…。すごく居心地悪い。広い浴槽の中、隅っこの方で縮こまりながら入浴していると
「歌歩ちゃん、なんでそんな端っこにいるんですか?」
せっかく一緒に入ってるんだからこっち来てよぉと言われるが、勘弁してほしい。限界まで端へ行くと
「ねぇ、歌歩ちゃんってばぁ」
頬を膨らませながら私の前までやって来た。ひっと声を上げて逃げようとしたが、腕を掴まれて引き寄せられ
「はい捕まえたぁー!もう、女の子同士なんだから照れることないじゃないですかぁ!」
恥ずかしがり屋さんなんですねぇと、クスクス笑われる。恥ずかしがり屋とか、そういう問題じゃない…。
「それにしても歌歩ちゃんって全体的にとってもちっちゃいですねぇ」
ち、ちっちゃ…!
「ほ、ほっといてくださいよ、べ、別に胸なんか小さくても、困ら、ない、し…」
「へ?胸?何の話ですか??」
…どうやら私は自爆してしまったらしい。心底不思議そうにきょとんとしているトガヒミコを見て気が付いた。なんでもないですと消え入りそうな声で言うとまた不思議そうな顔で首を傾げられた。
俯いているとふふ、と笑い声が聞こえた。何が可笑しいのかと思いトガヒミコを見ると
「お友達と一緒にお風呂に入るのなんて初めてなのでとっても楽しいです」
と、ニコニコと笑いながら言われた。その表情は本心で言っているみたいだ。心から、‘”友達”と一緒に入浴していることを楽しんでいるみたい。…なんか、こういうところ芦戸さんや透ちゃんみたい。本当に、どこにでもいるような普通の、ただの女子高校生みたい。
私のことを、本当に友達だと、そう思ってくれているように見える。
「どうして…」
「んっ?」
思わず言葉が漏れる。するとまた、不思議そうな顔で私のことを見つめて来る。
「どうかしましたか?」
そう尋ねられ、慌てて何でもないと答えると
「変な歌歩ちゃん。さ、そろそろ出ましょう。風邪ひいちゃったら大変です」
と言って、私の腕を引きながらお風呂を出た。
◇
「はい、歌歩ちゃん。タオルと下着ですよ。ごめんね、勝手に鞄の中見ちゃいました」
そう言って少し申し訳なさそうな顔をしながら私の下着とタオルを渡してくる。なんで私のを…。ていうか私の荷物はどこへやられてしまったんだろう…。
「あとこれ、ルームウェアですよ。かぁいいの用意したの!きっと歌歩ちゃんに似合うよぉ」
と言いながら、真っ白のレースのついた可愛らしいルームウェアを渡される。着るのを躊躇っていると
「歌歩ちゃんどうしたんですか?早く着ないと風邪ひいちゃうよ?」
自分で着ないなら私が着せてあげますねぇと言いながら強制的に着せられてしまった。
「やっぱりよく似合いますねぇ。白選んで良かったぁ」
と、ぎゅーっと抱き締められる。苦しい…。
「あっ髪の毛乾かしますね」
ここに座ってねぇと、置いてあったドレッサーの前に座らされて、鼻歌交じりに丁寧に髪をブラッシングされ始める。鏡に映るトガヒミコの表情はとても楽しそうだ。
まるで小さな子供が、人形遊びをしているみたい。この子好みの部屋に閉じ込められて、この子と一緒にお風呂に入れられて、この子好みの服を着せられて、この子に髪を整えられて、この子に沢山愛でられて…本当に、私はこの子の人形になってしまったんじゃないかという不安に襲われそうになる。そっと自分の意志で手を動かすことが出来るのか試してみる。と、ちゃんと自分の意志で動かすことが出来てホッと胸を撫で下ろす。
私は人間だ。人形なんかじゃないと、しっかりと自分に言い聞かせる。
◇
お風呂から出て髪を乾かし終わると
「もう今日は夜遅いですし、歌歩ちゃんはそろそろ寝ましょうねぇ」
ミスターがね、寝る時とトイレ行く時とお風呂入る時は椅子に縛り付けなくて良いよぉーって言ってたんだぁ、良かったねぇと言われ、ベッドに押し込まれた。
寝る時は拘束されない…ということは、上手くすればここから逃げ出せるんじゃない…?トガヒミコが寝たりこの部屋から出て行くのを待っていればもしかしたら…
「あっそうだ歌歩ちゃん」
不意に名前を呼ばれて反射的にトガヒミコのことを見ると
「っ?!」
顎を掴まれて無理矢理上を向かされて、何か錠剤の様なものを口に放り込まれた。途端、病院で薬を注射された時と同じように世界が歪み始める。
「ダメですよぉー、ここから逃げようなんて考えたりしちゃ」
頭を撫でながら、甘い声で囁かれる。
「なん、で…」
なんでわかったの…?そう聞こうとするが、上手く言葉を紡げない。
「わかりますよぉー。だって顔に書いてあったもん。私がここから出て行ったり寝たりしたら逃げられるかもって」
でも残念でしたぁー、そう簡単には逃げれませーんと、クスクス笑い声が部屋中に響き渡る。そして
「お休みぃー、歌歩ちゃーん…また明日いっぱい遊ぼうねぇ」
と、その言葉を聞いたと同時に私の意識は途切れた。
