向日葵
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今日から入院だ。荷物を持って寮を出るとインターンが休みのA組の子達やC組のクラスメイト達とエリちゃんが見送りに来てくれた。しかもエリちゃんが一生懸命手紙を書いてくれて、プレゼントしてくれた。正直泣きそうだったけれども頑張って堪えて、病院に着いたらゆっくり読むねと約束した。読むのがすごく楽しみだななんて思いながらみんなに「行ってきます」と言って別れ、車へ乗り込んだ。
「すみません、送り迎えありがとうございます」
先に車に乗り込んでいたヒーローと運転手さんにお礼を言いつつシートベルトを締めると
「いえいえ。じゃあ出発するね」
と言ってくる運転手さんにお願いしますと言うと車が出発した。チラリと窓の外を見ると、未だにみんなが手を振ったりしてくれていたので振り返した。
「みんなわざわざ朝早くから見送りに来てくれるなんて優しいね」
私の様子を見ていたヒーローが微笑まし気な様子で話し掛けてきた。
「はい、本当にみんなすごく優しい人達ばかりで。いつも助けてもらってます」
そう言い返すとまたより一層微笑ましそうにされた。
「そうそう、君の入院する予定の病院は京都にある蛇腔病院だったね」
「はい、そうです」
わざわざどうして確認するのかなと思っていると
「蛇腔病院側から先程連絡があったんだ。急で大変申し訳ないのだけれども、ちょっとした手違いがあって君を受け入れることのできる日程が明後日になってしまったそうなんだ。だから今日と明日の2日間だけ、神野の時に入院していた病院へ入院してくれとの事だそうだ」
だから今からそっちの病院へ向かうことになったからよろしくねと言われた。随分と急な話だな…。そんなこともある…のかな、医療関係ってきっと私には想像もつかないようなハプニングとか起きたりするだろうし。
「わかりました。あっじゃあ今から雄英に…」
「それは大丈夫さ。私の方からすでに連絡は入れてあるからね」
と、優し気に言われた。
「…わかりました。あ、じゃあ祖母にも…」
「あっごめんね、病院側と警察、ヒーローで話し合って君の安全面を考慮して、たとえ身内であってもあそこの病院に入院することになったっていうのは口外しないようにってことで話がまとまったんだ」
だからごめんね、お婆さんに知らせるのは辞めてもらえないかな?と言われた。そう言われると、わかりましたっていうしかない、か。少し腑に落ちないなと思いつつも「わかりました」と了承した。
◇
病院へ着くと早速検査をするからと言われ、診察室へ通された。先に病室へ行くわけじゃないんだと思いつつも、あまり深く考えずに言われるがまま入室し、ドアを閉めると
「歌歩ちゃーーん!!やっと会えたぁー!!」
嬉しそうに声を上げながら、いきなり抱き着かれた。あまりの衝撃に、頭の中が真っ白になった。
「あっ…えっ…な、なん、何で…」
やっとの思いで発することができたのはそれだけで。何も言えず、ただただ震えることしか出来ない。そんな私の様子を見ながら抱き着いてきた人物…
「言ったでしょ?また今度会おうね…って。まさかこんなに遅くなっちゃうなんて思いませんでしたが」
トガヒミコはにっこりと笑って言う。なんで?何でこの子がここにいるの?どうして病院にいて、私の目の前にいて、私のことを抱き締めているの?わからない。頭が追いつかない。
「やっと会えてうれしい!!相変わらずかぁいいねぇ、歌歩ちゃん。だーい好き!」
そう言ってまた、更にきつく抱きしめられる。あっや、いや、嫌…!逃げなくちゃ、逃げなくちゃ…!ドア、開けないと…!もぞもぞとドアに手を…
「あっそうだ、鍵かけなきゃ」
伸ばそうとした私に気が付いたらしく、鍵を掛けられてしまった。ガチャリ、と鳴り響く音に絶望することしか出来ない。た、助けを呼ばないと…そう思ってはいるのに、恐怖で上手く声を出すことが出来ない。
「歌歩ちゃん」
トガヒミコが、可愛らしく、とても愛らしく笑いかけて来た。そして私の耳元で
「つーかまーえたぁ…」
蕩けるような甘い声で、とてもとても幸せそうに囁いた。
「~~~ッッッ」
その瞬間全身が粟立った。声にならない悲鳴を上げそうになったが、口を塞がれてしまって阻止されてしまった。
「もう、歌歩ちゃん、ダメですよぉ病院で大きな声出したりしたら」
他の患者さんにご迷惑ですよぉーとニコニコと笑う顔に、恐怖が増す。
「そんな悪い子な歌歩ちゃんには、ちょっと眠ってもらいましょう」
そういうトガヒミコの手には、注射器が握られている。一瞬にして、あの日のことがフラッシュバックしてきた。
一生懸命抵抗する私のことを「大丈夫ですよぉ、痛くない、痛くないよぉ」と笑いまるで小さな子どもをあやすような調子で言う。そして
「ッッッ…!」
チクリと、首元に痛みが走った。どうやら注射を打たれてしまったらしい。世界が歪み始めて、地面に倒れこんでしまう。
するとトガヒミコに抱き上げられ、
「おやすみー、歌歩ちゃん。いい夢見てね」
と話し掛けられる。抵抗したいのに、身体が動かせない。
なんで…?なんで私は、こんな目に遭わないといけないの…?もう、やだよ…!助けて、助けて勝己君……!
「すみません、送り迎えありがとうございます」
先に車に乗り込んでいたヒーローと運転手さんにお礼を言いつつシートベルトを締めると
「いえいえ。じゃあ出発するね」
と言ってくる運転手さんにお願いしますと言うと車が出発した。チラリと窓の外を見ると、未だにみんなが手を振ったりしてくれていたので振り返した。
「みんなわざわざ朝早くから見送りに来てくれるなんて優しいね」
私の様子を見ていたヒーローが微笑まし気な様子で話し掛けてきた。
「はい、本当にみんなすごく優しい人達ばかりで。いつも助けてもらってます」
そう言い返すとまたより一層微笑ましそうにされた。
「そうそう、君の入院する予定の病院は京都にある蛇腔病院だったね」
「はい、そうです」
わざわざどうして確認するのかなと思っていると
「蛇腔病院側から先程連絡があったんだ。急で大変申し訳ないのだけれども、ちょっとした手違いがあって君を受け入れることのできる日程が明後日になってしまったそうなんだ。だから今日と明日の2日間だけ、神野の時に入院していた病院へ入院してくれとの事だそうだ」
だから今からそっちの病院へ向かうことになったからよろしくねと言われた。随分と急な話だな…。そんなこともある…のかな、医療関係ってきっと私には想像もつかないようなハプニングとか起きたりするだろうし。
「わかりました。あっじゃあ今から雄英に…」
「それは大丈夫さ。私の方からすでに連絡は入れてあるからね」
と、優し気に言われた。
「…わかりました。あ、じゃあ祖母にも…」
「あっごめんね、病院側と警察、ヒーローで話し合って君の安全面を考慮して、たとえ身内であってもあそこの病院に入院することになったっていうのは口外しないようにってことで話がまとまったんだ」
だからごめんね、お婆さんに知らせるのは辞めてもらえないかな?と言われた。そう言われると、わかりましたっていうしかない、か。少し腑に落ちないなと思いつつも「わかりました」と了承した。
◇
病院へ着くと早速検査をするからと言われ、診察室へ通された。先に病室へ行くわけじゃないんだと思いつつも、あまり深く考えずに言われるがまま入室し、ドアを閉めると
「歌歩ちゃーーん!!やっと会えたぁー!!」
嬉しそうに声を上げながら、いきなり抱き着かれた。あまりの衝撃に、頭の中が真っ白になった。
「あっ…えっ…な、なん、何で…」
やっとの思いで発することができたのはそれだけで。何も言えず、ただただ震えることしか出来ない。そんな私の様子を見ながら抱き着いてきた人物…
「言ったでしょ?また今度会おうね…って。まさかこんなに遅くなっちゃうなんて思いませんでしたが」
トガヒミコはにっこりと笑って言う。なんで?何でこの子がここにいるの?どうして病院にいて、私の目の前にいて、私のことを抱き締めているの?わからない。頭が追いつかない。
「やっと会えてうれしい!!相変わらずかぁいいねぇ、歌歩ちゃん。だーい好き!」
そう言ってまた、更にきつく抱きしめられる。あっや、いや、嫌…!逃げなくちゃ、逃げなくちゃ…!ドア、開けないと…!もぞもぞとドアに手を…
「あっそうだ、鍵かけなきゃ」
伸ばそうとした私に気が付いたらしく、鍵を掛けられてしまった。ガチャリ、と鳴り響く音に絶望することしか出来ない。た、助けを呼ばないと…そう思ってはいるのに、恐怖で上手く声を出すことが出来ない。
「歌歩ちゃん」
トガヒミコが、可愛らしく、とても愛らしく笑いかけて来た。そして私の耳元で
「つーかまーえたぁ…」
蕩けるような甘い声で、とてもとても幸せそうに囁いた。
「~~~ッッッ」
その瞬間全身が粟立った。声にならない悲鳴を上げそうになったが、口を塞がれてしまって阻止されてしまった。
「もう、歌歩ちゃん、ダメですよぉ病院で大きな声出したりしたら」
他の患者さんにご迷惑ですよぉーとニコニコと笑う顔に、恐怖が増す。
「そんな悪い子な歌歩ちゃんには、ちょっと眠ってもらいましょう」
そういうトガヒミコの手には、注射器が握られている。一瞬にして、あの日のことがフラッシュバックしてきた。
一生懸命抵抗する私のことを「大丈夫ですよぉ、痛くない、痛くないよぉ」と笑いまるで小さな子どもをあやすような調子で言う。そして
「ッッッ…!」
チクリと、首元に痛みが走った。どうやら注射を打たれてしまったらしい。世界が歪み始めて、地面に倒れこんでしまう。
するとトガヒミコに抱き上げられ、
「おやすみー、歌歩ちゃん。いい夢見てね」
と話し掛けられる。抵抗したいのに、身体が動かせない。
なんで…?なんで私は、こんな目に遭わないといけないの…?もう、やだよ…!助けて、助けて勝己君……!
