向日葵
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A組とB組の合同授業はもう大分進んでいたようで。あと2試合で終わりみたいだ。今の所引き分けで次の試合でどっちが勝つのか決まるのだとか。
「耳郎さん次出るんだってね。頑張ってね!」
「ありがと。全力でやって来るよ。…ところでさ、ウチより大切な人忘れてない?」
応援しようと思い耳郎さんに声を掛けるとそんなことを言われた。何のことかわからずに首を傾げると「あんたねぇ…」となぜか溜息を吐かれた。
「爆豪に!言わなくていいの?頑張ってね、応援してるよ!って」
耳元でこそっと言われた。
「えっ勝己君に?なんで?」
そう尋ねると「なんでって…えっ逆になんで?!」と、すごくビックリされた。
「だって…勝己君に頑張ってねなんて言葉必要ないでしょ」
耳郎さんにそう答えると、「えっ…」ときょとんとされた。
「勝己君だよ?耳郎さんも知ってるでしょ?勝己君がどれだけ強いか。B組の子達がどんなに強いかはわからないけどでも、絶対に勝己君の方が強いもの。私が頑張ってねなんて言う必要、どこにもないよ」
だって勝己君は、誰が相手でも最後には絶対に勝つ、オールマイトをも超えるヒーローになる人だもん、そう私が言うと、耳郎さんは突然肩を震わせ出した。そして、声を上げて笑い出した。
「じ、耳郎さん?どうしたの…」
「いやだって…!まさかそこまで…!」
耳郎さんが何かにツボってしまったみたいでずっと笑っている。どうしたんだろう…?
「ごめんごめん!気分悪くしちゃったらマジでごめん!いやー…まさかそこまでベタ惚れとは思わなくてさ…」
まだ肩を微かに震わせながら言う。そ、そんなに笑われるほど変なこと言ったかな私…。
「おいコラ耳!何いつまでくっちゃべってんだ早くしろや!」
「耳じゃなくて耳郎!!今行くー!」
じゃ、ちょっくら行ってくるね、と言いながら耳郎さんは勝己君達の方へ走って行く。行ってらっしゃい!と手を振り見送りながらふと思う。耳郎さん、なんか変なこと言ってなかった?先程の会話を思い起こしながら考えてみる。
『いやー…まさかそこまでベタ惚れとは思わなくてさ…』
ベタ惚れ??誰が誰に??話的に私??私が誰に??私好きな人なんか…
『歌歩ね、大きくなったら勝己君のお嫁さんになりたいの!!』
勝己、君…?いや…!いやいやいや…!そりゃ好きだけど!大好きだけども!!違うよ。違う違う違う、だって、いや、えっ…!
「ちょっと無居ー!何ぼさっとしてんの?」
爆豪達の試合はじまっちゃうよー?見ないと―!早くこっちおいでよー!と芦戸さんに声を掛けられて我に返った。
「ごめんすぐ行く!」
慌てて足早の芦戸さんの待つところへと向かう。
…私は勝己君のことが好き。小さい頃からずっと。ずーっと世界で1番大好き。だけどもその好きは、友達としてとか、幼馴染としての意味での好きだ。絶対そう。
お嫁さんになりたいって言ってたのだってきっと、小さい頃のあのなんか独特なあれだろうし、うん、絶対違う。耳郎さん、きっと何か誤解しているんだ。後でちゃんと誤解を解かないと。などと思考を巡らせていたら勝己君達の試合が始まった。
「耳郎さん次出るんだってね。頑張ってね!」
「ありがと。全力でやって来るよ。…ところでさ、ウチより大切な人忘れてない?」
応援しようと思い耳郎さんに声を掛けるとそんなことを言われた。何のことかわからずに首を傾げると「あんたねぇ…」となぜか溜息を吐かれた。
「爆豪に!言わなくていいの?頑張ってね、応援してるよ!って」
耳元でこそっと言われた。
「えっ勝己君に?なんで?」
そう尋ねると「なんでって…えっ逆になんで?!」と、すごくビックリされた。
「だって…勝己君に頑張ってねなんて言葉必要ないでしょ」
耳郎さんにそう答えると、「えっ…」ときょとんとされた。
「勝己君だよ?耳郎さんも知ってるでしょ?勝己君がどれだけ強いか。B組の子達がどんなに強いかはわからないけどでも、絶対に勝己君の方が強いもの。私が頑張ってねなんて言う必要、どこにもないよ」
だって勝己君は、誰が相手でも最後には絶対に勝つ、オールマイトをも超えるヒーローになる人だもん、そう私が言うと、耳郎さんは突然肩を震わせ出した。そして、声を上げて笑い出した。
「じ、耳郎さん?どうしたの…」
「いやだって…!まさかそこまで…!」
耳郎さんが何かにツボってしまったみたいでずっと笑っている。どうしたんだろう…?
「ごめんごめん!気分悪くしちゃったらマジでごめん!いやー…まさかそこまでベタ惚れとは思わなくてさ…」
まだ肩を微かに震わせながら言う。そ、そんなに笑われるほど変なこと言ったかな私…。
「おいコラ耳!何いつまでくっちゃべってんだ早くしろや!」
「耳じゃなくて耳郎!!今行くー!」
じゃ、ちょっくら行ってくるね、と言いながら耳郎さんは勝己君達の方へ走って行く。行ってらっしゃい!と手を振り見送りながらふと思う。耳郎さん、なんか変なこと言ってなかった?先程の会話を思い起こしながら考えてみる。
『いやー…まさかそこまでベタ惚れとは思わなくてさ…』
ベタ惚れ??誰が誰に??話的に私??私が誰に??私好きな人なんか…
『歌歩ね、大きくなったら勝己君のお嫁さんになりたいの!!』
勝己、君…?いや…!いやいやいや…!そりゃ好きだけど!大好きだけども!!違うよ。違う違う違う、だって、いや、えっ…!
「ちょっと無居ー!何ぼさっとしてんの?」
爆豪達の試合はじまっちゃうよー?見ないと―!早くこっちおいでよー!と芦戸さんに声を掛けられて我に返った。
「ごめんすぐ行く!」
慌てて足早の芦戸さんの待つところへと向かう。
…私は勝己君のことが好き。小さい頃からずっと。ずーっと世界で1番大好き。だけどもその好きは、友達としてとか、幼馴染としての意味での好きだ。絶対そう。
お嫁さんになりたいって言ってたのだってきっと、小さい頃のあのなんか独特なあれだろうし、うん、絶対違う。耳郎さん、きっと何か誤解しているんだ。後でちゃんと誤解を解かないと。などと思考を巡らせていたら勝己君達の試合が始まった。