向日葵
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歌歩は泣き虫だ。いつもすぐに泣く。木登りしてた奴が落ちて怪我したのを見て泣き、一緒に食おうとしてた菓子をカラスに取られて泣き、大切にしてるハリネズミのヌイバを落としてそのせいで汚れてしまったと泣き、山に遊びに行って怪我をして帰ってきた俺とデクを見て泣き.....。記憶に残ってる歌歩は泣いてばっかだ。
泣いてる歌歩は嫌いだ。鬱陶しいし、めんどくせぇし、アイツが泣くと俺が悪くなくても必ず俺がババアに怒られる。...けど、泣き止ませるために頭を撫でてやると嬉しそうに笑う、あの笑顔は嫌いじゃなかった。
「なぁなぁ爆豪!お前彼女いたのか?!」
考え事をしているといきなりアホ面が何か言ってきやがった。
「あ?なんのことだ」
「とぼけんなよ!一緒に登校してたじゃんかよ女子と!それもすっげー可愛い子と!」
喧しくギャーギャーと喚き散らすアホ面がウザったくてたまらねぇ。
「あ、それあたしも見た!髪が長くて目がパッチリとした可愛い子でしょ?あの子もヒーロー科の子?」
アホ面の声が聞こえたらしく、黒目が会話に入ってきた。余計うるさくなりやがった。しかもその様子を見てクラスの他の連中まで集まってきた。ウゼェ...。どいつもこいつも腹立つ。なんなんだこのモブ共は。
「テメェらウゼェぞ黙りやがれ!誰があんなのと付き合うか、あれはただの幼馴染だわ!!」
俺の怒鳴り声を聞くと、集まってきた連中はつまらないとでも言うような反応をした。
「爆豪と幼馴染ってことは緑谷ともなのか?」
幼馴染という発言に対して疑問に思ったらしく、クソ髪がデクに話を振った。
「え?あ、うんそうだよ。僕も歌歩ちゃんと幼馴染」
話を振られると思っていなかったのかデクが少し肩をビクッとさせながら答えた。
「ただの幼馴染で彼女じゃねぇのかー。じゃあ今度あの子誘ってお茶にでも...」
「おいコラアホ面、今なんつった...?」
ふざけたことを抜かすアホ面を思い切り睨みつけると「ヒィぃぃぃぃ...!」と言いながら黙り込んだ。
「おいおい爆豪...そんな脅すようなことすんのやめてやれよ」
「うるせぇ黙ってろクソ髪!」
ったく、どいつもこいつもクソうぜぇ。
「ねぇ、かっちゃん。あの、後でどうしても話したいことが...」
「あぁ?!話しかけてくんじゃねーよこのクソナード!!」
他の奴らがやっとどっか行ったと思ったら今度はもっとうぜぇのが話しかけてきやがった。
ったく、今日は朝っぱらからイライラする。
あのバカは相変わらず俺の事を怖がりやがって、話したいこと何も話せねぇしよ。なんで俺に黙って引っ越したのかとか、雄英入ったこと黙ってたことについて聞けなかったじゃねぇかくそ。しかもまた、あんな不細工な顔しやがって。クソナードが来た瞬間安心したみてぇな面するしよ。俺にはそんな顔しねぇくせに。いい加減にしろよあのブス。
「は、話くらい聞いてよ...。歌歩ちゃんのことで、どうしても聞いて欲しいんだ...」
「あ?歌歩?」
「...うん。かっちゃん以外には、話さない方がいいと思って...」
だから、放課後残ってよ...そう言って俯くデクに対して舌打ちをして「どうせおばさんが入院してることについてだろ」というと
「!かっちゃん、おばさんが入院してること知ってるの?」
と聞いてきたので仕方なく
「昨日ばあちゃんに会った時言ってたんだよ。今入院してっからしばらく帰ってこねぇって」
答えてやった。
「そっか...。じゃあさ、気づいてる?歌歩ちゃん...」
「相当無理してる。あの"クセ"が出てた。その事に気づいてるかって聞きてぇんだろ。気づいてるに決まってんだろ、テメェが分かってて俺に分からねぇわけがねぇだろ、クソが」
歌歩にはクセがある。本人や周りの連中は気づいていない、俺と、癪だがこのクソナードだけが気づいている悪癖が。
「ご、ごめん...。あのクセ、どうしたら直せるかな...?歌歩ちゃんがあれやるようになったのってさ、僕達のせい...」
「うるせぇ黙れ!知らねぇよだからどうしたもんかって考えてんだろうが!なのにゴチャゴチャ言いやがってこのクソナードが!!」
ただでさえイラついてんだよ。なのに鬱陶しく絡んできやがって。イチイチ癪に触るんだよクソが。そう怒鳴るとようやくデクは黙った。
『歌歩ちゃんがあれやるようになったのってさ、僕達のせい...』
そう言ったデクの言葉がまた頭に響いてきやがって気分が悪い。
.....歌歩、なんでテメェ、泣かなくなったんだよ。泣かなくなった代わりにどうして、あんな不細工な顔するようになったんだよ。そんな顔されて、俺が喜ぶと思ってんのかよ。安心すると思ってんのかよ。ふざけやがって。
何が嘘なんかついてないだ。いつもいつも嘘ついてんだろ。自分のことくらいちゃんと分かれよバカ。
泣いてる歌歩は嫌いだ。鬱陶しいし、めんどくせぇし、アイツが泣くと俺が悪くなくても必ず俺がババアに怒られる。...けど、泣き止ませるために頭を撫でてやると嬉しそうに笑う、あの笑顔は嫌いじゃなかった。
「なぁなぁ爆豪!お前彼女いたのか?!」
考え事をしているといきなりアホ面が何か言ってきやがった。
「あ?なんのことだ」
「とぼけんなよ!一緒に登校してたじゃんかよ女子と!それもすっげー可愛い子と!」
喧しくギャーギャーと喚き散らすアホ面がウザったくてたまらねぇ。
「あ、それあたしも見た!髪が長くて目がパッチリとした可愛い子でしょ?あの子もヒーロー科の子?」
アホ面の声が聞こえたらしく、黒目が会話に入ってきた。余計うるさくなりやがった。しかもその様子を見てクラスの他の連中まで集まってきた。ウゼェ...。どいつもこいつも腹立つ。なんなんだこのモブ共は。
「テメェらウゼェぞ黙りやがれ!誰があんなのと付き合うか、あれはただの幼馴染だわ!!」
俺の怒鳴り声を聞くと、集まってきた連中はつまらないとでも言うような反応をした。
「爆豪と幼馴染ってことは緑谷ともなのか?」
幼馴染という発言に対して疑問に思ったらしく、クソ髪がデクに話を振った。
「え?あ、うんそうだよ。僕も歌歩ちゃんと幼馴染」
話を振られると思っていなかったのかデクが少し肩をビクッとさせながら答えた。
「ただの幼馴染で彼女じゃねぇのかー。じゃあ今度あの子誘ってお茶にでも...」
「おいコラアホ面、今なんつった...?」
ふざけたことを抜かすアホ面を思い切り睨みつけると「ヒィぃぃぃぃ...!」と言いながら黙り込んだ。
「おいおい爆豪...そんな脅すようなことすんのやめてやれよ」
「うるせぇ黙ってろクソ髪!」
ったく、どいつもこいつもクソうぜぇ。
「ねぇ、かっちゃん。あの、後でどうしても話したいことが...」
「あぁ?!話しかけてくんじゃねーよこのクソナード!!」
他の奴らがやっとどっか行ったと思ったら今度はもっとうぜぇのが話しかけてきやがった。
ったく、今日は朝っぱらからイライラする。
あのバカは相変わらず俺の事を怖がりやがって、話したいこと何も話せねぇしよ。なんで俺に黙って引っ越したのかとか、雄英入ったこと黙ってたことについて聞けなかったじゃねぇかくそ。しかもまた、あんな不細工な顔しやがって。クソナードが来た瞬間安心したみてぇな面するしよ。俺にはそんな顔しねぇくせに。いい加減にしろよあのブス。
「は、話くらい聞いてよ...。歌歩ちゃんのことで、どうしても聞いて欲しいんだ...」
「あ?歌歩?」
「...うん。かっちゃん以外には、話さない方がいいと思って...」
だから、放課後残ってよ...そう言って俯くデクに対して舌打ちをして「どうせおばさんが入院してることについてだろ」というと
「!かっちゃん、おばさんが入院してること知ってるの?」
と聞いてきたので仕方なく
「昨日ばあちゃんに会った時言ってたんだよ。今入院してっからしばらく帰ってこねぇって」
答えてやった。
「そっか...。じゃあさ、気づいてる?歌歩ちゃん...」
「相当無理してる。あの"クセ"が出てた。その事に気づいてるかって聞きてぇんだろ。気づいてるに決まってんだろ、テメェが分かってて俺に分からねぇわけがねぇだろ、クソが」
歌歩にはクセがある。本人や周りの連中は気づいていない、俺と、癪だがこのクソナードだけが気づいている悪癖が。
「ご、ごめん...。あのクセ、どうしたら直せるかな...?歌歩ちゃんがあれやるようになったのってさ、僕達のせい...」
「うるせぇ黙れ!知らねぇよだからどうしたもんかって考えてんだろうが!なのにゴチャゴチャ言いやがってこのクソナードが!!」
ただでさえイラついてんだよ。なのに鬱陶しく絡んできやがって。イチイチ癪に触るんだよクソが。そう怒鳴るとようやくデクは黙った。
『歌歩ちゃんがあれやるようになったのってさ、僕達のせい...』
そう言ったデクの言葉がまた頭に響いてきやがって気分が悪い。
.....歌歩、なんでテメェ、泣かなくなったんだよ。泣かなくなった代わりにどうして、あんな不細工な顔するようになったんだよ。そんな顔されて、俺が喜ぶと思ってんのかよ。安心すると思ってんのかよ。ふざけやがって。
何が嘘なんかついてないだ。いつもいつも嘘ついてんだろ。自分のことくらいちゃんと分かれよバカ。