向日葵
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また夢を、視た。小さい頃の私が、家族3人で住んでいた家にいて、誰かと一緒に居た。私よりも少し年上…だった気がする。年上のお兄さんと、私がソファに座って何か話している様だった。
話の内容は全く覚えていない。
最近よく夢を視るな。今まではそんなに夢を視る様なタイプではなかったのに。
なんかダルさが残っている気がする。あまり熟睡出来ていないっていうか…。フワァ…っと、大きな欠伸が出てしまう。
「でっけぇ欠伸。寝不足かぁ?」
隣に座っていた切島君に言われた。欠伸をした瞬間をバッチリと見られてしまった様だ。恥ずかしい。
「眠れなかったんか?」
逆隣りに座る勝己君にも声を掛けられた。
「ううん、そういう訳ではないよ。ただ、最近よく夢を視るの。そのせいなのか、寝ても寝ても眠いっていうか…」
「夢視てる間は脳が覚醒してるからあんまり休めないみたいなこと言うもんね。そのせいで疲れ取れてないのかな」
近くで聞いていた耳朗さんも会話に加わって来た。
「ヤオモモになんかおすすめの紅茶とか聞いてみれば?熟睡できるのとか勧めてくれるんじゃないかな」
そう提案してくれている耳朗さんに「うん、今度聞いてみようかな」と答えた。そんな会話をしていると、
「あ!来たぞ皆!お出迎えだ!!」
という飯田君の声が共有ルームに響き渡ったと同時に、
「煌めく眼でロックオン!」
「猫の手手助けやってくる!」
「どこからともなくやってくる」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」
決め台詞と決めポーズと振りを息ぴったりで披露しながらプッシーキャッツの皆さんが登場した。テレビとかで見たことはあったけれども、実際に会うのは今日が初めてだ。他のみんなは林間合宿の時に面識があるため楽しそうに談笑している。出久君は一緒に来ていた小さい男の子とお話している。あの子が林間合宿の時に出久君がヴィランから守ったって言っていた子かな。
なんか私、場違いな気がする。
「しかしなんでまた雄英に?」
お茶菓子を用意しながら砂藤君が尋ねると、復帰のご挨拶に来たのだという。
プッシーキャッツの皆さんは今、活動休止中だと聞いている。メンバーの1人であるラグドールさんがあの人に…オール・フォー・ワンに個性を奪われてしまっているため、活動を見合わせているということになっているはずだったと思ったけれども…同じことを思ったらしく出久君が個性が戻ったのかと聞くと、戻ってはいないという。だけれども復帰する理由は、今度発表されるヒーロービルボードチャートJPに活動していないにも拘らず、順位が3ケタであったらしい。それを受けてみなさんは待ってくれている人が沢山いるのだから立ち止まっていられないというそんな思いから復帰することを決意したのだという。
雄英に通い出してからつくづく思う。ヒーローをしている人達は色々な意味で強い人達だなと。
「それとあと、無居さんに1度は会ってみたいなって思ってたしね」
突然マンダレイさんが私に視線を向けて話しかけてきた。
「えっ…」
「神野での一件以来、ずっと会いに行こうと話していたんだ」
虎さんが続ける。
「色々と大変だったでしょ?よく頑張って、偉かったね。強い子だ!」
そう言いながらピクシーボブさんが私の頭をわしゃわしゃっと豪快に撫でてくる。なんだか子ども扱いされているみたいで恥ずかしい。そして隣にいる勝己君がすごくすごく不機嫌になっているのが伝わってくる。どうして怒ってるんだろう。
「怖かっただろうに、偉いにゃーん!!」
と、ラグドールさんに両手を握られ、大きく握手をされた。元気な人だなー…。
私の個性の話しは、雄英の先生達を始めとしたプロヒーローの方々に伝えられている。もちろんプッシーキャッツの皆さんにも。もしかしたらそのことをずっと気に掛けてくれていたのかな。それで今日わざわざ私にも会いに来てくれたのかも。本当、雄英に入ってから沢山の人達に恵まれて幸せな生活を送ることが出来ている。こんな生活がずっと続いたらいいなぁ。そんな風に思っちゃうのは少し、贅沢だろうか。
話の内容は全く覚えていない。
最近よく夢を視るな。今まではそんなに夢を視る様なタイプではなかったのに。
なんかダルさが残っている気がする。あまり熟睡出来ていないっていうか…。フワァ…っと、大きな欠伸が出てしまう。
「でっけぇ欠伸。寝不足かぁ?」
隣に座っていた切島君に言われた。欠伸をした瞬間をバッチリと見られてしまった様だ。恥ずかしい。
「眠れなかったんか?」
逆隣りに座る勝己君にも声を掛けられた。
「ううん、そういう訳ではないよ。ただ、最近よく夢を視るの。そのせいなのか、寝ても寝ても眠いっていうか…」
「夢視てる間は脳が覚醒してるからあんまり休めないみたいなこと言うもんね。そのせいで疲れ取れてないのかな」
近くで聞いていた耳朗さんも会話に加わって来た。
「ヤオモモになんかおすすめの紅茶とか聞いてみれば?熟睡できるのとか勧めてくれるんじゃないかな」
そう提案してくれている耳朗さんに「うん、今度聞いてみようかな」と答えた。そんな会話をしていると、
「あ!来たぞ皆!お出迎えだ!!」
という飯田君の声が共有ルームに響き渡ったと同時に、
「煌めく眼でロックオン!」
「猫の手手助けやってくる!」
「どこからともなくやってくる」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ」
決め台詞と決めポーズと振りを息ぴったりで披露しながらプッシーキャッツの皆さんが登場した。テレビとかで見たことはあったけれども、実際に会うのは今日が初めてだ。他のみんなは林間合宿の時に面識があるため楽しそうに談笑している。出久君は一緒に来ていた小さい男の子とお話している。あの子が林間合宿の時に出久君がヴィランから守ったって言っていた子かな。
なんか私、場違いな気がする。
「しかしなんでまた雄英に?」
お茶菓子を用意しながら砂藤君が尋ねると、復帰のご挨拶に来たのだという。
プッシーキャッツの皆さんは今、活動休止中だと聞いている。メンバーの1人であるラグドールさんがあの人に…オール・フォー・ワンに個性を奪われてしまっているため、活動を見合わせているということになっているはずだったと思ったけれども…同じことを思ったらしく出久君が個性が戻ったのかと聞くと、戻ってはいないという。だけれども復帰する理由は、今度発表されるヒーロービルボードチャートJPに活動していないにも拘らず、順位が3ケタであったらしい。それを受けてみなさんは待ってくれている人が沢山いるのだから立ち止まっていられないというそんな思いから復帰することを決意したのだという。
雄英に通い出してからつくづく思う。ヒーローをしている人達は色々な意味で強い人達だなと。
「それとあと、無居さんに1度は会ってみたいなって思ってたしね」
突然マンダレイさんが私に視線を向けて話しかけてきた。
「えっ…」
「神野での一件以来、ずっと会いに行こうと話していたんだ」
虎さんが続ける。
「色々と大変だったでしょ?よく頑張って、偉かったね。強い子だ!」
そう言いながらピクシーボブさんが私の頭をわしゃわしゃっと豪快に撫でてくる。なんだか子ども扱いされているみたいで恥ずかしい。そして隣にいる勝己君がすごくすごく不機嫌になっているのが伝わってくる。どうして怒ってるんだろう。
「怖かっただろうに、偉いにゃーん!!」
と、ラグドールさんに両手を握られ、大きく握手をされた。元気な人だなー…。
私の個性の話しは、雄英の先生達を始めとしたプロヒーローの方々に伝えられている。もちろんプッシーキャッツの皆さんにも。もしかしたらそのことをずっと気に掛けてくれていたのかな。それで今日わざわざ私にも会いに来てくれたのかも。本当、雄英に入ってから沢山の人達に恵まれて幸せな生活を送ることが出来ている。こんな生活がずっと続いたらいいなぁ。そんな風に思っちゃうのは少し、贅沢だろうか。