向日葵
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「失礼します、1年C組の無居です。提出物を渡しに来たんですけども…」
高校生活初めての夏休みが始まったある日、私は学校へ来ていた。担任に渡さなきゃいけないものがあったため来たのだが、担任の姿は見当たらない。近くにいた先生に聞いてみると
「すまないね、今ちょうど出てしまっているんだ…」
と少し、申し訳なさそうに言われた。
…あれ、この先生誰だっけ?こんな先生いただろうか?ヒーロー科かサポート科の非常勤の先生かな…?
「どうかしたのかい?私の顔に何かついているのかな?」
思わずじっと見つめてしまいあわてて謝罪した。
「す、すみません、先生のこと初めてお見かけしたので、その…」
しどろもどろになりながら言うとその先生は
「確かに私あまり学校にいないからね。君と会うのもまだ2度目だしね」
と、優しげな笑顔で言った。…2度目?
「えっ…どこかでお会いしたことありましたっけ?すみません、覚えてなくて…」
そういうと先生は一瞬きょとんとしたがすぐに「あぁ!」と声を出し、
「そう言えば君、あの時は相当焦っていたものね。私のことなんて気に留める余裕なかったか」
と笑った。
「体育祭の時に一応、顔を合わせはしただろう?緑谷少年の所へやって来た時に」
緑谷少年…出久君?あっ…!
「医務室で出久君と一緒にいた…!」
「あぁ、そうだよ」
私が思い出すと、先生は先程よりもさらに優しげな顔で笑った。
「ご、ごめんなさい、私あの時いず…緑谷君のことで頭がいっぱいになってて周りが見えてなくて…」
「ハハ、構わないよ。気にしないでくれ。君の話はよく、緑谷少年から聞いているよ」
「出久君から?」
「あぁ。幼馴染なんだってね。君と緑谷少年と爆豪少年は。それでよく、緑谷少年が話しをしてくれるんだよ、爆豪少年や君のことを」
私の話しを?出久君、どんなことを話しているんだろう。気になるけれども聞くのはなんだか恥ずかしいな。それにしても
「先生は緑谷君とすごく親しいんですね。なんだか親密というか…」
そういうと先生は「えっ?!や、あの、べ、別に、そういう訳では!!あ、た、確かに1人の生徒!生徒としてね、うん、とても大切に思っているさ…!」なんだかとても焦った様に、そして不倫を疑われて弁明しているような反応をされた。どうしたのだろう、聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうか。なんだかこの先生、焦り方出久君に似ている気がする。聞いてはいけないことのようなのでこれ以上聞くのはやめておこう。
「あっごめんなさい、長々と話し込んでしまって。お仕事のお邪魔してしまいましたか?」
「いやいや、そんなことないよ。気にしなくて大丈夫さ。あぁ、そうだ。提出物は私から先生に渡しておくよ」
そう言ってくれたので提出物を預け、お礼を言って職員室を後にした。
あっそういえば、先生の名前聞くの忘れちゃった。なんていう先生だったんだろう。出久君に聞いてみればわかるだろうか。今度会った時にでも聞いてみようかな。
高校生活初めての夏休みが始まったある日、私は学校へ来ていた。担任に渡さなきゃいけないものがあったため来たのだが、担任の姿は見当たらない。近くにいた先生に聞いてみると
「すまないね、今ちょうど出てしまっているんだ…」
と少し、申し訳なさそうに言われた。
…あれ、この先生誰だっけ?こんな先生いただろうか?ヒーロー科かサポート科の非常勤の先生かな…?
「どうかしたのかい?私の顔に何かついているのかな?」
思わずじっと見つめてしまいあわてて謝罪した。
「す、すみません、先生のこと初めてお見かけしたので、その…」
しどろもどろになりながら言うとその先生は
「確かに私あまり学校にいないからね。君と会うのもまだ2度目だしね」
と、優しげな笑顔で言った。…2度目?
「えっ…どこかでお会いしたことありましたっけ?すみません、覚えてなくて…」
そういうと先生は一瞬きょとんとしたがすぐに「あぁ!」と声を出し、
「そう言えば君、あの時は相当焦っていたものね。私のことなんて気に留める余裕なかったか」
と笑った。
「体育祭の時に一応、顔を合わせはしただろう?緑谷少年の所へやって来た時に」
緑谷少年…出久君?あっ…!
「医務室で出久君と一緒にいた…!」
「あぁ、そうだよ」
私が思い出すと、先生は先程よりもさらに優しげな顔で笑った。
「ご、ごめんなさい、私あの時いず…緑谷君のことで頭がいっぱいになってて周りが見えてなくて…」
「ハハ、構わないよ。気にしないでくれ。君の話はよく、緑谷少年から聞いているよ」
「出久君から?」
「あぁ。幼馴染なんだってね。君と緑谷少年と爆豪少年は。それでよく、緑谷少年が話しをしてくれるんだよ、爆豪少年や君のことを」
私の話しを?出久君、どんなことを話しているんだろう。気になるけれども聞くのはなんだか恥ずかしいな。それにしても
「先生は緑谷君とすごく親しいんですね。なんだか親密というか…」
そういうと先生は「えっ?!や、あの、べ、別に、そういう訳では!!あ、た、確かに1人の生徒!生徒としてね、うん、とても大切に思っているさ…!」なんだかとても焦った様に、そして不倫を疑われて弁明しているような反応をされた。どうしたのだろう、聞いてはいけないことを聞いてしまったのだろうか。なんだかこの先生、焦り方出久君に似ている気がする。聞いてはいけないことのようなのでこれ以上聞くのはやめておこう。
「あっごめんなさい、長々と話し込んでしまって。お仕事のお邪魔してしまいましたか?」
「いやいや、そんなことないよ。気にしなくて大丈夫さ。あぁ、そうだ。提出物は私から先生に渡しておくよ」
そう言ってくれたので提出物を預け、お礼を言って職員室を後にした。
あっそういえば、先生の名前聞くの忘れちゃった。なんていう先生だったんだろう。出久君に聞いてみればわかるだろうか。今度会った時にでも聞いてみようかな。