向日葵
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雄英高校体育祭、1年ステージ決勝戦、いよいよ最終決戦となった。
決勝戦の試合は勝己君VS轟君だ。
「どっちが勝つかな?」
「さぁ…どっちが勝っても可笑しくなさそうだよね。けど、どっちかっていうと轟に勝って欲しい」
「わかる。爆豪に勝たれたらなんかムカつくし」
そんな会話で周囲は盛り上がっている。勝己君、ヘイト集めすぎだよ…!
そんな会話を繰り広げられつつも、決勝戦が幕を開けた。
開始早々に轟君は氷結を繰り出し、勝己君はそれを即座に破壊した。2人の攻防はしばらく続いた。
相澤先生いわく、勝己君は恐ろしい速度で成長しているらしい。それに対して轟君は動きはいいが、攻撃は単調なのだとか。……私みたいな素人から見ると、2人とも信じられないくらいすごい動きをしていると思うんだけどな。
「てめぇ、虚仮にすんのも体外にしろよ!ぶっ殺すぞ!」
勝己君が轟君に向かって言う。どうやら出久君との試合の時に使った炎の個性を使わないことが気に食わないらしい。本気で力すべてを出し切った轟君に勝たないと意味がないと思っているらしい。
だけど轟君は炎を出す気配はない。何か悩んでいるのだろうか?
「轟君!!負けるな!!頑張れ!!」
会場に出久君のそんな声が響いた。すると轟君は突き動かされ様に炎を出した。勝己君がそれを嬉しそうに迎え撃つ。そこから2人の本気の戦いが始まる――かと思いきや、轟君は炎を消してしまった。
「おい、おい!ふざけんなよ!!意味ねぇって言ってんだろうが!!」
場外に出て倒れる轟君の胸ぐらを掴みながら勝己君は言う。
「こんな1位なんて!こんなの!こんっ…!」
叫ぶ勝己君をミッドナイト先生が個性で眠らせ、
「轟君場外!よって爆豪君の勝ち!」
と宣言をし、勝己君の優勝が決定した。
◇
閉会式はとんでもなく衝撃的な絵面であった。手と口に枷をつけられ、鉄の立てに縛り付けられる勝己君…。体育祭に優勝した人…ではなく、拷問に掛けられて暴れている人の様だった。首に金メダルを掛けようとしているオールマイトも、会場で見ている人達も、他の生徒やマスコミもみんなドン引きしている。
「お前の幼馴染、すげーな…」
という心操君の声がやけに響いて聞こえた。
決勝戦の試合は勝己君VS轟君だ。
「どっちが勝つかな?」
「さぁ…どっちが勝っても可笑しくなさそうだよね。けど、どっちかっていうと轟に勝って欲しい」
「わかる。爆豪に勝たれたらなんかムカつくし」
そんな会話で周囲は盛り上がっている。勝己君、ヘイト集めすぎだよ…!
そんな会話を繰り広げられつつも、決勝戦が幕を開けた。
開始早々に轟君は氷結を繰り出し、勝己君はそれを即座に破壊した。2人の攻防はしばらく続いた。
相澤先生いわく、勝己君は恐ろしい速度で成長しているらしい。それに対して轟君は動きはいいが、攻撃は単調なのだとか。……私みたいな素人から見ると、2人とも信じられないくらいすごい動きをしていると思うんだけどな。
「てめぇ、虚仮にすんのも体外にしろよ!ぶっ殺すぞ!」
勝己君が轟君に向かって言う。どうやら出久君との試合の時に使った炎の個性を使わないことが気に食わないらしい。本気で力すべてを出し切った轟君に勝たないと意味がないと思っているらしい。
だけど轟君は炎を出す気配はない。何か悩んでいるのだろうか?
「轟君!!負けるな!!頑張れ!!」
会場に出久君のそんな声が響いた。すると轟君は突き動かされ様に炎を出した。勝己君がそれを嬉しそうに迎え撃つ。そこから2人の本気の戦いが始まる――かと思いきや、轟君は炎を消してしまった。
「おい、おい!ふざけんなよ!!意味ねぇって言ってんだろうが!!」
場外に出て倒れる轟君の胸ぐらを掴みながら勝己君は言う。
「こんな1位なんて!こんなの!こんっ…!」
叫ぶ勝己君をミッドナイト先生が個性で眠らせ、
「轟君場外!よって爆豪君の勝ち!」
と宣言をし、勝己君の優勝が決定した。
◇
閉会式はとんでもなく衝撃的な絵面であった。手と口に枷をつけられ、鉄の立てに縛り付けられる勝己君…。体育祭に優勝した人…ではなく、拷問に掛けられて暴れている人の様だった。首に金メダルを掛けようとしているオールマイトも、会場で見ている人達も、他の生徒やマスコミもみんなドン引きしている。
「お前の幼馴染、すげーな…」
という心操君の声がやけに響いて聞こえた。