向日葵
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「あっ心操帰ってきた!お帰りー」
「お疲れ!良かったぞ。つかかっこよすぎるだろお前ー」
試合を終えて戻ってきた心操君をみんなで迎えると、なんだか少し照れ臭そうな顔をしている。普段のクールで周りと一線引いた態度とは違って、年相応の男の子みたいだ。
「お疲れ様。すごくいい試合だったよ」
隣の席に座ってきた心操君に声を掛けると、やはり少し照れ臭そうな顔のまま「ありがとう」とお礼を言われた。
「緑谷ってさ、すげーな」
と、出久君のことを称賛する心操君に
「うん!ほんと、すごいと思うよ」
「自慢の幼馴染か?」
「!…うん、そうだね。自慢の幼馴染!」
そういうと心操君に「そうか。いいな、あんな幼馴染がいるって、少し羨ましいよ」と言われた。自分のことじゃないが、幼馴染のことを褒めてもらえて嬉しい。
「あいつってなんか少し、お前と似てるな」
「え?」
出久君と私が、似てる?
「どこが!全然似てないよ。私は出久君みたいに優しくないし、頭だって良くないし、あんなひた向きに前を向いたりできないし、一途になにかを思い続けて努力し続ける事なんて出来ないよ。だから全然似てないって!」
そういう私をクスッと微かに笑いながら見て、
「いや、似てるよ。バカみたいにお人好しのとことかそっくりだ」
と言った。
「えっば、バカみたいにお人好しって…!それ、私にも出久君にも失礼…」
「お、次の試合始まったな。見ようぜ」
抗議する私を無視して試合観戦を続ける心操君に少しイラッとしつつも、次の対決を見ることにした。
次の試合は轟君と同じくA組の瀬呂君という子だった。…この間、すごく楽しそうに私と勝己君のことを弄ってきたうちの1人だ。なんかまた恥ずかしくなってきた。
そんなことを考えていると、轟君は巨大な氷を作り出し、瀬呂君はあっという間に氷漬けにされた。ミッドナイト先生に動けるか聞かれると無理だと答えたため、勝負はあっさりと轟君の勝ちとなって決着した。見ていた人たちが一斉に「どーんまーい!」というコールを始めた。これには普通科の子達も本気で同情した様にコールをしている。……みんな、善意でやっているんだろうけど、逆に傷つくんじゃないかな。
「お疲れ!良かったぞ。つかかっこよすぎるだろお前ー」
試合を終えて戻ってきた心操君をみんなで迎えると、なんだか少し照れ臭そうな顔をしている。普段のクールで周りと一線引いた態度とは違って、年相応の男の子みたいだ。
「お疲れ様。すごくいい試合だったよ」
隣の席に座ってきた心操君に声を掛けると、やはり少し照れ臭そうな顔のまま「ありがとう」とお礼を言われた。
「緑谷ってさ、すげーな」
と、出久君のことを称賛する心操君に
「うん!ほんと、すごいと思うよ」
「自慢の幼馴染か?」
「!…うん、そうだね。自慢の幼馴染!」
そういうと心操君に「そうか。いいな、あんな幼馴染がいるって、少し羨ましいよ」と言われた。自分のことじゃないが、幼馴染のことを褒めてもらえて嬉しい。
「あいつってなんか少し、お前と似てるな」
「え?」
出久君と私が、似てる?
「どこが!全然似てないよ。私は出久君みたいに優しくないし、頭だって良くないし、あんなひた向きに前を向いたりできないし、一途になにかを思い続けて努力し続ける事なんて出来ないよ。だから全然似てないって!」
そういう私をクスッと微かに笑いながら見て、
「いや、似てるよ。バカみたいにお人好しのとことかそっくりだ」
と言った。
「えっば、バカみたいにお人好しって…!それ、私にも出久君にも失礼…」
「お、次の試合始まったな。見ようぜ」
抗議する私を無視して試合観戦を続ける心操君に少しイラッとしつつも、次の対決を見ることにした。
次の試合は轟君と同じくA組の瀬呂君という子だった。…この間、すごく楽しそうに私と勝己君のことを弄ってきたうちの1人だ。なんかまた恥ずかしくなってきた。
そんなことを考えていると、轟君は巨大な氷を作り出し、瀬呂君はあっという間に氷漬けにされた。ミッドナイト先生に動けるか聞かれると無理だと答えたため、勝負はあっさりと轟君の勝ちとなって決着した。見ていた人たちが一斉に「どーんまーい!」というコールを始めた。これには普通科の子達も本気で同情した様にコールをしている。……みんな、善意でやっているんだろうけど、逆に傷つくんじゃないかな。