OrangeDays
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「真由ってさー、高尾のこと好きでしょー?」
昼休み、お弁当を食べていると友人の千代がとんでもないことを言い出した。驚いて食べていた唐揚げを喉に詰まらせてしまい咽せた。
「ちょっと大丈夫ー?ほらこれ飲みなよ」
私の背中をさすりながらお茶を差し出してくる千代。ありがたいけど、私が咽せた原因は貴女だよ。
私の息が整ったのを見かねて
「で?どうなの実際は?」
と、興味津々といった様子で聞いてくる。
千代は高校に入って出来た初めての友人だ。
美人で優しくて、頭も良いとても素敵な友人だ。ただちょっと、ゴシップ好きで噂好き、そして恋バナ大好きなところが、困る。
「ちょっとー?聞いてんのー?無視しないでよー」
顔を上げると千代が少しむすっとしながらいっている。私の方がしたいよその顔は。
「別に好きじゃないよ。優しくてかっこいいとは思うけど、高尾くんのことはただのクラスメイトだと思ってるよ」
と弁解したが、まるで聞く耳持ってくれない。
「いやいや、真由は絶対高尾のこと好きだって!自覚ないの?いっつも高尾のこと目で追ってんじゃん」
えっ…うそ、私そんなに高尾くんのこと見ているのか?!
「ほら図星でしょー!」
図星なんじゃない!と必死に弁解すると千代はとても楽しそうに私を見ている。
何が楽しいんだ全く。
「あっそうだ。今週の日曜空いてる?」
「今週?うん、空いてるけど…」
「じゃあさ、一緒にバスケ部の試合観に行こうよ!かっこいい高尾の姿が見れるよー」
と、ニヤニヤしながら言ってくる千代。
私が何も言わずにいると「じゃあけってーい!日曜の9時に駅前で待ち合わせね」と、勝手に進めてしまう。文句を言おうとすると
「あっ高尾ー、緑間ー!今度の日曜、ウチら試合観に行くよー!」
と、ちょうど教室へ戻ってきた高尾くんと緑間くんに宣言してしまった。
「おっそうなのか?ありがと、俺も真ちゃんも頑張るから応援してくれよな!」
そう言って入学式の時と同様の、太陽のような笑顔を向けられた。
思わず固まっていると高尾くんが「宮前ー?」と呼ぶ声が聞こえてきたので慌ててなんでもないと返した。
その様子を、やっぱり楽しそうに千代が見ていた。
昼休み、お弁当を食べていると友人の千代がとんでもないことを言い出した。驚いて食べていた唐揚げを喉に詰まらせてしまい咽せた。
「ちょっと大丈夫ー?ほらこれ飲みなよ」
私の背中をさすりながらお茶を差し出してくる千代。ありがたいけど、私が咽せた原因は貴女だよ。
私の息が整ったのを見かねて
「で?どうなの実際は?」
と、興味津々といった様子で聞いてくる。
千代は高校に入って出来た初めての友人だ。
美人で優しくて、頭も良いとても素敵な友人だ。ただちょっと、ゴシップ好きで噂好き、そして恋バナ大好きなところが、困る。
「ちょっとー?聞いてんのー?無視しないでよー」
顔を上げると千代が少しむすっとしながらいっている。私の方がしたいよその顔は。
「別に好きじゃないよ。優しくてかっこいいとは思うけど、高尾くんのことはただのクラスメイトだと思ってるよ」
と弁解したが、まるで聞く耳持ってくれない。
「いやいや、真由は絶対高尾のこと好きだって!自覚ないの?いっつも高尾のこと目で追ってんじゃん」
えっ…うそ、私そんなに高尾くんのこと見ているのか?!
「ほら図星でしょー!」
図星なんじゃない!と必死に弁解すると千代はとても楽しそうに私を見ている。
何が楽しいんだ全く。
「あっそうだ。今週の日曜空いてる?」
「今週?うん、空いてるけど…」
「じゃあさ、一緒にバスケ部の試合観に行こうよ!かっこいい高尾の姿が見れるよー」
と、ニヤニヤしながら言ってくる千代。
私が何も言わずにいると「じゃあけってーい!日曜の9時に駅前で待ち合わせね」と、勝手に進めてしまう。文句を言おうとすると
「あっ高尾ー、緑間ー!今度の日曜、ウチら試合観に行くよー!」
と、ちょうど教室へ戻ってきた高尾くんと緑間くんに宣言してしまった。
「おっそうなのか?ありがと、俺も真ちゃんも頑張るから応援してくれよな!」
そう言って入学式の時と同様の、太陽のような笑顔を向けられた。
思わず固まっていると高尾くんが「宮前ー?」と呼ぶ声が聞こえてきたので慌ててなんでもないと返した。
その様子を、やっぱり楽しそうに千代が見ていた。