君の隣
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朝、起きて時計を見た瞬間思わず大絶叫してしまった。だって、起きたらもう朝練あと数分で始まる時間だったんだもの。
「ちょっと、何八島うるさいんだけど!」
「いやだってもうこんな時間なんだもんどうしよう今から髪やって化粧したら完璧遅刻じゃん!なんで起こしてくれなかったの森野!!!」
「知るか!うちはあんたの母親か!てかそんなこと言ってる間にとっとと着替えなよ。先行ってるからね」
そう言って、ルームメイトでもあり友人でもある森野はもう準備を済ませて部屋を出ようとしている。
「えっなんで?あんた部活とか特にしてないじゃん」
「日直なの。てか早く支度しなよ。遅刻して樋口君に文句言われても知らないよ」
そう言って森野は玄関を出て行ってしまった。
って、そうだよ早く着替えなきゃ!!あー最悪だ.....今日はすっぴんで行くしかないか.....。
*****
「あ、小鳩ちゃん先輩おはよー」
部活になんとかギリギリ間に合い体育館へ入ると、私に気づいた葉山君が挨拶をしてくれた。
「おはよー!よかった間に合った...」
「何、先輩寝坊でもしたの?」
ダメだよー、早く寝ないと!と笑いながら言う葉山君に対して
「あんただって人のこと言えないでしょ。昨日だって随分遅くまで起きてたみたいじゃないの。朝Twitter見たら夜中に呟いていたの見かけたわよ」
と、実渕君が小言を言っていた。それに対して葉山君が言い返していて、何だか親子みたいで面白い。
「てか先輩なんで今日メガネ?目悪かったっけ?」
「えっ.....あ、うん、ちょっとねー...」
化粧する時間がなかったからとりあえず伊達メガネをかけてきたけど早速つっこまれた...。葉山君意外と目敏い?
せめてアイシャドウくらい出来れば良かったのになー…。
「ふーん。でもメガネも似合うねー。可愛い」
ニコッと笑いながら褒めてくれる葉山君。何この子天然タラシ?そりゃ女の子に密かに人気出る理由もわかるわ。
「そうね。あと、髪も。いつもは結んだり巻いたりしていることが多いからストレートに下ろしているの珍しいわね。小鳩ちゃんていつも思うけれども髪も綺麗に手入れしていてすごいわよね」
何この子達。なんでこんな褒めてくれるの?これで高2とか嘘でしょ行く末恐ろしいよ。
後輩2人の天然タラシぶりに感動していたら、練習の始まる時間になった。
*****
今日は朝から寝坊してメイクもヘアセットも出来なくて人生おしまいだ!と思ったけども葉山君と実渕君のおかげでそんな気持ちも吹っ飛んだ。凄いなーあの子達。
ありゃ女の子にモテるだろうなー。てか実際告白されたって噂聞いたことあるし。
「お前、今日は珍しく化粧してないんだな」
「えっ?!や、はい?!」
物思いに耽っていると突然隣の席の黛に声をかけられて変な声を出してしまった。ものすごく怪訝な顔をされた。
「何そのリアクション」
「いや、突然声かけられてすっぴんのこと言われたからビックリして.....」
あぁぁぁぁぁすっぴんて気づかれてたのね.....。うわぁぁぁショックだなー.....。どうしよう普段化粧濃いんだなーとか、化粧で作ってるんだなーとか思われたら...。葉山君達のおかげで少しメンタル回復してたけどまた落ちそうだ。
「あ、あはは...うん、そうなの...。普段と全然違うでしょ?ビックリした?もうさーいやになっちゃうよねー!」
もうやけくそだ。メイクしてるとしてないでだいぶ違うんだなとか言われる前に自分からネタにしてやろう。
「?何言ってんだ。普段と別に変わらないだろ」
えっそれって、私普段からそんなメイクでも可愛くないってこと?!ショックだ.....。
「八島は化粧してようがしてなかろうが普通に美人だろ」
...........?えっ、今、はい?!
「はっえっ、い、今なんて...」
「黛ー赤司が呼んでるぞー」
黛の言葉の意味が理解出来ずに、聞き返そうとしたが他のクラスメイトの声にかき消されてしまい、聞けなかった。
その日私は1日中頭が回らなくなった。
「ちょっと、何八島うるさいんだけど!」
「いやだってもうこんな時間なんだもんどうしよう今から髪やって化粧したら完璧遅刻じゃん!なんで起こしてくれなかったの森野!!!」
「知るか!うちはあんたの母親か!てかそんなこと言ってる間にとっとと着替えなよ。先行ってるからね」
そう言って、ルームメイトでもあり友人でもある森野はもう準備を済ませて部屋を出ようとしている。
「えっなんで?あんた部活とか特にしてないじゃん」
「日直なの。てか早く支度しなよ。遅刻して樋口君に文句言われても知らないよ」
そう言って森野は玄関を出て行ってしまった。
って、そうだよ早く着替えなきゃ!!あー最悪だ.....今日はすっぴんで行くしかないか.....。
*****
「あ、小鳩ちゃん先輩おはよー」
部活になんとかギリギリ間に合い体育館へ入ると、私に気づいた葉山君が挨拶をしてくれた。
「おはよー!よかった間に合った...」
「何、先輩寝坊でもしたの?」
ダメだよー、早く寝ないと!と笑いながら言う葉山君に対して
「あんただって人のこと言えないでしょ。昨日だって随分遅くまで起きてたみたいじゃないの。朝Twitter見たら夜中に呟いていたの見かけたわよ」
と、実渕君が小言を言っていた。それに対して葉山君が言い返していて、何だか親子みたいで面白い。
「てか先輩なんで今日メガネ?目悪かったっけ?」
「えっ.....あ、うん、ちょっとねー...」
化粧する時間がなかったからとりあえず伊達メガネをかけてきたけど早速つっこまれた...。葉山君意外と目敏い?
せめてアイシャドウくらい出来れば良かったのになー…。
「ふーん。でもメガネも似合うねー。可愛い」
ニコッと笑いながら褒めてくれる葉山君。何この子天然タラシ?そりゃ女の子に密かに人気出る理由もわかるわ。
「そうね。あと、髪も。いつもは結んだり巻いたりしていることが多いからストレートに下ろしているの珍しいわね。小鳩ちゃんていつも思うけれども髪も綺麗に手入れしていてすごいわよね」
何この子達。なんでこんな褒めてくれるの?これで高2とか嘘でしょ行く末恐ろしいよ。
後輩2人の天然タラシぶりに感動していたら、練習の始まる時間になった。
*****
今日は朝から寝坊してメイクもヘアセットも出来なくて人生おしまいだ!と思ったけども葉山君と実渕君のおかげでそんな気持ちも吹っ飛んだ。凄いなーあの子達。
ありゃ女の子にモテるだろうなー。てか実際告白されたって噂聞いたことあるし。
「お前、今日は珍しく化粧してないんだな」
「えっ?!や、はい?!」
物思いに耽っていると突然隣の席の黛に声をかけられて変な声を出してしまった。ものすごく怪訝な顔をされた。
「何そのリアクション」
「いや、突然声かけられてすっぴんのこと言われたからビックリして.....」
あぁぁぁぁぁすっぴんて気づかれてたのね.....。うわぁぁぁショックだなー.....。どうしよう普段化粧濃いんだなーとか、化粧で作ってるんだなーとか思われたら...。葉山君達のおかげで少しメンタル回復してたけどまた落ちそうだ。
「あ、あはは...うん、そうなの...。普段と全然違うでしょ?ビックリした?もうさーいやになっちゃうよねー!」
もうやけくそだ。メイクしてるとしてないでだいぶ違うんだなとか言われる前に自分からネタにしてやろう。
「?何言ってんだ。普段と別に変わらないだろ」
えっそれって、私普段からそんなメイクでも可愛くないってこと?!ショックだ.....。
「八島は化粧してようがしてなかろうが普通に美人だろ」
...........?えっ、今、はい?!
「はっえっ、い、今なんて...」
「黛ー赤司が呼んでるぞー」
黛の言葉の意味が理解出来ずに、聞き返そうとしたが他のクラスメイトの声にかき消されてしまい、聞けなかった。
その日私は1日中頭が回らなくなった。
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