ターコイズに恋焦がれ〜初めてのクリスマス〜
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扉を抜けると、そこは前に来た時と同じ世界がある。お墓みたいな場所に、真っ暗な景色、特徴的な見た目の丘…。懐かしい感覚になる。あの時はスカリーちゃ……スカリーさんも一緒だったっけ。目をキラキラ輝かせてたな。
「お前らおせーんだゾ」
全員が揃ったことを確認するとグリムちゃんが文句言う。
「あっ、グリム。『おせーんだゾ』じゃないだろ。勝手に行くなよ!」
「ホントホント、自己中すぎ」
デュースちゃんとフロイドちゃんが怒ったように文句を言う。いくらグリムちゃんでも、さすがにフロイドちゃんに自己中は言われたくないんじゃないかな……。
「ここにバケモノが沢山いるんスか?」
辺りをきょろきょろと見渡しながらラギー先輩が問い掛けてくる。
「この先に町があるんです。そこにさっき話していたバケモノ…って言い方は失礼ですが、いますよ」
ね、とユウちゃんに言われうん、と答える。
「帰り道はわかってるから、町に寄らずにツイステッドワンダーランドに帰ることも出来るけど……。せっかくだし、ハロウィン・タウンに突撃してアイツらを驚かせようぜ?」
グリムちゃん、めちゃくちゃ悪い顔してる。
「いいね!前来た時さんざっぱら驚かされたお返しに今度はこっちが驚かせる番ってことで」
うわ、ユウちゃんも同じくらい悪い顔してるよ。ペットは飼い主に似るって言葉の意味を理解出来た気がする。
「だよな、そうこなくっちゃ!お前らついて来い。俺様がハロウィン・タウンに案内してやるんだゾ!」
そう言ってグリムちゃんは走り出してしまった。なんか今日のグリムちゃんいつもよりテンション高い?ハロウィン・タウンの皆さんに合えるのが楽しみで仕方ないのかな。
◇
ハロウィン・タウンは相変わらず不気味な雰囲気だなぁ……。でもなんか、久しぶりに来るとワクワクする。
「なんだこの町。なんかすげぇ変」
フロイドちゃんが町を見渡しながら言う。心なしか、フロイドちゃんもワクワクしている様に見える。
「オーイ!大魔法士グリム様がまた遊びにやって来たんだゾー!」
グリムちゃんが叫ぶと、その叫び声が辺り一面に虚しく響き渡る。
「アレ?せっかく俺様が来てやったって言うのに……みんな寝てんのか?ったく、しょうがねぇ。オイ、ユウ、ティアナ。みんなを捜すんだゾ」
なんで私まで……いないなら仕方ないしそのまま帰るで良くない?と思いつつも
『あら、貴女も誰か好きな人がいるのね。ふふ、貴女みたいな素敵なお嬢さんが好きになるってことは、きっとその男の子もとても素敵な人なんでしょうね。私もいつかお会いしてみたいわ」
そう言いながら優しく…柔らかく笑っていたサリーさんのことを思い出す。私も、サリーさんにフロイドちゃんを会わせたいな。
「ティアナ何俺の顔チラチラ見て」
なんかついてる?と聞かれ慌ててなんでもない!と目を逸らすと不思議そうな顔をされた。
◇
「おかしいんだゾ……。ハロウィン・タウンをあちこち捜したけど誰もいねぇ」
グリムちゃんが呟く。
「ああ。町中もぬけの殻って感じだったな」
町長さんの家とか、サリーさんと博士の家とかいろんなところを見て声を掛けてもみたが、どこにも誰もいない。
「前は俺様がどんだけコッチ来んなって言っても、しつこく追い回されたのに。アイツら……どこに行ったんだ?」
心なしかグリムちゃんが寂しそうに見える。
「グリムちゃん、ゼロちゃんに会えなくて寂しいんだ」
仲良しだったもんね~と頭を撫でてからかうと
「そんなんじゃねぇんだゾ!」
とぷりぷりと怒る。
「グリムってば素直じゃないなー。ハロウィンの時、お別れってなってあんなに寂しそうな顔してたのに~」
と、ユウちゃんも一緒になってグリムちゃんを撫でる。
「んな顔してねぇんだゾー!!」
あ、また怒った。ちょっと可愛い。
「それにしても、みんなどこ行っちゃったんだろうね」
てっきり大騒ぎしながらハロウィンの準備をしてるもんだと思ってたよと呟くユウちゃんも少し寂しそうに見える。
「ハロウィン?まだまだ先じゃん」
エースちゃんが不思議そうに会話に加わってくる。
「この町の人達、ハロウィンが終わった直後に『次のハロウィンまでもう1年しかない!』って大騒ぎしてたんだ」
だからみんなでバタバタと準備したり話し合ったりしてるもんだと思ったんだとユウちゃんの説明を聞くと
「ず、随分ハロウィンに賭けてるんだな…」
さすがハロウィン・タウンって名前になってる町って感じだなとデュースちゃんが冷や汗を掻きながら言う。
「ワン!」
突然、犬の鳴き声が聞こえて来た。この鳴き声、ひょっとして……!
「しーっ!ダメだよゼロ、声を立てちゃあ。あいつらに見つかったら大変なことになる。じっと隠れておかなきゃ……おや?」
また聞き覚えのある声がする。視線を向けてみると……
「そこにいるのはユウ君、グリム君!それからティアナさんじゃないか!」
そこにいたのは骸骨の化け物…じゃなく。ハロウィンの王
「ジャック・スケリントン!!!!!」
ジャックさんの名前を読んだら、ユウちゃんとグリムちゃんも私と同じタイミングで呼ぶ。
「やあ、3人共!久しぶりだね、また会えて嬉しいよ」
そう言いながらジャックさんとゼロちゃんが私達のところへやって来た。
「ジャックさーん!」
「ゼロちゃーん!相変わらず超可愛い!!」
そう言いながら私とユウちゃんも2人に近づく。
「3人共、元気そうで何より」
「ワンワン!!」
「お前ら久しぶり……でもない気がするけど久しぶりなんだゾ!」
そんな感じで、私達5人は再会を喜ぶ。と、
「うわーーー!!!」
なんか背後から複数名の悲鳴が聞こえて来た。
「しゃ、しゃ、しゃべるドクロだ!」
「バケモンじゃないッスか!しかも……ジャック君と名前が被ってる!」
「今それ関係ありますか!?」
どうやら他のみんながジャックさんを見て驚いていたらしい。
「ティアナ、んな得体の知れないヤツに近寄んなよ!食われるかもしれねぇじゃん!!」
そう言ってフロイドちゃんに力一杯腕を引かれ背後に庇われた。大丈夫なのにと言ったら
「陸で過ごしたせいで危機管理能力ぶっ壊れでもしたワケ?こんなのどう見てもヤベェだろ!」
と怒られる。本当に大丈夫なのに。ムスッと頬を膨らませると力一杯頬を抓られながら
「不機嫌になってんじゃねぇよ」
と更に怒られた。
「いひゃいーひゃひゃひひぇー」
いたいー離して―、と言ったのだが伝わっただろうか。フロイドちゃんがイライラしてるっぽいから多分伝わったかな。
「ユウ、ティアナ、お前達……そんな化け物を前にして、なんて度胸なんだ!」
「ティアナちゃん、なんていうか…さすがオクタヴィネル生って感じッスね……」
デュースちゃんとラギー先輩が私とユウちゃんのことを若干引いたような顔で見ながら言う。
「これはゴースト?それともモンスター?一体何に分類される存在なんだろう」
「皆目見当もつかん。妖精でもないようじゃし……こんな不思議な存在を目にしたのは初めてじゃ!」
オルトちゃんとリリア先輩がジャックさんのことをじっと見つめながら言う。2人もやっぱり警戒してる様子だ。
「ワンワン!」
「うわっ、ゼロ。またコイツ引っ付いて来て……アッチ行け!」
ゼロちゃんとグリムちゃんが早速ジャレ合ってる。
「ゼロちゃーん、私ともあそぼ―!」
「ワン!」
名前を呼ぶとゼロちゃんは嬉しそうに私のところにも来てくれた。可愛い。抱き締めながら頭をなでると嬉しそうにすりすりしてくれた。
「こっちがアザラシちゃんの言ってた透明で透けてる犬?」
なんかティアナすげぇ懐かれてね?とフロイドちゃんがゼロちゃんのことを怪訝な顔で見つめている。可愛いでしょ!と言ったらは?とでも言いたげな顔をされた。
「待て。どっからどう見ても犬じゃねぇだろ。耳も鼻も長すぎる」
ジャックちゃんがツッコミを入れてきた。
「ゼロちゃんは犬だよー。ワンて鳴いてるし」
「雑すぎんだろ、犬に対する認識!」
えー…ジャックちゃんが細かすぎるだけじゃない?と言ったら
「細かくねぇよ……」
とげっそりしたように言われる。細かいと思うんだけど。
「ユウ君とグリム君、ティアナさん以外は初めて見る顔だね。他のみんなは来ていないのかい?」
「セベク達のことか?いねーんだゾ。コイツらと一緒にいる時に変な本を開いて、気が付いたらここにいたんだ。前とおんなじだな」
グリムちゃんが笑顔で答えると、ジャックさんは少し残念そうな、困ったような顔をする。
「そうか……ということはスカリー君もいないのかな。残念だ。彼には聞きたいことが沢山あったのに」
スカリーちゃん…そっか今回はいないのか……。というかもう、二度と会えないんだ。お別れの時、どこか寂しそうな顔で笑っていたのはもう二度と、私達と共に時を過ごすことがないんだということを悟ったからだったんだ……。
『……これで、とうとうお別れですね』
『吾輩にはわかるのです。素敵な皆様とはもう二度と、お会いすることは叶わないでしょう。でも……いつも、いつでも、ハロウィンを通して会えますよ」
とどこか儚げに1人笑っていたあの時、彼は何を思っていたのだろう………
「お前らおせーんだゾ」
全員が揃ったことを確認するとグリムちゃんが文句言う。
「あっ、グリム。『おせーんだゾ』じゃないだろ。勝手に行くなよ!」
「ホントホント、自己中すぎ」
デュースちゃんとフロイドちゃんが怒ったように文句を言う。いくらグリムちゃんでも、さすがにフロイドちゃんに自己中は言われたくないんじゃないかな……。
「ここにバケモノが沢山いるんスか?」
辺りをきょろきょろと見渡しながらラギー先輩が問い掛けてくる。
「この先に町があるんです。そこにさっき話していたバケモノ…って言い方は失礼ですが、いますよ」
ね、とユウちゃんに言われうん、と答える。
「帰り道はわかってるから、町に寄らずにツイステッドワンダーランドに帰ることも出来るけど……。せっかくだし、ハロウィン・タウンに突撃してアイツらを驚かせようぜ?」
グリムちゃん、めちゃくちゃ悪い顔してる。
「いいね!前来た時さんざっぱら驚かされたお返しに今度はこっちが驚かせる番ってことで」
うわ、ユウちゃんも同じくらい悪い顔してるよ。ペットは飼い主に似るって言葉の意味を理解出来た気がする。
「だよな、そうこなくっちゃ!お前らついて来い。俺様がハロウィン・タウンに案内してやるんだゾ!」
そう言ってグリムちゃんは走り出してしまった。なんか今日のグリムちゃんいつもよりテンション高い?ハロウィン・タウンの皆さんに合えるのが楽しみで仕方ないのかな。
◇
ハロウィン・タウンは相変わらず不気味な雰囲気だなぁ……。でもなんか、久しぶりに来るとワクワクする。
「なんだこの町。なんかすげぇ変」
フロイドちゃんが町を見渡しながら言う。心なしか、フロイドちゃんもワクワクしている様に見える。
「オーイ!大魔法士グリム様がまた遊びにやって来たんだゾー!」
グリムちゃんが叫ぶと、その叫び声が辺り一面に虚しく響き渡る。
「アレ?せっかく俺様が来てやったって言うのに……みんな寝てんのか?ったく、しょうがねぇ。オイ、ユウ、ティアナ。みんなを捜すんだゾ」
なんで私まで……いないなら仕方ないしそのまま帰るで良くない?と思いつつも
『あら、貴女も誰か好きな人がいるのね。ふふ、貴女みたいな素敵なお嬢さんが好きになるってことは、きっとその男の子もとても素敵な人なんでしょうね。私もいつかお会いしてみたいわ」
そう言いながら優しく…柔らかく笑っていたサリーさんのことを思い出す。私も、サリーさんにフロイドちゃんを会わせたいな。
「ティアナ何俺の顔チラチラ見て」
なんかついてる?と聞かれ慌ててなんでもない!と目を逸らすと不思議そうな顔をされた。
◇
「おかしいんだゾ……。ハロウィン・タウンをあちこち捜したけど誰もいねぇ」
グリムちゃんが呟く。
「ああ。町中もぬけの殻って感じだったな」
町長さんの家とか、サリーさんと博士の家とかいろんなところを見て声を掛けてもみたが、どこにも誰もいない。
「前は俺様がどんだけコッチ来んなって言っても、しつこく追い回されたのに。アイツら……どこに行ったんだ?」
心なしかグリムちゃんが寂しそうに見える。
「グリムちゃん、ゼロちゃんに会えなくて寂しいんだ」
仲良しだったもんね~と頭を撫でてからかうと
「そんなんじゃねぇんだゾ!」
とぷりぷりと怒る。
「グリムってば素直じゃないなー。ハロウィンの時、お別れってなってあんなに寂しそうな顔してたのに~」
と、ユウちゃんも一緒になってグリムちゃんを撫でる。
「んな顔してねぇんだゾー!!」
あ、また怒った。ちょっと可愛い。
「それにしても、みんなどこ行っちゃったんだろうね」
てっきり大騒ぎしながらハロウィンの準備をしてるもんだと思ってたよと呟くユウちゃんも少し寂しそうに見える。
「ハロウィン?まだまだ先じゃん」
エースちゃんが不思議そうに会話に加わってくる。
「この町の人達、ハロウィンが終わった直後に『次のハロウィンまでもう1年しかない!』って大騒ぎしてたんだ」
だからみんなでバタバタと準備したり話し合ったりしてるもんだと思ったんだとユウちゃんの説明を聞くと
「ず、随分ハロウィンに賭けてるんだな…」
さすがハロウィン・タウンって名前になってる町って感じだなとデュースちゃんが冷や汗を掻きながら言う。
「ワン!」
突然、犬の鳴き声が聞こえて来た。この鳴き声、ひょっとして……!
「しーっ!ダメだよゼロ、声を立てちゃあ。あいつらに見つかったら大変なことになる。じっと隠れておかなきゃ……おや?」
また聞き覚えのある声がする。視線を向けてみると……
「そこにいるのはユウ君、グリム君!それからティアナさんじゃないか!」
そこにいたのは骸骨の化け物…じゃなく。ハロウィンの王
「ジャック・スケリントン!!!!!」
ジャックさんの名前を読んだら、ユウちゃんとグリムちゃんも私と同じタイミングで呼ぶ。
「やあ、3人共!久しぶりだね、また会えて嬉しいよ」
そう言いながらジャックさんとゼロちゃんが私達のところへやって来た。
「ジャックさーん!」
「ゼロちゃーん!相変わらず超可愛い!!」
そう言いながら私とユウちゃんも2人に近づく。
「3人共、元気そうで何より」
「ワンワン!!」
「お前ら久しぶり……でもない気がするけど久しぶりなんだゾ!」
そんな感じで、私達5人は再会を喜ぶ。と、
「うわーーー!!!」
なんか背後から複数名の悲鳴が聞こえて来た。
「しゃ、しゃ、しゃべるドクロだ!」
「バケモンじゃないッスか!しかも……ジャック君と名前が被ってる!」
「今それ関係ありますか!?」
どうやら他のみんながジャックさんを見て驚いていたらしい。
「ティアナ、んな得体の知れないヤツに近寄んなよ!食われるかもしれねぇじゃん!!」
そう言ってフロイドちゃんに力一杯腕を引かれ背後に庇われた。大丈夫なのにと言ったら
「陸で過ごしたせいで危機管理能力ぶっ壊れでもしたワケ?こんなのどう見てもヤベェだろ!」
と怒られる。本当に大丈夫なのに。ムスッと頬を膨らませると力一杯頬を抓られながら
「不機嫌になってんじゃねぇよ」
と更に怒られた。
「いひゃいーひゃひゃひひぇー」
いたいー離して―、と言ったのだが伝わっただろうか。フロイドちゃんがイライラしてるっぽいから多分伝わったかな。
「ユウ、ティアナ、お前達……そんな化け物を前にして、なんて度胸なんだ!」
「ティアナちゃん、なんていうか…さすがオクタヴィネル生って感じッスね……」
デュースちゃんとラギー先輩が私とユウちゃんのことを若干引いたような顔で見ながら言う。
「これはゴースト?それともモンスター?一体何に分類される存在なんだろう」
「皆目見当もつかん。妖精でもないようじゃし……こんな不思議な存在を目にしたのは初めてじゃ!」
オルトちゃんとリリア先輩がジャックさんのことをじっと見つめながら言う。2人もやっぱり警戒してる様子だ。
「ワンワン!」
「うわっ、ゼロ。またコイツ引っ付いて来て……アッチ行け!」
ゼロちゃんとグリムちゃんが早速ジャレ合ってる。
「ゼロちゃーん、私ともあそぼ―!」
「ワン!」
名前を呼ぶとゼロちゃんは嬉しそうに私のところにも来てくれた。可愛い。抱き締めながら頭をなでると嬉しそうにすりすりしてくれた。
「こっちがアザラシちゃんの言ってた透明で透けてる犬?」
なんかティアナすげぇ懐かれてね?とフロイドちゃんがゼロちゃんのことを怪訝な顔で見つめている。可愛いでしょ!と言ったらは?とでも言いたげな顔をされた。
「待て。どっからどう見ても犬じゃねぇだろ。耳も鼻も長すぎる」
ジャックちゃんがツッコミを入れてきた。
「ゼロちゃんは犬だよー。ワンて鳴いてるし」
「雑すぎんだろ、犬に対する認識!」
えー…ジャックちゃんが細かすぎるだけじゃない?と言ったら
「細かくねぇよ……」
とげっそりしたように言われる。細かいと思うんだけど。
「ユウ君とグリム君、ティアナさん以外は初めて見る顔だね。他のみんなは来ていないのかい?」
「セベク達のことか?いねーんだゾ。コイツらと一緒にいる時に変な本を開いて、気が付いたらここにいたんだ。前とおんなじだな」
グリムちゃんが笑顔で答えると、ジャックさんは少し残念そうな、困ったような顔をする。
「そうか……ということはスカリー君もいないのかな。残念だ。彼には聞きたいことが沢山あったのに」
スカリーちゃん…そっか今回はいないのか……。というかもう、二度と会えないんだ。お別れの時、どこか寂しそうな顔で笑っていたのはもう二度と、私達と共に時を過ごすことがないんだということを悟ったからだったんだ……。
『……これで、とうとうお別れですね』
『吾輩にはわかるのです。素敵な皆様とはもう二度と、お会いすることは叶わないでしょう。でも……いつも、いつでも、ハロウィンを通して会えますよ」
とどこか儚げに1人笑っていたあの時、彼は何を思っていたのだろう………
