ターコイズに恋焦がれ〜初めてのクリスマス〜
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「ティアナ、今少しいいか?」
フロイドちゃんが部屋から出て行ったので1人でぼーっとしながら過ごしていると、部屋のドアを叩く音とデュースちゃんの声が聞こえて来た。
「うん、大丈夫だよ、どうしたの?」
そう言いながら開けると
「あれ、ユウちゃんも一緒だ。2人共どうしたの?こんな時間に」
デュースちゃんだけだと思った。
「ちょっとね。話したいことがあって」
もう具合は大丈夫?と聞かれ、大丈夫だと答えたら2人共ほっとしたような顔をして「良かった」と言った。
「心配かけちゃってごめんね」
「何言ってんだ。僕達はマブなんだから、そんなこと気にするな」
「そうだよ。ティアナが無事で良かったよ」
もちろんエースとオルトも!と2人共優しく笑う。
「ところで2人共どうしたの?」
私に何か用があるんじゃなかったのかと聞くと
「あっそうそう。相談があってな」
と少し深刻そうな顔をする。
「相談?」
「うん……ねえティアナ。クリスマス、やらない?」
は……?
「何考えてんの。今そんな場合じゃないでしょ」
思わずきつめな声音で言ってしまった。ユウちゃんもデュースちゃんも困ったような顔で
「ティアナならそう言うだろうなって思ったよ」
と苦笑する。
「わかってんならなんで聞くのよ」
思わずムスッとしてしまう。クリスマスなんて、やってる場合じゃないって火を見るより明らかじゃん。そんなことしてる暇があるなら一刻も早くツイステッドワンダーランドへ戻る方法を探そうよ。そういうと、2人共困ったような顔をする。何よその顔。私そんな困らせるようなこと言った?正論だと思うんだけど。
「確かに、今の状況はそんな状況じゃないかもしれないね」
というか、そんな場合じゃないけど。とユウちゃんは俯きがちに言う。
「でしょ?だからさ…」
「けど。どうしてもやりたいんだ。だからやろう」
………え
「はっ!?何言ってんのよ。ユウちゃん私の話ちゃんと聞いてた?」
「聞いてたよ。ティアナの言ったことは正しいとも思うよ。でも、どうしてもやりたいんだ」
じっと私のことを見つめながら言う。
「なんで…」
そう聞き返すと
「だって最初で最後かもしれないんだよ。ティアナやみんなとクリスマスを出来るの」
怖いくらい、私のことを真っ直ぐとした目で見つめながらユウちゃんははっきりと言い切る。
「は?そ、そんな理由?」
驚いて思わず素っ頓狂な声を出してしまう。
「うん、そんな理由。くだらないとか、しょうもないって思うだろうね。でも、そう思われてもいい。自分はどうしても、ティアナやエースやデュース、グリムやジャックやみんな。みんなでクリスマスをしたいんだ。ツイステッドワンダーランドにクリスマスはない。だったら、この機会を逃したら二度と出来ないかもしれないだろ。だからやりたいんだ」
…ああ…もうこの子は。
「ユウちゃんってさあ、そういう風に感情論で必死に訴えたらなんやかんや言いながら協力してもらえるって思ってるでしょ」
「えっ…な、なんでわかったの!?」
少しは取り繕うなり誤魔化すなりしろよ。
「そりゃほぼ毎日一緒に行動してますからね」
これくらいお見通しだよーというと
「うっ…」
と頭を抱える。あれ、この様子ひょっとして、感情論だけで説得するつもりだったの?さすがにもう少し考えた方が良かったんじゃないかな……。
「でも、僕もユウの言う通りみんなと一緒にクリスマスをやってみたいよ」
黙って聞いていたデュースちゃんが少し言いにくそうに会話に加わってきた。
「せっかくの機会だし、みんなでやりたいよ。パーティーってみんなとドンチャン騒ぎしたりさ」
そういう姿は、しょんぼりとしていて落ち込んだ仔犬みたいだ。ハァ…ったく……。
「ユウちゃんとデュースちゃんの分のケーキ、私が貰うから」
「えっ…」
私の言葉を聞くと、2人共とても不思議そうな顔で見つめてくる。
「パーティーするんでしょ?じゃあ当然ケーキもあるよね」
だからそれ頂戴!そう言いながら手を出すと、2人共呆れたような顔をして笑った。
「ったく、ほんっとに食い意地が張ってるなティアナは」
「ねえ。アズール先輩とヴィル先輩がいないからって食べ過ぎないようにね?」
「余計なお世話」
そう言い合って、3人でまた笑う。
「クリスマスの準備は沢山働いてもらうからね。頼むよ。あっティアナもクリスマス手伝ってくれるってラギー先輩とジャックにも伝えに行かないとだね」
ユウちゃんがそう言うと
「そうだな。さき行って貰ってもいいか?僕は少し、ティアナと2人で話がしたいんだ」
と、デュースちゃんが少し真剣な顔をしている。話ってなんだろう。まあでも、私もおんぶしてくれたことお礼を言いたいしちょうどいいかな。
「えっそう?わかった。じゃあ先に行ってるね」
そう言い、ユウちゃんは部屋から出て行った。ドアが閉まったのを確認すると
「あ、あの、ティアナ……」
デュースちゃんが口を開いた。なんだか少し緊張してるように見える。
「うん?何?」
と聞いてみると
「あの、その……」
相変わらずもごもごとしている。普段の態度とは随分と違う。そんな緊張するような話なのかな。とりあえず話してくれるまで待つか。そう思っている間に決心がついたのか
「ティアナ。さっきはごめん!!」
深々と頭を下げながら謝罪してきた。えっ……
「さっきって?何、なんのこと?」
全然ピンとこない。不思議すぎる。必死に記憶を辿ってみる。あっ
「ひょっとしておんぶしてくれた時に大食いの割に意外と軽いって言ってきたこと気にしてる?確かにちょっとイラっとしたけど別にそんな改めて謝ったりなんてしなくても…」
「えっ?いや、そのことじゃないけど。というか、あれは僕謝るようなこと言ったか?」
少しは申し訳ないって思えよコノヤロー。思わず睨みつけると
「す、すみません…!」
顔を引きつらせながら謝られた。女の子に体重とかの話はやめなね?そういうと
「肝に銘じておく…」
なんだかげっそりした様子。
「………ハロウィン・タウンで、僕がスウィングに向かって行こうとしたとき、止めてくれただろ?なのに、怒鳴ってしまってごめん」
お前は僕のことを心配してくれたのに、酷いこと言ってしまってごめん、そう言って深々と頭を下げながら謝罪される。えっ……
「そのこと、ずっと気にしてたの?」
私は忘れかけてたのに。そいういと
「そ、そうなのか…。怒ってないなら良かった」
少し安心したみたいだ。
「怒んないよ。デュースちゃんそういうとこあるし」
良くも悪くも真っ直ぐで後先考えなくてさ。というと
「す、すまん…」
バツが悪そうな顔をしている。
「謝んなくていいよ。私、デュースちゃんのそういうところ結構好きだし」
「えっ……?すっえっ……」
わっ真っ赤になってる。
「何、デュースちゃん照れてるの?」
「て、照れてない!照れるわけないだろ!?」
そう言ってる間にもまた真っ赤になる。初心すぎるでしょ。
「え~じゃあなんで顔赤くなってるの?あっ風邪でも引いた?」
「赤くないし風邪も引いてない!!」
ほんっとうにからかいがいのある子だな。クスクスと笑うと、まだ赤い顔のまま不満そうな顔をされる。思わずまた笑ってしまう。
「笑うなってば!」
怒るぞ?なんて言ってるが、デュースちゃんも微かに笑っている。
……なんか、日常に帰ってくることが出来たって感じがして安心するな。そんな思いを抱きながら、笑い続けた。
フロイドちゃんが部屋から出て行ったので1人でぼーっとしながら過ごしていると、部屋のドアを叩く音とデュースちゃんの声が聞こえて来た。
「うん、大丈夫だよ、どうしたの?」
そう言いながら開けると
「あれ、ユウちゃんも一緒だ。2人共どうしたの?こんな時間に」
デュースちゃんだけだと思った。
「ちょっとね。話したいことがあって」
もう具合は大丈夫?と聞かれ、大丈夫だと答えたら2人共ほっとしたような顔をして「良かった」と言った。
「心配かけちゃってごめんね」
「何言ってんだ。僕達はマブなんだから、そんなこと気にするな」
「そうだよ。ティアナが無事で良かったよ」
もちろんエースとオルトも!と2人共優しく笑う。
「ところで2人共どうしたの?」
私に何か用があるんじゃなかったのかと聞くと
「あっそうそう。相談があってな」
と少し深刻そうな顔をする。
「相談?」
「うん……ねえティアナ。クリスマス、やらない?」
は……?
「何考えてんの。今そんな場合じゃないでしょ」
思わずきつめな声音で言ってしまった。ユウちゃんもデュースちゃんも困ったような顔で
「ティアナならそう言うだろうなって思ったよ」
と苦笑する。
「わかってんならなんで聞くのよ」
思わずムスッとしてしまう。クリスマスなんて、やってる場合じゃないって火を見るより明らかじゃん。そんなことしてる暇があるなら一刻も早くツイステッドワンダーランドへ戻る方法を探そうよ。そういうと、2人共困ったような顔をする。何よその顔。私そんな困らせるようなこと言った?正論だと思うんだけど。
「確かに、今の状況はそんな状況じゃないかもしれないね」
というか、そんな場合じゃないけど。とユウちゃんは俯きがちに言う。
「でしょ?だからさ…」
「けど。どうしてもやりたいんだ。だからやろう」
………え
「はっ!?何言ってんのよ。ユウちゃん私の話ちゃんと聞いてた?」
「聞いてたよ。ティアナの言ったことは正しいとも思うよ。でも、どうしてもやりたいんだ」
じっと私のことを見つめながら言う。
「なんで…」
そう聞き返すと
「だって最初で最後かもしれないんだよ。ティアナやみんなとクリスマスを出来るの」
怖いくらい、私のことを真っ直ぐとした目で見つめながらユウちゃんははっきりと言い切る。
「は?そ、そんな理由?」
驚いて思わず素っ頓狂な声を出してしまう。
「うん、そんな理由。くだらないとか、しょうもないって思うだろうね。でも、そう思われてもいい。自分はどうしても、ティアナやエースやデュース、グリムやジャックやみんな。みんなでクリスマスをしたいんだ。ツイステッドワンダーランドにクリスマスはない。だったら、この機会を逃したら二度と出来ないかもしれないだろ。だからやりたいんだ」
…ああ…もうこの子は。
「ユウちゃんってさあ、そういう風に感情論で必死に訴えたらなんやかんや言いながら協力してもらえるって思ってるでしょ」
「えっ…な、なんでわかったの!?」
少しは取り繕うなり誤魔化すなりしろよ。
「そりゃほぼ毎日一緒に行動してますからね」
これくらいお見通しだよーというと
「うっ…」
と頭を抱える。あれ、この様子ひょっとして、感情論だけで説得するつもりだったの?さすがにもう少し考えた方が良かったんじゃないかな……。
「でも、僕もユウの言う通りみんなと一緒にクリスマスをやってみたいよ」
黙って聞いていたデュースちゃんが少し言いにくそうに会話に加わってきた。
「せっかくの機会だし、みんなでやりたいよ。パーティーってみんなとドンチャン騒ぎしたりさ」
そういう姿は、しょんぼりとしていて落ち込んだ仔犬みたいだ。ハァ…ったく……。
「ユウちゃんとデュースちゃんの分のケーキ、私が貰うから」
「えっ…」
私の言葉を聞くと、2人共とても不思議そうな顔で見つめてくる。
「パーティーするんでしょ?じゃあ当然ケーキもあるよね」
だからそれ頂戴!そう言いながら手を出すと、2人共呆れたような顔をして笑った。
「ったく、ほんっとに食い意地が張ってるなティアナは」
「ねえ。アズール先輩とヴィル先輩がいないからって食べ過ぎないようにね?」
「余計なお世話」
そう言い合って、3人でまた笑う。
「クリスマスの準備は沢山働いてもらうからね。頼むよ。あっティアナもクリスマス手伝ってくれるってラギー先輩とジャックにも伝えに行かないとだね」
ユウちゃんがそう言うと
「そうだな。さき行って貰ってもいいか?僕は少し、ティアナと2人で話がしたいんだ」
と、デュースちゃんが少し真剣な顔をしている。話ってなんだろう。まあでも、私もおんぶしてくれたことお礼を言いたいしちょうどいいかな。
「えっそう?わかった。じゃあ先に行ってるね」
そう言い、ユウちゃんは部屋から出て行った。ドアが閉まったのを確認すると
「あ、あの、ティアナ……」
デュースちゃんが口を開いた。なんだか少し緊張してるように見える。
「うん?何?」
と聞いてみると
「あの、その……」
相変わらずもごもごとしている。普段の態度とは随分と違う。そんな緊張するような話なのかな。とりあえず話してくれるまで待つか。そう思っている間に決心がついたのか
「ティアナ。さっきはごめん!!」
深々と頭を下げながら謝罪してきた。えっ……
「さっきって?何、なんのこと?」
全然ピンとこない。不思議すぎる。必死に記憶を辿ってみる。あっ
「ひょっとしておんぶしてくれた時に大食いの割に意外と軽いって言ってきたこと気にしてる?確かにちょっとイラっとしたけど別にそんな改めて謝ったりなんてしなくても…」
「えっ?いや、そのことじゃないけど。というか、あれは僕謝るようなこと言ったか?」
少しは申し訳ないって思えよコノヤロー。思わず睨みつけると
「す、すみません…!」
顔を引きつらせながら謝られた。女の子に体重とかの話はやめなね?そういうと
「肝に銘じておく…」
なんだかげっそりした様子。
「………ハロウィン・タウンで、僕がスウィングに向かって行こうとしたとき、止めてくれただろ?なのに、怒鳴ってしまってごめん」
お前は僕のことを心配してくれたのに、酷いこと言ってしまってごめん、そう言って深々と頭を下げながら謝罪される。えっ……
「そのこと、ずっと気にしてたの?」
私は忘れかけてたのに。そいういと
「そ、そうなのか…。怒ってないなら良かった」
少し安心したみたいだ。
「怒んないよ。デュースちゃんそういうとこあるし」
良くも悪くも真っ直ぐで後先考えなくてさ。というと
「す、すまん…」
バツが悪そうな顔をしている。
「謝んなくていいよ。私、デュースちゃんのそういうところ結構好きだし」
「えっ……?すっえっ……」
わっ真っ赤になってる。
「何、デュースちゃん照れてるの?」
「て、照れてない!照れるわけないだろ!?」
そう言ってる間にもまた真っ赤になる。初心すぎるでしょ。
「え~じゃあなんで顔赤くなってるの?あっ風邪でも引いた?」
「赤くないし風邪も引いてない!!」
ほんっとうにからかいがいのある子だな。クスクスと笑うと、まだ赤い顔のまま不満そうな顔をされる。思わずまた笑ってしまう。
「笑うなってば!」
怒るぞ?なんて言ってるが、デュースちゃんも微かに笑っている。
……なんか、日常に帰ってくることが出来たって感じがして安心するな。そんな思いを抱きながら、笑い続けた。
