ターコイズに恋焦がれ〜初めてのクリスマス〜
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「ティアナ!それから2人も、大丈夫か!?」
カリム先輩が私を抱きかかえたまま、私達に切羽詰まった様子で聞いてくる。先輩が私の腕を引いてスウィングさんから引き離してくれたのか。
「ルーク・ハントさん!カリム・アルアジームさん!」
オルトちゃんに呼ばれると
「3人の声が聞こえたから走って来たんだ!無事で良かった」
「ああ、本当良かった。……後で手当てをしないとね」
いつも通りの、優しい笑顔で2人共答えてくれる。……けど2人共、すごく息が上がっている。必死に走って来てくれたんだろう。それにきっと、すごく焦っているんだと思う。けど、私達を安心させるために、いつもの調子で笑ってくれてるんだろうな。
「先輩達が助けに来てくれた……助かった~!」
エースちゃんが心底安心した様子で言う。私も、気が抜けそうだ。
「助かった?本当にそう思う?」
スウィングさんがやっぱり余裕たっぷりな様子で笑いながら言う。
「エース、オルトとティアナのこと頼むぞ」
そう言って私のことを下ろしてカリム先輩とルーク先輩がスウィングさんをじっと睨む。
「本当に助かったのかどうか……スウィングさんと一緒に確かめてみよう」
そう言った瞬間、カリム先輩目掛けて魔法が放たれた。
「うわわわわ……!危ないっ!」
それを間一髪のところで避けた。が、
「いいね、そのステップ!もっと踊ってみてくれないか?」
魔法が次々とカリム先輩を襲う。スウィングさんの言うように、カリム先輩はまるでステップを踏むように、ダンスを踊るように、攻撃を交わしている。でも、表情はかなりキツそうだ。攻撃が当たってしまうのも時間の問題かもしれない。ど、どうしようなんとかしないと…!
「カリムさん、下がってて!」
オルトちゃんが叫び、スウィングさんに向かって魔導ビームを撃った。
「くっ。最高出力の魔導ビームで攻撃を相殺することは出来るけど……どんな魔法を撃ってくるのか分からないんじゃ、魔導エネルギーの効率が悪すぎる!」
嘘…オルトちゃんの魔導ビームも効かないの!?リリア先輩も敵わない、オルトちゃんの魔導ビームも効かないって…これ、完全に詰んでるんじゃ…。
「お前のそれ、純粋な魔法じゃないな?」
不意にスウィングさんがオルトちゃんのことを見ながら愉快そうに
「面白い……アァハハハ、面白い!お次は何が出てくるンだ?お前達は何を持っている?」
豪快に笑いながら問い掛けてくるが、当然誰も何も答えず、スウィングさんのことを睨みつける。
「なンだよ。そンな怖い顔するなよなあ……ほら、笑って」
こんな状況で笑えるかっての……!
「もっと……もっとメチャクチャになろう!『ほころぶは月——』」
スウィングさんが何か唱えた瞬間、とてつもない魔力が彼の周りに集まり出す。
「なにか来る……!」
何か……?さっきのほころぶは月という言葉……
「ま、まさかユニーク魔法!?」
どうしよう、どうしたらいいの!?なんて思う余裕すらないまま、私達のことをとてつもない光が包み込んできて
「うわあっ!?」
と、全員仲良く悲鳴を上げることしか出来なかった。……あれ?でも、特に何もない、みたいだ。
「スウィングのヤロー、絶対になんか仕掛けてくると思ったんだけど……なんともないな。さっきの魔法は不発だった、とか?」
そういうエースちゃんに「そう、かもね……」と同調すると
「いいや、侮るのは早い。彼がそのようなミスを犯すとは思えないよ」
少し厳しい口調でルーク先輩に注意された。
「……私達だけで彼に勝つのは不可能だ。逃げることを第一に考えよう!」
そして声を潜め、提案してきた。……ルーク先輩がそんなことを言うなんて。やっぱり今の状況は相当まずいらしい。
「カリム君、少しの間だとは思うが私が魔法でなんとかスウィングさんの気を逸らしてみる。その隙に、キミはユニーク魔法を使って湧き出る水で私達と彼とを隔ててくれないか」
じっと見つめながら言うルーク先輩に対して
「……わかった!俺に任せろ!」
カリム先輩は力強く返事をした。
「さあ、欲望の君(ロア・ドゥ・レジール)!私がお相手しよう!」
ルーク先輩がスウィングさんに向かって宣言したのを合図に
「よし、いくぞ」
と言い、
「『熱砂の憩い、終わらぬ宴。歌え、踊れ!』」
ユニーク魔法の詠唱を唱え始める。そして
「『枯れない恵み(オアシス・メイカー)』」
水が、出てこない。
「……あれ?」
カリム先輩が呆然と呟く。
「どうしたんだい、カリム君!」
ルーク先輩が切羽詰まった様子で問う。すると
「オアシス・メイカーが……使えない!?」
絶望のドン底に突き落とすような一言を放たれた。
「えっ!?」
私達の驚いた声が辺り一面に響いた。
「もう一度……!」
そう言ってカリム先輩がユニーク魔法を使おうとするが、やっぱり何も起こらない。うそ……
「『ほら、私から逃げ切ってみせて。果てまで届く弓(アイ・シー・ユー)』……なんということだ。私のユニーク魔法も使えなくなっている!」
ルーク先輩のも!?
「どういうこと!?じゃ、じゃあもしかして……。『アンタのとっておき、いただくぜ!切り札頂戴(ジョーカー・スナッチ)』」
エースちゃんのも、使えなくなってる……!と、ということはまさか……
「『少し立ち止まって。ゆっくり、お話しましょう。溶けない監獄(プリズン・アイス)』……や、やっぱり私のも使えない!!」
嫌な予想って言うのはどうしてこんなにも当たるんだ。私のユニーク魔法も、他のみんなのものと同様発動出来ない。
「どういうこと?みんなから魔力は感じられるのに……」
オルトちゃんに聞かれるが、そんなのこっちが聞きたい。
「いいね、その反応が見たかったンだ。頼りにしていた魔法が使えないと気付いて絶望する、その面……。いつ見てもたっまンねえなァ~!」
狼狽えている私達のことを心底楽しそうに笑っているスウィングさんの声が響き渡る。
「私達に何をしたんだ!?」
ルーク先輩の問い掛けに対してスウィングさんは未だに笑いながら
「楽しいコト」
私達とは正反対な様子で言う。声を上げて大笑いするスウィングさんに恐怖が膨れ上がってくる。その間もスウィングさんは攻撃の手は一切緩まない。攻撃を交わすのがやっとだ。
「ううっ、ダメ……もうそろそろ、魔導エネルギーが……!僕もう、限界かも……」
そう言いながらオルトちゃんがよろけかけてる。助けたいけど、私も自分を守るので精一杯で無理だ。どうしよう…!そう思った次の瞬間
「オルト、危ないっ!」
という声と共にカリム先輩が魔法で弾いた。
「アイツの攻撃を喰らうところだった……弾いてくれてありがとう、カリム・アルアジームさん」
そう返答するオルトちゃんの様子にほっと胸を撫で下ろす。それにしても……
「普通の魔法は使えてる……?じゃあ魔法自体は使えるってこと……?」
ぼそっと呟くと
「そうだね。やはり私達の魔力が奪われたという訳ではないようだ。それなのになぜ、ユニーク魔法だけが……?」
ルーク先輩が険しい顔で考えている。先輩がこんなに険しい顔してるところ初めて見た。
「もしかして、私達のユニーク魔法だけが使えなくなる魔法……とか、でしょうか……?」
「どうだろうね……まだ断定できるほどの情報量がない……」
決め打ちをするのは早いよ、そう少し強めの口調で注意された。
「さあて。それじゃとっておきのお楽しみ……」
スウィングさんが不敵な笑みを浮かべ、私達に何かしようとする気みたいだ。それを感じ取ったらしいルーク先輩とカリム先輩が私とエースちゃんとオルトちゃんの3人のことを背後に庇うようにして立ってくれた。何をされるのかという恐怖に耐えきれず、つい目をきつく瞑ってしまう。
「体が動かない」
不意に、スウィングさんの感情がそり落とされたような、温度を感じない無機質な声が聞こえて来た。そっと目を開いてみると、スウィングさんが片手を上にあげたまま無表情で突っ立っている。が、すぐに
「こらこら。いたずらしてるのは誰かな?」
笑いながら、諭すような口調で問い掛けてきた。そして即座に身体の自由を取り戻している。その様子がなんだかすごく怖く見えて、鳥肌が立ちそうだ。
「うわっ、一瞬で俺のユニーク魔法が破られちまった……」
突然そんな声が聞こえて来た。
「でも、数秒稼げただけでも大儲け!」
声の方に目を向けてみると、ユニーク魔法でオオカミの姿に変身したジャックちゃんと、その背中の上に乗ったラギー先輩がいた。さっきスウィングさんが動きを一瞬だけ止めたのはラギー先輩のユニーク魔法だったんだ。
「みんな、こっちだ!」
今度は違う方向から、デュースちゃんの声が聞こえて来た。少し離れたところから私達に声を掛けてくる。急いで向かわないと。そう思ったのは他のみんなも同じらしく、デュースちゃんの方へ駆け出した。ルーク先輩とカリム先輩は私達1年生のことを先に走らせ、その後ろを守るようにしてくれている。
……スウィングさんは、追い駆けてきてない?チラッと確認をしようと思い振り返ろうとすると
「ティアナ君、今は逃げることを第一に考えるんだ!」
と、ルーク先輩に注意され、びくっとしつつも
「は、はい……!」
と返事をし、ひたすら走ることだけに集中することにした。
カリム先輩が私を抱きかかえたまま、私達に切羽詰まった様子で聞いてくる。先輩が私の腕を引いてスウィングさんから引き離してくれたのか。
「ルーク・ハントさん!カリム・アルアジームさん!」
オルトちゃんに呼ばれると
「3人の声が聞こえたから走って来たんだ!無事で良かった」
「ああ、本当良かった。……後で手当てをしないとね」
いつも通りの、優しい笑顔で2人共答えてくれる。……けど2人共、すごく息が上がっている。必死に走って来てくれたんだろう。それにきっと、すごく焦っているんだと思う。けど、私達を安心させるために、いつもの調子で笑ってくれてるんだろうな。
「先輩達が助けに来てくれた……助かった~!」
エースちゃんが心底安心した様子で言う。私も、気が抜けそうだ。
「助かった?本当にそう思う?」
スウィングさんがやっぱり余裕たっぷりな様子で笑いながら言う。
「エース、オルトとティアナのこと頼むぞ」
そう言って私のことを下ろしてカリム先輩とルーク先輩がスウィングさんをじっと睨む。
「本当に助かったのかどうか……スウィングさんと一緒に確かめてみよう」
そう言った瞬間、カリム先輩目掛けて魔法が放たれた。
「うわわわわ……!危ないっ!」
それを間一髪のところで避けた。が、
「いいね、そのステップ!もっと踊ってみてくれないか?」
魔法が次々とカリム先輩を襲う。スウィングさんの言うように、カリム先輩はまるでステップを踏むように、ダンスを踊るように、攻撃を交わしている。でも、表情はかなりキツそうだ。攻撃が当たってしまうのも時間の問題かもしれない。ど、どうしようなんとかしないと…!
「カリムさん、下がってて!」
オルトちゃんが叫び、スウィングさんに向かって魔導ビームを撃った。
「くっ。最高出力の魔導ビームで攻撃を相殺することは出来るけど……どんな魔法を撃ってくるのか分からないんじゃ、魔導エネルギーの効率が悪すぎる!」
嘘…オルトちゃんの魔導ビームも効かないの!?リリア先輩も敵わない、オルトちゃんの魔導ビームも効かないって…これ、完全に詰んでるんじゃ…。
「お前のそれ、純粋な魔法じゃないな?」
不意にスウィングさんがオルトちゃんのことを見ながら愉快そうに
「面白い……アァハハハ、面白い!お次は何が出てくるンだ?お前達は何を持っている?」
豪快に笑いながら問い掛けてくるが、当然誰も何も答えず、スウィングさんのことを睨みつける。
「なンだよ。そンな怖い顔するなよなあ……ほら、笑って」
こんな状況で笑えるかっての……!
「もっと……もっとメチャクチャになろう!『ほころぶは月——』」
スウィングさんが何か唱えた瞬間、とてつもない魔力が彼の周りに集まり出す。
「なにか来る……!」
何か……?さっきのほころぶは月という言葉……
「ま、まさかユニーク魔法!?」
どうしよう、どうしたらいいの!?なんて思う余裕すらないまま、私達のことをとてつもない光が包み込んできて
「うわあっ!?」
と、全員仲良く悲鳴を上げることしか出来なかった。……あれ?でも、特に何もない、みたいだ。
「スウィングのヤロー、絶対になんか仕掛けてくると思ったんだけど……なんともないな。さっきの魔法は不発だった、とか?」
そういうエースちゃんに「そう、かもね……」と同調すると
「いいや、侮るのは早い。彼がそのようなミスを犯すとは思えないよ」
少し厳しい口調でルーク先輩に注意された。
「……私達だけで彼に勝つのは不可能だ。逃げることを第一に考えよう!」
そして声を潜め、提案してきた。……ルーク先輩がそんなことを言うなんて。やっぱり今の状況は相当まずいらしい。
「カリム君、少しの間だとは思うが私が魔法でなんとかスウィングさんの気を逸らしてみる。その隙に、キミはユニーク魔法を使って湧き出る水で私達と彼とを隔ててくれないか」
じっと見つめながら言うルーク先輩に対して
「……わかった!俺に任せろ!」
カリム先輩は力強く返事をした。
「さあ、欲望の君(ロア・ドゥ・レジール)!私がお相手しよう!」
ルーク先輩がスウィングさんに向かって宣言したのを合図に
「よし、いくぞ」
と言い、
「『熱砂の憩い、終わらぬ宴。歌え、踊れ!』」
ユニーク魔法の詠唱を唱え始める。そして
「『枯れない恵み(オアシス・メイカー)』」
水が、出てこない。
「……あれ?」
カリム先輩が呆然と呟く。
「どうしたんだい、カリム君!」
ルーク先輩が切羽詰まった様子で問う。すると
「オアシス・メイカーが……使えない!?」
絶望のドン底に突き落とすような一言を放たれた。
「えっ!?」
私達の驚いた声が辺り一面に響いた。
「もう一度……!」
そう言ってカリム先輩がユニーク魔法を使おうとするが、やっぱり何も起こらない。うそ……
「『ほら、私から逃げ切ってみせて。果てまで届く弓(アイ・シー・ユー)』……なんということだ。私のユニーク魔法も使えなくなっている!」
ルーク先輩のも!?
「どういうこと!?じゃ、じゃあもしかして……。『アンタのとっておき、いただくぜ!切り札頂戴(ジョーカー・スナッチ)』」
エースちゃんのも、使えなくなってる……!と、ということはまさか……
「『少し立ち止まって。ゆっくり、お話しましょう。溶けない監獄(プリズン・アイス)』……や、やっぱり私のも使えない!!」
嫌な予想って言うのはどうしてこんなにも当たるんだ。私のユニーク魔法も、他のみんなのものと同様発動出来ない。
「どういうこと?みんなから魔力は感じられるのに……」
オルトちゃんに聞かれるが、そんなのこっちが聞きたい。
「いいね、その反応が見たかったンだ。頼りにしていた魔法が使えないと気付いて絶望する、その面……。いつ見てもたっまンねえなァ~!」
狼狽えている私達のことを心底楽しそうに笑っているスウィングさんの声が響き渡る。
「私達に何をしたんだ!?」
ルーク先輩の問い掛けに対してスウィングさんは未だに笑いながら
「楽しいコト」
私達とは正反対な様子で言う。声を上げて大笑いするスウィングさんに恐怖が膨れ上がってくる。その間もスウィングさんは攻撃の手は一切緩まない。攻撃を交わすのがやっとだ。
「ううっ、ダメ……もうそろそろ、魔導エネルギーが……!僕もう、限界かも……」
そう言いながらオルトちゃんがよろけかけてる。助けたいけど、私も自分を守るので精一杯で無理だ。どうしよう…!そう思った次の瞬間
「オルト、危ないっ!」
という声と共にカリム先輩が魔法で弾いた。
「アイツの攻撃を喰らうところだった……弾いてくれてありがとう、カリム・アルアジームさん」
そう返答するオルトちゃんの様子にほっと胸を撫で下ろす。それにしても……
「普通の魔法は使えてる……?じゃあ魔法自体は使えるってこと……?」
ぼそっと呟くと
「そうだね。やはり私達の魔力が奪われたという訳ではないようだ。それなのになぜ、ユニーク魔法だけが……?」
ルーク先輩が険しい顔で考えている。先輩がこんなに険しい顔してるところ初めて見た。
「もしかして、私達のユニーク魔法だけが使えなくなる魔法……とか、でしょうか……?」
「どうだろうね……まだ断定できるほどの情報量がない……」
決め打ちをするのは早いよ、そう少し強めの口調で注意された。
「さあて。それじゃとっておきのお楽しみ……」
スウィングさんが不敵な笑みを浮かべ、私達に何かしようとする気みたいだ。それを感じ取ったらしいルーク先輩とカリム先輩が私とエースちゃんとオルトちゃんの3人のことを背後に庇うようにして立ってくれた。何をされるのかという恐怖に耐えきれず、つい目をきつく瞑ってしまう。
「体が動かない」
不意に、スウィングさんの感情がそり落とされたような、温度を感じない無機質な声が聞こえて来た。そっと目を開いてみると、スウィングさんが片手を上にあげたまま無表情で突っ立っている。が、すぐに
「こらこら。いたずらしてるのは誰かな?」
笑いながら、諭すような口調で問い掛けてきた。そして即座に身体の自由を取り戻している。その様子がなんだかすごく怖く見えて、鳥肌が立ちそうだ。
「うわっ、一瞬で俺のユニーク魔法が破られちまった……」
突然そんな声が聞こえて来た。
「でも、数秒稼げただけでも大儲け!」
声の方に目を向けてみると、ユニーク魔法でオオカミの姿に変身したジャックちゃんと、その背中の上に乗ったラギー先輩がいた。さっきスウィングさんが動きを一瞬だけ止めたのはラギー先輩のユニーク魔法だったんだ。
「みんな、こっちだ!」
今度は違う方向から、デュースちゃんの声が聞こえて来た。少し離れたところから私達に声を掛けてくる。急いで向かわないと。そう思ったのは他のみんなも同じらしく、デュースちゃんの方へ駆け出した。ルーク先輩とカリム先輩は私達1年生のことを先に走らせ、その後ろを守るようにしてくれている。
……スウィングさんは、追い駆けてきてない?チラッと確認をしようと思い振り返ろうとすると
「ティアナ君、今は逃げることを第一に考えるんだ!」
と、ルーク先輩に注意され、びくっとしつつも
「は、はい……!」
と返事をし、ひたすら走ることだけに集中することにした。
