ターコイズに恋焦がれ
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オーバーブロットの件も解決し、ジャミル先輩の体調も回復して合同合宿も今日で最終日だ。というわけで、みんなでスカラビアのオアシスまでやって来ている。
「ジャミルの快気祝いと、課題の終わりを祝って宴だー!!」
と浮かれたように声を上げているカリム先輩に対して
「お前のその宴好き、どうにかならないか」
呆れたように溜息を吐きながら言うジャミル先輩はなんとなくだけども憑きものが落ちたような顔をしている様に見える気がする。オーバーブロットの時にぶちまけられたから、多少は余裕が出来たのかな。
「ティアナなんだ。人の顔見てニヤニヤして」
眉間に皺を寄せながらジャミル先輩が近づいて声を掛けてきた。
「えー?前までの猫被ってるジャミル先輩よりも、今の本性剥き出しにしたジャミル先輩の方が好きだなーって思いまして」
そしたらにやけちゃったんですかねと言ったらまた眉間に皺を寄せて
「なんだそれ」
と吐き捨てられた。
「心からの本音ですよ」
そう笑うと溜息を吐きながら「そうかよ」と言われる。
「あー、その顔信じてませんね?」
「ああ、嘘臭いなと思ってる。兄とそっくりだな、お前」
そう意地悪な顔で笑う。
「アズールとそっくりだなんて心外なこと言わないでくださいよー」
頬を膨らませながら文句を言うと
「本当のことだろ?」
鼻で笑われる。改めて思う。この人ほんと、とんでもない猫飼ってたんだなぁ。察してたとはいえまさかここまでとは思わなかったなー。
「ティアナ」
不意に先輩に名前を呼ばれる。なんですか?と聞くと
「カリム達と一緒に吹き飛ばしてしまって、すまなかった」
後輩を…それも女子を俺の私怨に巻き込んでしまうなんて最低だ……と、少し落ち込んだ様子で謝罪された。……あー、この人やっぱ
「ふふっ」
「な、なんだ急に笑って」
俺の謝る姿はそんなに面白いのか?と問い掛けられる。
「や、ちがくて!ジャミル先輩ってやっぱ、そっくりだなって思って」
そう言いながら笑うと「そっくり?」と不思議そうな顔をする。
「アズールに」
私なんかよりも先輩の方がずっと似てますよ、そう言ったら
「………は?」
目をめちゃくちゃ見開いた。
「俺とアイツがそっくり!?そんな訳ないだろ!」
声を少し荒げながら全力で全否定される。そんなに嫌なのか。
「いいえ、そっくりです。さっきの謝り方なんかマジでそっくり!」
アズールもオーバーブロットしちゃった後、私に先輩と似たような謝り方してきたんですよーなんて言いながら笑ってみる。
「は?そんなのたまたまだろ」
君はもう少し物事を理論的にしっかり考えられるタイプだと思ってたんだが勘違いだったかなと、溜息を吐く。その嫌みの言い方も似てるんだよなー。ってことは黙っておこう。
「おーい、ジャミルー、ティアナー!お前達もこっち来いよー!!食いモンとかいっぱいあるぜーー!!」
少し遠くからカリム先輩の私とジャミル先輩のことを呼ぶ声が聞こえてくる。
「そんなバカでかい声出すな、聞こえてる。全く……」
ジャミル先輩は呆れたように呟いて「うるさいから早く行こう」と私に背を向けながら歩き出す。
「ジャミル先輩」
その背中に向かって呼びかけると、立ち止まって振り返り
「なんだ?」
と首を傾げ問い掛けられる。
「また勉強、教えてくださいね」
ジャミル先輩に教えて貰うのが1番わかりやすいんで、そう言って笑うと
「………ああ。気が向いたらな」
ジャミル先輩も微かに笑いながら答えてくれた。………こういうとこも、先輩とアズール似てる。
「ジャミル先輩と何の話してたの?」
入れ替わりでやって来たユウちゃんに聞かれる。
「また勉強教えてくださいねって言ってただけだよ」
なんてやり取りをしつつ、カリム先輩に誘われて俺はいいからとか言っていたがなんやかんや楽しそうに踊っているジャミル先輩とフロイドちゃんとグリムちゃん、食事の準備とかをしているアズールとジェイドちゃんのことを眺める。
「解決してよかったね」
そう声を掛けると
「だね。まさか次元の果てまで吹っ飛ばされるとは思わなかったよ」
クスクスと笑いながら言うユウちゃんに「確かに」と同意して一緒になって笑う。
「おーーーい!!」
ん?今何か聞こえたような……
「おーーーーい!!!」
あっやっぱなんか聞こえる。私だけじゃなくてユウちゃんにも聞こえたらしく、辺りをきょろきょろと見渡している。
「おーーーーーーい!!!!!」
その声がどこから聞こえて来てるのかはっきり分かった。視線を声の方に向けてみると
「ユウーーーーー!!!グリムーーーーーー!!!」
エースちゃんとデュースちゃんが必死な形相で手を振りながら走って来ている。
「あれ、エースとデュース?」
「なんでここにいるんだゾ?」
2人の存在に気が付いたらしくグリムちゃんが私達のところへやって来た。
「何でここにいるんだじゃねぇよ!」
「いきなりマジカメに、『スカラビアに監禁されてる』って来たかと思ったら、それ以降メッセも通話も通じなくなって……」
「急いで学園まで戻ってきたんだ……扉が開いてないから魔法でワープ出来なくて公共機関乗り継いでな……」
ゼェゼェと息を切らしながら2人は説明する。
「あー…そういやこいつらにも連絡しとけって言ったんだったな」
忘れないであげてよ。2人共汗びっちゃり。交通機関乗り継いでって一体何時間かかったんだろうなんて思いつつ2人にハンカチと水を渡す。
「ありがとう…て、あれ、なんでティアナもいるんだ?」
「まぁちょっと色々あって」
長くなるけど聞く?と問い掛けてみるとまぁ一応……と言われたのでどこから説明するかなー…と思案していると
「なんだ?お前達の友達か?」
「あ、カニちゃんじゃん。遊びに来たの?」
カリム先輩達が2人の存在に気が付いたらしい。
「えっあっまあ、この3人とはクラスメイトだし、フロイド先輩とスカラビアのジャミル先輩は同じバスケ部だけど……」
「おお!そうかそうか、ジャミルの友達なら俺の友達だな!」
エースちゃんの言葉にカリム先輩が嬉しそうに言う。ジャミル先輩の俺はお前と友達になった覚えはないという声は聞こえていないらしい。先輩の諦めたような「聞いてないな……」という声がその場に虚しく木霊する。
けどその表情は心なしか穏やかに見える。問題すべて解決!とはなってないだろうけれども、少しは踏ん切りがついたのかな。……うん、やっぱ今の先輩の方が好きだな。といっても、私に対しては最初から割と素で接してくれてたような気もするけど。
「せっかく来たんだ。お前らもホリデーの宴に参加していけよ!」
「こちらにピザやパスタもありますよ」
「お飲み物はいかがなさいますか」
アズールとジェイドちゃんの存在に気が付くと、2人の顔が恐怖の色に早変わりする。相当アズール達がトラウマになってるんだなー。ウケるー。なんて思いながらユウちゃんとグリムちゃんに説明を求めてる2人を見て内心笑う。
「でもま、無事だったんなら良かったよ」
「全く……人騒がせな奴らだ」
エースちゃんもデュースちゃんも穏やかな顔で笑う。
「心配してきてくれたんだ。2人とも、ありがとう」
ユウちゃんにそうお礼を言われると
「別に?実家にいてもゲームくらいしかやることなくてヒマだったし」
「いつでもメッセージして来いって言った手前、無視も出来ないからな」
2人共素直じゃない。照れてるのが丸分かりだ。
「よーし、それじゃあ宴の再開だ!ありったけの料理と音楽を!今日は最高のホリデーにするぞー!」
というカリム先輩の宣言を合図に、みんな元気いっぱいに「おーーーーー!!」と言って、ドンチャン騒ぎを始めた。踊ったり歌ったり、走ったり騒いだり泳いだり。それはもう、本当に楽しそうだ。服とかめっちゃ汚れてるじゃん。男の子って本当にお子様なんだから。高校生にもなってよくあんな遊んだり出来るな。
でもちょっとだけ。そのお子様なとこが、羨ましいな。なんて考えながらバカ騒ぎしてるみんなを1人で眺める。高校卒業して、大学生になって、大人になって……そうして時を重ね歳を重ねて行ったら、今日という日がかけがえのない思い出になったりするのかな。その時には、私もみんなの中に入って一緒に遊んだり歌ったり踊ったりしてるのかな。
…………私がみんなと同じ男の子だったら、みんなともっとちゃんと友達になれるのかな。なんて少し、らしくないことを考えていたら気が滅入ってしまいそうだ。やめておこう。
「ティアナー、お前もこっち来いよー!」
そう笑顔で手招きしているカリム先輩に「はーい」と返事をして、みんなの方へ足を進める。せっかくの楽しい場なんだ。暗い顔は見せないように、笑わないとね。
「ジャミルの快気祝いと、課題の終わりを祝って宴だー!!」
と浮かれたように声を上げているカリム先輩に対して
「お前のその宴好き、どうにかならないか」
呆れたように溜息を吐きながら言うジャミル先輩はなんとなくだけども憑きものが落ちたような顔をしている様に見える気がする。オーバーブロットの時にぶちまけられたから、多少は余裕が出来たのかな。
「ティアナなんだ。人の顔見てニヤニヤして」
眉間に皺を寄せながらジャミル先輩が近づいて声を掛けてきた。
「えー?前までの猫被ってるジャミル先輩よりも、今の本性剥き出しにしたジャミル先輩の方が好きだなーって思いまして」
そしたらにやけちゃったんですかねと言ったらまた眉間に皺を寄せて
「なんだそれ」
と吐き捨てられた。
「心からの本音ですよ」
そう笑うと溜息を吐きながら「そうかよ」と言われる。
「あー、その顔信じてませんね?」
「ああ、嘘臭いなと思ってる。兄とそっくりだな、お前」
そう意地悪な顔で笑う。
「アズールとそっくりだなんて心外なこと言わないでくださいよー」
頬を膨らませながら文句を言うと
「本当のことだろ?」
鼻で笑われる。改めて思う。この人ほんと、とんでもない猫飼ってたんだなぁ。察してたとはいえまさかここまでとは思わなかったなー。
「ティアナ」
不意に先輩に名前を呼ばれる。なんですか?と聞くと
「カリム達と一緒に吹き飛ばしてしまって、すまなかった」
後輩を…それも女子を俺の私怨に巻き込んでしまうなんて最低だ……と、少し落ち込んだ様子で謝罪された。……あー、この人やっぱ
「ふふっ」
「な、なんだ急に笑って」
俺の謝る姿はそんなに面白いのか?と問い掛けられる。
「や、ちがくて!ジャミル先輩ってやっぱ、そっくりだなって思って」
そう言いながら笑うと「そっくり?」と不思議そうな顔をする。
「アズールに」
私なんかよりも先輩の方がずっと似てますよ、そう言ったら
「………は?」
目をめちゃくちゃ見開いた。
「俺とアイツがそっくり!?そんな訳ないだろ!」
声を少し荒げながら全力で全否定される。そんなに嫌なのか。
「いいえ、そっくりです。さっきの謝り方なんかマジでそっくり!」
アズールもオーバーブロットしちゃった後、私に先輩と似たような謝り方してきたんですよーなんて言いながら笑ってみる。
「は?そんなのたまたまだろ」
君はもう少し物事を理論的にしっかり考えられるタイプだと思ってたんだが勘違いだったかなと、溜息を吐く。その嫌みの言い方も似てるんだよなー。ってことは黙っておこう。
「おーい、ジャミルー、ティアナー!お前達もこっち来いよー!!食いモンとかいっぱいあるぜーー!!」
少し遠くからカリム先輩の私とジャミル先輩のことを呼ぶ声が聞こえてくる。
「そんなバカでかい声出すな、聞こえてる。全く……」
ジャミル先輩は呆れたように呟いて「うるさいから早く行こう」と私に背を向けながら歩き出す。
「ジャミル先輩」
その背中に向かって呼びかけると、立ち止まって振り返り
「なんだ?」
と首を傾げ問い掛けられる。
「また勉強、教えてくださいね」
ジャミル先輩に教えて貰うのが1番わかりやすいんで、そう言って笑うと
「………ああ。気が向いたらな」
ジャミル先輩も微かに笑いながら答えてくれた。………こういうとこも、先輩とアズール似てる。
「ジャミル先輩と何の話してたの?」
入れ替わりでやって来たユウちゃんに聞かれる。
「また勉強教えてくださいねって言ってただけだよ」
なんてやり取りをしつつ、カリム先輩に誘われて俺はいいからとか言っていたがなんやかんや楽しそうに踊っているジャミル先輩とフロイドちゃんとグリムちゃん、食事の準備とかをしているアズールとジェイドちゃんのことを眺める。
「解決してよかったね」
そう声を掛けると
「だね。まさか次元の果てまで吹っ飛ばされるとは思わなかったよ」
クスクスと笑いながら言うユウちゃんに「確かに」と同意して一緒になって笑う。
「おーーーい!!」
ん?今何か聞こえたような……
「おーーーーい!!!」
あっやっぱなんか聞こえる。私だけじゃなくてユウちゃんにも聞こえたらしく、辺りをきょろきょろと見渡している。
「おーーーーーーい!!!!!」
その声がどこから聞こえて来てるのかはっきり分かった。視線を声の方に向けてみると
「ユウーーーーー!!!グリムーーーーーー!!!」
エースちゃんとデュースちゃんが必死な形相で手を振りながら走って来ている。
「あれ、エースとデュース?」
「なんでここにいるんだゾ?」
2人の存在に気が付いたらしくグリムちゃんが私達のところへやって来た。
「何でここにいるんだじゃねぇよ!」
「いきなりマジカメに、『スカラビアに監禁されてる』って来たかと思ったら、それ以降メッセも通話も通じなくなって……」
「急いで学園まで戻ってきたんだ……扉が開いてないから魔法でワープ出来なくて公共機関乗り継いでな……」
ゼェゼェと息を切らしながら2人は説明する。
「あー…そういやこいつらにも連絡しとけって言ったんだったな」
忘れないであげてよ。2人共汗びっちゃり。交通機関乗り継いでって一体何時間かかったんだろうなんて思いつつ2人にハンカチと水を渡す。
「ありがとう…て、あれ、なんでティアナもいるんだ?」
「まぁちょっと色々あって」
長くなるけど聞く?と問い掛けてみるとまぁ一応……と言われたのでどこから説明するかなー…と思案していると
「なんだ?お前達の友達か?」
「あ、カニちゃんじゃん。遊びに来たの?」
カリム先輩達が2人の存在に気が付いたらしい。
「えっあっまあ、この3人とはクラスメイトだし、フロイド先輩とスカラビアのジャミル先輩は同じバスケ部だけど……」
「おお!そうかそうか、ジャミルの友達なら俺の友達だな!」
エースちゃんの言葉にカリム先輩が嬉しそうに言う。ジャミル先輩の俺はお前と友達になった覚えはないという声は聞こえていないらしい。先輩の諦めたような「聞いてないな……」という声がその場に虚しく木霊する。
けどその表情は心なしか穏やかに見える。問題すべて解決!とはなってないだろうけれども、少しは踏ん切りがついたのかな。……うん、やっぱ今の先輩の方が好きだな。といっても、私に対しては最初から割と素で接してくれてたような気もするけど。
「せっかく来たんだ。お前らもホリデーの宴に参加していけよ!」
「こちらにピザやパスタもありますよ」
「お飲み物はいかがなさいますか」
アズールとジェイドちゃんの存在に気が付くと、2人の顔が恐怖の色に早変わりする。相当アズール達がトラウマになってるんだなー。ウケるー。なんて思いながらユウちゃんとグリムちゃんに説明を求めてる2人を見て内心笑う。
「でもま、無事だったんなら良かったよ」
「全く……人騒がせな奴らだ」
エースちゃんもデュースちゃんも穏やかな顔で笑う。
「心配してきてくれたんだ。2人とも、ありがとう」
ユウちゃんにそうお礼を言われると
「別に?実家にいてもゲームくらいしかやることなくてヒマだったし」
「いつでもメッセージして来いって言った手前、無視も出来ないからな」
2人共素直じゃない。照れてるのが丸分かりだ。
「よーし、それじゃあ宴の再開だ!ありったけの料理と音楽を!今日は最高のホリデーにするぞー!」
というカリム先輩の宣言を合図に、みんな元気いっぱいに「おーーーーー!!」と言って、ドンチャン騒ぎを始めた。踊ったり歌ったり、走ったり騒いだり泳いだり。それはもう、本当に楽しそうだ。服とかめっちゃ汚れてるじゃん。男の子って本当にお子様なんだから。高校生にもなってよくあんな遊んだり出来るな。
でもちょっとだけ。そのお子様なとこが、羨ましいな。なんて考えながらバカ騒ぎしてるみんなを1人で眺める。高校卒業して、大学生になって、大人になって……そうして時を重ね歳を重ねて行ったら、今日という日がかけがえのない思い出になったりするのかな。その時には、私もみんなの中に入って一緒に遊んだり歌ったり踊ったりしてるのかな。
…………私がみんなと同じ男の子だったら、みんなともっとちゃんと友達になれるのかな。なんて少し、らしくないことを考えていたら気が滅入ってしまいそうだ。やめておこう。
「ティアナー、お前もこっち来いよー!」
そう笑顔で手招きしているカリム先輩に「はーい」と返事をして、みんなの方へ足を進める。せっかくの楽しい場なんだ。暗い顔は見せないように、笑わないとね。
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