ターコイズに恋焦がれ
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クッソー、アズールのヤツ…約束したとはいえ、めっちゃくちゃこき使いやがって…!そのせいで身体中が痛い。あの野郎……!
「ちょっとティアナー。なんかテンション低くない?」
久しぶりに二泊三日で遊んでんのにテンション下がるじゃん!とムスッとしながら文句を言ってくるのはエレメンタリースクールの頃からの幼馴染、アンジェラだ。
「しょうがないでしょ、昨日アズールにずっとこき使われまくったんだから。今日明日明後日と遊び倒す代わりに1日中働けとか言ってさー」
だから文句なら私じゃなくてアズールに言ってよねーと言い返すと
「わ~すっごーい、アズール先輩とジェイド先輩とフロイド先輩の言う通りそのまんまの返事だー」
「3人共さすがだよねー。ティアナのことよくわかってるって感じでー」
茶々を入れられる。この2人はクロノとダリア。同じくエレメンタリースクールの頃からの付き合い。この2人は双子で、油断してるとどっちがどっちかわからなくなってしまうくらいそっくり。ジェイドちゃんとフロイドちゃん以上にそっくり。そのうえ性格とかも似ている。何度騙されたことか。
「は?何、アズール達なんか言ってたの?」
てかあんた達あの3人と連絡取ってんの?と聞いたら
「ウチら3人とあの3人でグループチャットあんの。そこでアズール先輩が昨日ティアナを1日中こき使ったから今日機嫌悪いかもーって言ってたよー」
とのこと。………は?
「はあ!?グループチャット!?何それ私知らないんだけど!」
「だって今初めて言ったもん」
紅茶を飲みながらアンジェラが言う。
「なんで私ハブられてんの!?」
「グルチャ作った時その場いなかったんだもん。ねぇクロノ」
「ねぇ、ダリア。なのに私達に文句言わないでほしいんだけどー」
いやいやいや……!
「その場にいなかったとしても後で誘ってくれてもよくない!?」
というと「えー、めんどーい」と3人声を揃えて言う。めんどいかな!?特に労力とかいらないでしょなんなんコイツら…!ハッ…ま、まさか……
「あ、あの…実は私みんなに嫌われてたりする……?」
だからグルチャ入れてもらえなかったーとか、あ、る…?と消え入りそうなくらい小さな声で尋ねる。こんな弱々しい声で話したの初めてな気がする。自分で思った以上のダメージを食らったらしい。
「は?そんなワケないでしょ。嫌いだったらわざわざ休日使って遊ぶわけないじゃん」
「そうだよ~。それも違う学校通ってるのに」
「そーそー。ティアナの被害妄想だよ~。勘弁してよね~」
じゃなんで私グルチャハブられてんの。16歳にもなってカフェで泣きそうになったじゃん。……まぁ3人共確かに休日中に嫌いな子と遊んだりするような性格じゃないし私が嫌われてるってことはないだろうなぁ……。私の周りロクな人いない……!とボヤいたら「あんたに言われたくない」とばっさり切られた。
「そういやさー、ティアナー。あんたの学校イケメン多くない?」
アンジェラが良いよねぇ、目の保養じゃんと言ってるが全くピンと来ない。
「イケメンってヴィル・シェーンハイドのこととか?確かに初めて実物見た時はあまりにも綺麗で見惚れちゃったけどイケメンってイメージとは違うような」
「いや、ヴィル・シェーンハイドはイケメンとかそういう次元で語っていい人じゃないでしょ」
「写真とか画面越しでも伝わってくるレベルの綺麗な人だよね~」
「正しく浮世離れした美しさってイメージある~」
3人が「ねぇ~」と相槌を打ち合って盛り上がっている。なんか、着いていけない……。なんとなく疎外感。エレメンタリースクールの時とかミドルスクールの頃だったらこんなことなかったのに……。
「この前送ってくれた写真のさぁ、あの赤毛でツンツンした頭でほっぺにハートのスート描いてた子…えっと名前なんて言ってたっけ……」
えーっとー…と必死にアンジェラが思い出そうとしている。ハートのスート?あぁ。
「エースちゃんのこと?エース・トラッポラ」
と聞いてみると
「そうそうその子!あの子とかイケメンじゃん」
とてもじゃないけれども信じられない、耳を疑うような言葉が聞こえて来た。………えっ
「はあ!?エースちゃんがイケメン!?あんた目腐ってんの!?」
驚きのあまり声を上げると、3人共一斉に「そんなボロクソ言う!?」とつっこんできた。
「いやだってさー。あいつデリカシーないし、お調子者だし、エレメンタリースクール生みたいなメンタルのやつだよ?」
イケメンとかないわー。
「エレメンタリースクール生みたいなメンタルしてるーとか、そういう内面的なとこは実際に会ったことないからなんとも言えないけど、顔はイケメンだなーって思ったよ~?」
ティアナは毎日会ってるから感覚麻痺してるんだよ~とオレンジジュースを飲みながらクロノが言う。
「好みの問題とかもあるだろうけどね~。私はその写真で一緒に映ってたぁ、黒髪で色黒の先輩がカッコいいなぁって思ったぁ~」
黒髪で色黒の先輩ってことは…
「ジャミル先輩だね。ジャミル・バイパー先輩。ダリアあーいうタイプの顔好きだよねー」
「エレメンタリースクールの時もミドルスクールの時もあんな感じの先輩にキャーキャー言ってたもんね」
「見事全員似た雰囲気の人達だったよねぇー。そんでもって告白して見事撃沈してたよねぇ~」
「今その話しなくていいじゃん!」
古傷への攻撃は厳禁ー!!なんていうダリアを見て3人でケラケラと笑う。
「ジャミル先輩は確かにイケメンって思う。頭良くて親切で優しいし、いつも何かと気に掛けてくれるし」
まぁちょっと裏がありそうな気はしてるけどと付け足すと3人も
「あっやっぱそうなんだ。なんか蛇みたいだよね。気が付いたら首元嚙みつかれてそう」
「腹に一物も二物もありそうな雰囲気だよねぇ~」
「アズール先輩とジェイド先輩よりはなさそうではあるけどねぇ~」
と同意してくる。ジャミル先輩、写真越しでも伝わってくる何かがあるのか。そしてアズールとジェイドちゃんはそんなジャミル先輩以上にヤバイやつって認定されてるのね。……実際その通りか。
「フロイド先輩があの中だと比較的常識人なのびっくりだよねぇー」
あの人テンションの浮き沈みが激しかったり怖かったりすることはあるけどと言われて返す言葉が浮かばない。なので黙ることにする。
「……あっティアナがエースって子のことイケメンだって気づかない理由もう1つわかったかも。よくよく考えたらさー、ティアナの周りにいた3人があれだもん。アズール先輩にしろジェイド先輩にしろフロイド先輩にしろ周りから浮くレベルのイケメンだもん。あの3人に囲まれてたらそりゃイケメンとかのハードル高くなるわ。しかもティアナ、ミドルスクールの時からずっとフロイド先輩のこと好きだし」
よくよく考えたら簡単なことだったわーとアンジェラが言うとクロノとダリアも「あ~」と声を上げる。
「は?いやいや、あの3人がイケメンってこともないでしょ」
「あるってば。さっきも言ったけどあんたはずっと見てるから麻痺してんの」
特にアズール先輩はエレメンタリースクールの頃太ってたからわかりにくだろうけどと、また紅茶を飲みながら言う。
「あの体型から今の体型にしたのほんとすごいよねー」
「ね~。おまけにエレメンタリースクールの頃とか勉強あんまり得意じゃなかったのに今はあんなに出来るようになってあのナイトレイブンカレッジでも上位の成績でいるんでしょ?そういうところは素直にすごいなーって思うし尊敬する~」
めっちゃくちゃ褒められてる。よかったね、アズール。でも
「そんなこと私に言われても困るんだけど。どうせなら本人に言ってあげてよ」
「いや、本人に言ったところで信じてもらえないでしょー。あの人自肯定感低いし他人の評価信じてない節あるし」
さっすが幼馴染。うちの兄のことよくわかってらっしゃる。と言ったら
「幼馴染って言われるほど絡みあるかって言われたら微妙だけど」
と返された。
「そのくせ6人でグルチャは作ったんだー、へー」
エレメンタリースクールからミドルスクールまでほぼ毎日一緒にいた私のことはハブいたくせにーとグチると「うわだるっ」とばっさりと切られる。もう少し優しくしてくれてもよくない?そう文句言うと3人共眉間に皺を寄せる。
「自分がウチらと同じ立場だったらあんたもこんなノリするでしょ」
「何言ってんの、当たり前じゃん」
しれっと言い返し、4人でケラケラと笑い合う。なんかこのノリ久しぶりだなぁ。すっごく楽しい。エースちゃん達といて楽しく無いわけじゃないけど、やっぱ女子同士でいる方が気楽だし楽しいなぁ。
◇
遊ぶのに夢中になって夜中になっちゃった…。アズールブチギレてるだろうなぁ。最悪。3人共もう寝てるといいなぁ……なんて淡い期待をしてみるが、その願いは聞き入れられないらしい。ラウンジに灯りが灯ってる。てかなんか中騒がしい?アズールキレてんのか……。今ジェイドちゃんとフロイドちゃん以外の寮生いないから取り繕う必要ないし。あーあ……せっかく二泊三日で遊んだ楽しい思い出が台無しになっちゃうくらい怒られるだろうなー…。毎日雑用させられるのかな?それとあとパシリか?考えただけでため息出そうだ…なんて思いながらドアを開けて
「た、ただいまー…あ、あの、アズール、帰り遅くなったことはちゃんと反省して………って、えっはっ………?」
謝罪と反省の言葉を述べようとしたが、一瞬にして全部どこかへ行ってしまった。でも仕方ないと思うの、こんな惨状を見たら誰でもそうなるでしょ。
「あ〜、ティアナだ〜。お帰りー」
「久しぶりのアンジェラさん達とのお出掛けは楽しかったですか?」
「あまり遅くなるな、ちゃんと連絡しろと言っただろ。なのにこの時間まで連絡1つ寄越さないとはどういうことだ」
「いや、3人共平然と話し掛けて来ないでくれない!?何この状況!!」
なんでこの人達いつもの調子で話し掛けてきてるんだ。笑顔でスカラビア寮の人達を足蹴にしてるジェイドちゃんとフロイドちゃん。その2人を尻目に優雅に紅茶を飲んでいるアズール。ガタガタと震えながらお互いのことを抱きしめあってるグリムちゃんとユウちゃん……ってマジで何この状況!!そもそもなんでオンボロ寮の2人とスカラビアの人達がオクタヴィネルにいるの?何もかも分からない。説明して!という思いを込めてユウちゃんとグリムちゃんのことを見ると、そっと目を逸らされた。
……こいつら、また面倒事に巻き込まれたの?そしてその面倒事をオクタヴィネルに持ち込んで来た……ってことか。うーわ、帰って来なきゃ良かった………。
「ちょっとティアナー。なんかテンション低くない?」
久しぶりに二泊三日で遊んでんのにテンション下がるじゃん!とムスッとしながら文句を言ってくるのはエレメンタリースクールの頃からの幼馴染、アンジェラだ。
「しょうがないでしょ、昨日アズールにずっとこき使われまくったんだから。今日明日明後日と遊び倒す代わりに1日中働けとか言ってさー」
だから文句なら私じゃなくてアズールに言ってよねーと言い返すと
「わ~すっごーい、アズール先輩とジェイド先輩とフロイド先輩の言う通りそのまんまの返事だー」
「3人共さすがだよねー。ティアナのことよくわかってるって感じでー」
茶々を入れられる。この2人はクロノとダリア。同じくエレメンタリースクールの頃からの付き合い。この2人は双子で、油断してるとどっちがどっちかわからなくなってしまうくらいそっくり。ジェイドちゃんとフロイドちゃん以上にそっくり。そのうえ性格とかも似ている。何度騙されたことか。
「は?何、アズール達なんか言ってたの?」
てかあんた達あの3人と連絡取ってんの?と聞いたら
「ウチら3人とあの3人でグループチャットあんの。そこでアズール先輩が昨日ティアナを1日中こき使ったから今日機嫌悪いかもーって言ってたよー」
とのこと。………は?
「はあ!?グループチャット!?何それ私知らないんだけど!」
「だって今初めて言ったもん」
紅茶を飲みながらアンジェラが言う。
「なんで私ハブられてんの!?」
「グルチャ作った時その場いなかったんだもん。ねぇクロノ」
「ねぇ、ダリア。なのに私達に文句言わないでほしいんだけどー」
いやいやいや……!
「その場にいなかったとしても後で誘ってくれてもよくない!?」
というと「えー、めんどーい」と3人声を揃えて言う。めんどいかな!?特に労力とかいらないでしょなんなんコイツら…!ハッ…ま、まさか……
「あ、あの…実は私みんなに嫌われてたりする……?」
だからグルチャ入れてもらえなかったーとか、あ、る…?と消え入りそうなくらい小さな声で尋ねる。こんな弱々しい声で話したの初めてな気がする。自分で思った以上のダメージを食らったらしい。
「は?そんなワケないでしょ。嫌いだったらわざわざ休日使って遊ぶわけないじゃん」
「そうだよ~。それも違う学校通ってるのに」
「そーそー。ティアナの被害妄想だよ~。勘弁してよね~」
じゃなんで私グルチャハブられてんの。16歳にもなってカフェで泣きそうになったじゃん。……まぁ3人共確かに休日中に嫌いな子と遊んだりするような性格じゃないし私が嫌われてるってことはないだろうなぁ……。私の周りロクな人いない……!とボヤいたら「あんたに言われたくない」とばっさり切られた。
「そういやさー、ティアナー。あんたの学校イケメン多くない?」
アンジェラが良いよねぇ、目の保養じゃんと言ってるが全くピンと来ない。
「イケメンってヴィル・シェーンハイドのこととか?確かに初めて実物見た時はあまりにも綺麗で見惚れちゃったけどイケメンってイメージとは違うような」
「いや、ヴィル・シェーンハイドはイケメンとかそういう次元で語っていい人じゃないでしょ」
「写真とか画面越しでも伝わってくるレベルの綺麗な人だよね~」
「正しく浮世離れした美しさってイメージある~」
3人が「ねぇ~」と相槌を打ち合って盛り上がっている。なんか、着いていけない……。なんとなく疎外感。エレメンタリースクールの時とかミドルスクールの頃だったらこんなことなかったのに……。
「この前送ってくれた写真のさぁ、あの赤毛でツンツンした頭でほっぺにハートのスート描いてた子…えっと名前なんて言ってたっけ……」
えーっとー…と必死にアンジェラが思い出そうとしている。ハートのスート?あぁ。
「エースちゃんのこと?エース・トラッポラ」
と聞いてみると
「そうそうその子!あの子とかイケメンじゃん」
とてもじゃないけれども信じられない、耳を疑うような言葉が聞こえて来た。………えっ
「はあ!?エースちゃんがイケメン!?あんた目腐ってんの!?」
驚きのあまり声を上げると、3人共一斉に「そんなボロクソ言う!?」とつっこんできた。
「いやだってさー。あいつデリカシーないし、お調子者だし、エレメンタリースクール生みたいなメンタルのやつだよ?」
イケメンとかないわー。
「エレメンタリースクール生みたいなメンタルしてるーとか、そういう内面的なとこは実際に会ったことないからなんとも言えないけど、顔はイケメンだなーって思ったよ~?」
ティアナは毎日会ってるから感覚麻痺してるんだよ~とオレンジジュースを飲みながらクロノが言う。
「好みの問題とかもあるだろうけどね~。私はその写真で一緒に映ってたぁ、黒髪で色黒の先輩がカッコいいなぁって思ったぁ~」
黒髪で色黒の先輩ってことは…
「ジャミル先輩だね。ジャミル・バイパー先輩。ダリアあーいうタイプの顔好きだよねー」
「エレメンタリースクールの時もミドルスクールの時もあんな感じの先輩にキャーキャー言ってたもんね」
「見事全員似た雰囲気の人達だったよねぇー。そんでもって告白して見事撃沈してたよねぇ~」
「今その話しなくていいじゃん!」
古傷への攻撃は厳禁ー!!なんていうダリアを見て3人でケラケラと笑う。
「ジャミル先輩は確かにイケメンって思う。頭良くて親切で優しいし、いつも何かと気に掛けてくれるし」
まぁちょっと裏がありそうな気はしてるけどと付け足すと3人も
「あっやっぱそうなんだ。なんか蛇みたいだよね。気が付いたら首元嚙みつかれてそう」
「腹に一物も二物もありそうな雰囲気だよねぇ~」
「アズール先輩とジェイド先輩よりはなさそうではあるけどねぇ~」
と同意してくる。ジャミル先輩、写真越しでも伝わってくる何かがあるのか。そしてアズールとジェイドちゃんはそんなジャミル先輩以上にヤバイやつって認定されてるのね。……実際その通りか。
「フロイド先輩があの中だと比較的常識人なのびっくりだよねぇー」
あの人テンションの浮き沈みが激しかったり怖かったりすることはあるけどと言われて返す言葉が浮かばない。なので黙ることにする。
「……あっティアナがエースって子のことイケメンだって気づかない理由もう1つわかったかも。よくよく考えたらさー、ティアナの周りにいた3人があれだもん。アズール先輩にしろジェイド先輩にしろフロイド先輩にしろ周りから浮くレベルのイケメンだもん。あの3人に囲まれてたらそりゃイケメンとかのハードル高くなるわ。しかもティアナ、ミドルスクールの時からずっとフロイド先輩のこと好きだし」
よくよく考えたら簡単なことだったわーとアンジェラが言うとクロノとダリアも「あ~」と声を上げる。
「は?いやいや、あの3人がイケメンってこともないでしょ」
「あるってば。さっきも言ったけどあんたはずっと見てるから麻痺してんの」
特にアズール先輩はエレメンタリースクールの頃太ってたからわかりにくだろうけどと、また紅茶を飲みながら言う。
「あの体型から今の体型にしたのほんとすごいよねー」
「ね~。おまけにエレメンタリースクールの頃とか勉強あんまり得意じゃなかったのに今はあんなに出来るようになってあのナイトレイブンカレッジでも上位の成績でいるんでしょ?そういうところは素直にすごいなーって思うし尊敬する~」
めっちゃくちゃ褒められてる。よかったね、アズール。でも
「そんなこと私に言われても困るんだけど。どうせなら本人に言ってあげてよ」
「いや、本人に言ったところで信じてもらえないでしょー。あの人自肯定感低いし他人の評価信じてない節あるし」
さっすが幼馴染。うちの兄のことよくわかってらっしゃる。と言ったら
「幼馴染って言われるほど絡みあるかって言われたら微妙だけど」
と返された。
「そのくせ6人でグルチャは作ったんだー、へー」
エレメンタリースクールからミドルスクールまでほぼ毎日一緒にいた私のことはハブいたくせにーとグチると「うわだるっ」とばっさりと切られる。もう少し優しくしてくれてもよくない?そう文句言うと3人共眉間に皺を寄せる。
「自分がウチらと同じ立場だったらあんたもこんなノリするでしょ」
「何言ってんの、当たり前じゃん」
しれっと言い返し、4人でケラケラと笑い合う。なんかこのノリ久しぶりだなぁ。すっごく楽しい。エースちゃん達といて楽しく無いわけじゃないけど、やっぱ女子同士でいる方が気楽だし楽しいなぁ。
◇
遊ぶのに夢中になって夜中になっちゃった…。アズールブチギレてるだろうなぁ。最悪。3人共もう寝てるといいなぁ……なんて淡い期待をしてみるが、その願いは聞き入れられないらしい。ラウンジに灯りが灯ってる。てかなんか中騒がしい?アズールキレてんのか……。今ジェイドちゃんとフロイドちゃん以外の寮生いないから取り繕う必要ないし。あーあ……せっかく二泊三日で遊んだ楽しい思い出が台無しになっちゃうくらい怒られるだろうなー…。毎日雑用させられるのかな?それとあとパシリか?考えただけでため息出そうだ…なんて思いながらドアを開けて
「た、ただいまー…あ、あの、アズール、帰り遅くなったことはちゃんと反省して………って、えっはっ………?」
謝罪と反省の言葉を述べようとしたが、一瞬にして全部どこかへ行ってしまった。でも仕方ないと思うの、こんな惨状を見たら誰でもそうなるでしょ。
「あ〜、ティアナだ〜。お帰りー」
「久しぶりのアンジェラさん達とのお出掛けは楽しかったですか?」
「あまり遅くなるな、ちゃんと連絡しろと言っただろ。なのにこの時間まで連絡1つ寄越さないとはどういうことだ」
「いや、3人共平然と話し掛けて来ないでくれない!?何この状況!!」
なんでこの人達いつもの調子で話し掛けてきてるんだ。笑顔でスカラビア寮の人達を足蹴にしてるジェイドちゃんとフロイドちゃん。その2人を尻目に優雅に紅茶を飲んでいるアズール。ガタガタと震えながらお互いのことを抱きしめあってるグリムちゃんとユウちゃん……ってマジで何この状況!!そもそもなんでオンボロ寮の2人とスカラビアの人達がオクタヴィネルにいるの?何もかも分からない。説明して!という思いを込めてユウちゃんとグリムちゃんのことを見ると、そっと目を逸らされた。
……こいつら、また面倒事に巻き込まれたの?そしてその面倒事をオクタヴィネルに持ち込んで来た……ってことか。うーわ、帰って来なきゃ良かった………。
