ターコイズに恋焦がれ
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ヤバイ、わかんない……!ここの問題どうやって解くんだっけ……。昨日習った気はするんだけど思い出せない……!エースちゃんに教えて貰う……?いや。絶対ひとしきり馬鹿にした後上から目線でなんか言われて、そんでもって何週間もこのこと擦り倒していじってくるに決まってる。考えただけでムカついてきた。ユウちゃん……は、ただでさえグリムちゃんとデュースちゃんの勉強見てあげてたりしてて大変そうなのに私まで教えて貰うのはなー……。ジャックちゃんに聞いてみる?いやでも、クラス違うしまだ習ってないかもしれないしなー……。どーしよ……。最悪アズールかジェイドちゃんかフロイドちゃんに聞く?いやそれは論外!絶対対価要求してくるじゃん。しかも3人共こんなのもわかんないのかーとか言って嘲笑ってきそうだし。それは絶対嫌!!どーしよ……クルーウェル先生に質問しに行こうかな……。でも職員室行きにくい……。どーしたらいいの……。
「ティアナ?どうかしたのか、険しい顔して」
不意に名前を呼ばれた。声のした方を向いてみると
「あっジャミル先輩……」
部活が同じで色々とお世話になっている、ジャミル・バイパー先輩が立っていた。
「お疲れ様です」
「あぁ、お疲れ様。勉強か?」
机の上に置いてある教科書とノートを眺めながら尋ねられる。
「はい、教室だとエースちゃん達が煩いから集中出来なくて。図書室だったら静かだろうからゆっくり集中出来るかなって思って…」
でも、どうしてもこの問題が解けないんですよねー…とボヤく。こんなこと言われても先輩からしたら知ったこっちゃないって感じだろう。
「……俺が教えてやろうか」
「えっ」
思いがけない申し出に、つい素っ頓狂な声を出してしまう。
「なんだその反応」
俺に勉強を教えたりできるような頭はないだろうとでも言いたいのか?と、少しからかうように言われる。
「えっいや、そんなこと思ってませんってば。すごくありがたいなって思ってますよ?でも先輩、今忙しそうだし……」
大量の本を抱えている先輩に勉強教えてくれ、と頼むのはさすがに気が引けるよ。ジャミル先輩って確かスカラビア寮の副寮長だし、部活でも中心人物。そんなのやることが沢山あるに決まってる。自分の課題とかだってあるだろうし。明らかに自分よりも仕事が多いであろう人に勉強を見てもらうだなんて、申し訳ないって。
「別に問題ない。暇なわけではないが、そこまで急ぎの用があるわけでもないからな。君に勉強教える時間くらい、どうってことないさ」
それに君なら、わからないと言いつつも少し教えただけですぐに理解出来るだろ。そう言いながら手に持っていた大量の本を机に置き、私の隣の席に座った。
「ジャ、ジャミル先輩私のこと過大評価しすぎなんじゃないですか……」
「そんなことないさ。バスケのルールも本読んで少し説明しただけですぐに覚えていたし、頭の回転や物事の理解も早い。だからきっとすぐに解けるさ」
だから見せてみろ、と言われる。な、なんかめちゃくちゃ褒められてるな…。ちょっと恥ずかしい。……こんな風に言ってくれているんだから、ありがたく甘えさせてもらうことにしよう。そう思い直して先輩にお礼を言い、教えて貰うことにした。
◇
ジャミル先輩に勉強を教えて貰い数10分。1人で何分もうんうんと唸っていたのが噓みたいに…
「解けたー!ジャミル先輩、解けましたよ!!」
思わず声が弾む。
「だから言っただろ、君ならすぐに解けるって」
ところでティアナ、解くことが出来て嬉しいのはわかるが図書室では静かにな。と注意をされて慌てて口を閉じ、「すみません……」と小声で謝罪するとクスッと笑われた。
「ジャミル先輩、勉強教えるの上手いですね。めちゃくちゃわかりやすかったです」
こんなにわかりやすく教えてくれた人初めてな気がするというと
「アズールには勉強見て貰ったりしないのか?」
あいつも人に勉強教えたりするの得意な印象なんだがと不思議そうな顔で聞かれた。
「あー…確かにアズールも教えるの得意でめちゃくちゃわかりやすいんですけど……」
対価が………と呟くと「あぁ……」と、何か納得したような声が返ってきた。
「妹の君にも容赦なく対価を要求するんだな」
さすがアズールって感じだと言われ、思わず笑ってしまう。
「あと、どうしても喧嘩になっちゃうんです。こんな問題も解けないのかお前は~とか言われて、それで私も言い返しちゃうから……」
「なるほどな…兄妹とかだとあるあるだな」
苦笑気味に同意をされた。
「先輩も妹ちゃんと喧嘩したりするんですか?」
「まぁ…たまにだがな」
そうなんだ。なんか意外。
「……と、俺はそろそろ失礼させてもらうよ」
と言いながらジャミル先輩は椅子から立ち上がり、机の上に置いてあった本を抱え込む。
「アッ勉強教えて貰ったお礼に運ぶの手伝いますよ!」
移動しようとしてる先輩に向かって慌てて声を掛け私も椅子から立ち上がると
「いや良いよ。俺が勝手に見ただけだしな」
と、微かに笑いながら断られる。
「でも…何かお礼……」
「別にいい。気にすることないさ。……といったところで、納得しなさそうだな。……じゃあそうだな、これからも今まで通り。真面目に部活に出て、ある程度フロイドを制御してくれ。それだけで文句ないよ」
そう言って「じゃあ、俺は今度こそ失礼させてもらうよ」といって歩き出す。……まぁ、そういって貰えるならいっか。
「はい。先輩、ありがとうございました。私、これからも部活頑張るし、フロイドちゃんのこともなるべく制御できるように善処しますね」
と、ジャミル先輩の背中に声を掛けると「あぁ、期待してるよ」と振り返りながら言い、図書室から出て行った。
ジャミル先輩は、本当に本当にとっても親切な人だ。部活でもそれ以外でも、何かと気に掛けてくれて優しくしてくれる。前になんでそこまで気に掛けてくれるんですか?ってなんとなく聞いてみたら
『俺にも妹がいるからな。だから君のことが何かと気になるんだ」
って言われたっけ。この学校、アレな人も多いけどなんやかんや面倒見良い人も多いよなぁ。……けど。ジャミル先輩ってなんとなーく違和感があるというかなんというか……。
妹がいるから私のことが何かと気になるって言ってた言葉は本当だと思う。あの言葉は心からの言葉だと思う。思う、けれども……なんか、他の人達に対してはなんとなく裏がありそうな気がするんだよなー……。アズールとかジェイドちゃんとはまたなんか違った感じの裏を感じるというかなんというか。
ま、仮にジャミル先輩に裏の顔があったとしても、私が先輩の本性とかを知る機会なんてどうせ来ないだろうしどうでもいいか。
「ティアナ?どうかしたのか、険しい顔して」
不意に名前を呼ばれた。声のした方を向いてみると
「あっジャミル先輩……」
部活が同じで色々とお世話になっている、ジャミル・バイパー先輩が立っていた。
「お疲れ様です」
「あぁ、お疲れ様。勉強か?」
机の上に置いてある教科書とノートを眺めながら尋ねられる。
「はい、教室だとエースちゃん達が煩いから集中出来なくて。図書室だったら静かだろうからゆっくり集中出来るかなって思って…」
でも、どうしてもこの問題が解けないんですよねー…とボヤく。こんなこと言われても先輩からしたら知ったこっちゃないって感じだろう。
「……俺が教えてやろうか」
「えっ」
思いがけない申し出に、つい素っ頓狂な声を出してしまう。
「なんだその反応」
俺に勉強を教えたりできるような頭はないだろうとでも言いたいのか?と、少しからかうように言われる。
「えっいや、そんなこと思ってませんってば。すごくありがたいなって思ってますよ?でも先輩、今忙しそうだし……」
大量の本を抱えている先輩に勉強教えてくれ、と頼むのはさすがに気が引けるよ。ジャミル先輩って確かスカラビア寮の副寮長だし、部活でも中心人物。そんなのやることが沢山あるに決まってる。自分の課題とかだってあるだろうし。明らかに自分よりも仕事が多いであろう人に勉強を見てもらうだなんて、申し訳ないって。
「別に問題ない。暇なわけではないが、そこまで急ぎの用があるわけでもないからな。君に勉強教える時間くらい、どうってことないさ」
それに君なら、わからないと言いつつも少し教えただけですぐに理解出来るだろ。そう言いながら手に持っていた大量の本を机に置き、私の隣の席に座った。
「ジャ、ジャミル先輩私のこと過大評価しすぎなんじゃないですか……」
「そんなことないさ。バスケのルールも本読んで少し説明しただけですぐに覚えていたし、頭の回転や物事の理解も早い。だからきっとすぐに解けるさ」
だから見せてみろ、と言われる。な、なんかめちゃくちゃ褒められてるな…。ちょっと恥ずかしい。……こんな風に言ってくれているんだから、ありがたく甘えさせてもらうことにしよう。そう思い直して先輩にお礼を言い、教えて貰うことにした。
◇
ジャミル先輩に勉強を教えて貰い数10分。1人で何分もうんうんと唸っていたのが噓みたいに…
「解けたー!ジャミル先輩、解けましたよ!!」
思わず声が弾む。
「だから言っただろ、君ならすぐに解けるって」
ところでティアナ、解くことが出来て嬉しいのはわかるが図書室では静かにな。と注意をされて慌てて口を閉じ、「すみません……」と小声で謝罪するとクスッと笑われた。
「ジャミル先輩、勉強教えるの上手いですね。めちゃくちゃわかりやすかったです」
こんなにわかりやすく教えてくれた人初めてな気がするというと
「アズールには勉強見て貰ったりしないのか?」
あいつも人に勉強教えたりするの得意な印象なんだがと不思議そうな顔で聞かれた。
「あー…確かにアズールも教えるの得意でめちゃくちゃわかりやすいんですけど……」
対価が………と呟くと「あぁ……」と、何か納得したような声が返ってきた。
「妹の君にも容赦なく対価を要求するんだな」
さすがアズールって感じだと言われ、思わず笑ってしまう。
「あと、どうしても喧嘩になっちゃうんです。こんな問題も解けないのかお前は~とか言われて、それで私も言い返しちゃうから……」
「なるほどな…兄妹とかだとあるあるだな」
苦笑気味に同意をされた。
「先輩も妹ちゃんと喧嘩したりするんですか?」
「まぁ…たまにだがな」
そうなんだ。なんか意外。
「……と、俺はそろそろ失礼させてもらうよ」
と言いながらジャミル先輩は椅子から立ち上がり、机の上に置いてあった本を抱え込む。
「アッ勉強教えて貰ったお礼に運ぶの手伝いますよ!」
移動しようとしてる先輩に向かって慌てて声を掛け私も椅子から立ち上がると
「いや良いよ。俺が勝手に見ただけだしな」
と、微かに笑いながら断られる。
「でも…何かお礼……」
「別にいい。気にすることないさ。……といったところで、納得しなさそうだな。……じゃあそうだな、これからも今まで通り。真面目に部活に出て、ある程度フロイドを制御してくれ。それだけで文句ないよ」
そう言って「じゃあ、俺は今度こそ失礼させてもらうよ」といって歩き出す。……まぁ、そういって貰えるならいっか。
「はい。先輩、ありがとうございました。私、これからも部活頑張るし、フロイドちゃんのこともなるべく制御できるように善処しますね」
と、ジャミル先輩の背中に声を掛けると「あぁ、期待してるよ」と振り返りながら言い、図書室から出て行った。
ジャミル先輩は、本当に本当にとっても親切な人だ。部活でもそれ以外でも、何かと気に掛けてくれて優しくしてくれる。前になんでそこまで気に掛けてくれるんですか?ってなんとなく聞いてみたら
『俺にも妹がいるからな。だから君のことが何かと気になるんだ」
って言われたっけ。この学校、アレな人も多いけどなんやかんや面倒見良い人も多いよなぁ。……けど。ジャミル先輩ってなんとなーく違和感があるというかなんというか……。
妹がいるから私のことが何かと気になるって言ってた言葉は本当だと思う。あの言葉は心からの言葉だと思う。思う、けれども……なんか、他の人達に対してはなんとなく裏がありそうな気がするんだよなー……。アズールとかジェイドちゃんとはまたなんか違った感じの裏を感じるというかなんというか。
ま、仮にジャミル先輩に裏の顔があったとしても、私が先輩の本性とかを知る機会なんてどうせ来ないだろうしどうでもいいか。
