ターコイズに恋焦がれ
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ユウちゃんとグリムちゃんはオンボロ寮を差し押さえられてしまったため、今はサバナクローのレオナ先輩の部屋に寝泊まりしているらしい。
「アズールとの約束の日が過ぎたら、オンボロ寮が取り返せなくても追い出すっつってんだゾ!ひでぇんだゾ!!」
とグリムちゃんが嘆いているのを目撃した。泊めてくれるだけありがたいんじゃ。
ちなみに1日目はまんまとジェイドちゃんとフロイドちゃんに妨害されて、失敗に終わったらしい。2人の正体が人魚だってことにはその時初めて気が付いたらしい。そういうことは予め調べておくべきなんじゃないの。考えが足りなすぎるよ。たった3日しかないってことわかってないの?もっと頭使いなよ……。
アズールのユニーク魔法についてとか、何か聞いてきたらアドバイスくらいならしようと思ってたけどみんな私に近づいてすら来ない。まぁそりゃ、敵の身内である私と一緒に行動したり話したりするのにはさすがに抵抗あるか。ハァ……と1人溜息を吐きながらやいのやいのと話し合っているみんなを離れたところから眺める。
……1人になりたいな。お昼ご飯は食堂に行かないで購買で何か買って誰も人がいなさそうなところで食べよう。
◇
誰もいなさそうだし、1人でゆっくり考え事しながらのんびりご飯食べよう。そう思って植物園に入ったのに
「何してんだこんなとこで。昼寝の邪魔じゃねぇか」
全くそんなこと出来そうにない。
「レオナ先輩こそ…何してるんですか」
「昼寝するっつってんだろ。ったく、ただでさえ部屋が狭くなっちまってゆっくり寝れてねぇってのに」
溜息を吐きながらぼやかれる。
「お前の兄貴のせいでこっちは大迷惑だ」
身内の管理はしっかりしろよと文句言われても困る。てか、
「大迷惑だって、マジフト大会の時に連続傷害事件を企てて沢山のケガ人を出した挙句の果てに、オーバーブロットして大騒ぎ起こしたレオナ先輩に言われたくありませんよ」
アズールがやってることは悪徳ではあるけどケガ人とか出してないだけましでしょ?と言うと
「……テメェ、中々度胸有るな」
口には気を付けた方が身のためだぞと、舌打ちしながら言われた。
「やっぱアズール君の妹ってだけあるっスねー。レオナさんにそこまで言うやつ久々に見たっスよ」
サバナクローの生徒内でもあんまいないっスよーと笑いながらラギー先輩がやって来た。
「またうるせぇのが来やがった……」
うんざりだ、とでも言いたげな顔をしながらレオナ先輩がぼやくと「昼飯買って来いって言ったのはレオナさんでしょー!」と文句言っている。ぱ、パシッときながら戻ってきたらうるさいのが来たって言うとかめちゃくちゃ理不尽だなこの人……。
「てか、ティアナちゃんは1人なんスか?」
珍しいっスね、いつも昼飯ン時は大抵監督生君達と一緒に食堂で食べてるのにと聞かれ、あ、まぁ、はい…とつい歯切れが悪くなってしまう。そんな私のことを2人共怪訝な顔で見ている。なんとなく居心地が悪い。他のとこに行こうと思い、「すみません、私移動しますね」と謝罪し植物園を出ようとする。と、
「まぁまぁ、もう少しお話しましょーよ」
そう言いながらラギー先輩に腕を引かれて引き留められた。
「飯食いに来たんでしょ?せっかくだし俺らと食おーよ」
ねっ!と言いながらレオナ先輩の隣に座らされる。ラギー先輩は笑ってるけどもレオナ先輩は舌打ちをしている。食べにくいわッ……!
「あ、あの、やっぱ私他行きま……」
「いいからいいから!」
今から移動してたら食う時間なくなっちまうっスよーと言われてぐうの音も出ない。観念して一緒に食べることにした。
「にしても、君も大変っスねー。何人もの生徒を敵に回すようなお兄ちゃんを持ってー」
シシシッと歯をむき出しにして笑いながらパンを頬張り言ってくるラギー先輩に対し適当な相槌を打つ。そういえば今、ユウちゃん達レオナ先輩やラギー先輩にアズールのこととか相談してたりするのかな。
「なんだよ」
チラチラとレオナ先輩のことを見ていると面倒臭そうな顔で舌打ちしながら話しかけられた。
「あ…やっ、あの…」
ユウちゃん、大丈夫そうですか?そう聞きそうになってしまってまた口籠る。そんなこと聞いて、何になるって言うんだ。そもそもレオナ先輩に聞いたところで答えてくれるとは思えない。
「言いてぇことがあんならとっとと本人のとこ行けばいいだろ」
「えっ……?」
溜息混じりに言われた言葉が理解出来ずに聞き返してしまう。
「オンボロ寮の草食動物。あいつになんか言いてぇことがあるんだろ」
だったら俺に探り入れようとするんじゃなくて直接本人とこ行けっつってんだよとぶっきらぼうに言われる。……本人のとこに、直接……。
「どの面下げて、行けばいいんですか?」
「あ?」
思わず漏れた言葉に怪訝な様子で返されて、しまったと思ったが
「どの面下げて、ユウちゃんのところに行けばいいんですか?私、アズールの妹なんですよ。敵の身内ですよ。そんな奴が近くに来たら、気が気じゃないでしょ。何企んでるんだろコイツって、警戒されるでしょ。アズールや、ジェイドちゃんやフロイドちゃんに言われてスパイしに来たんだって、思われるでしょ」
言葉が止まらない。口を閉じなきゃと思うのにそんな思いとは裏腹に、口が開かれて泣きごとが零れる。情けない。こんな情けない姿を誰かに、それもほとんど関わりのない他の寮の先輩達に晒すことになるなんて最悪だ。レオナ先輩とラギー先輩の顔が、見れない。
「……何を言うかと思えば、くっだらねぇ」
そう言いながらまた、深々と溜息を吐かれた。なっ……!
「くだらないって……!」
酷いッ……!と文句を言おうとすると
「くだらねぇもんをくだらねぇと言って何が悪いんだ」
鼻で笑いながら吐き捨てられて、
「んなくだらねぇことゴチャゴチャ考えて、こんなとこでうじうじしてる暇有るんだったら、とっととあいつんとこ行ってこいよ」
続けて少しきつい口調で言われる。
「あいつらにも言ったがな。時間は有限。頭使って価値のある使い方をしろ」
価値のある使い方…?
「それってどういう…」
「そんくらい自分で考えろ」
テメェの頭は飾りか?と、デラックスメンチカツを齧り付きながら言う。
「……ティアナちゃんはユウ君と話したんスか?あいつがアズール君と契約した後に」
黙って話を聞いていたラギー先輩が問い掛けて来る。ユウちゃんがアズールと契約してから…
「してない、です」
挨拶とかはするけど、それ以外は全くしていない。なんとなく、気まずい……。
「ふーん……じゃあ、スパイだとかなんだとかあいつらに言われたわけじゃないんスね。めっちゃくちゃ思いつめたみたいな顔してるからてっきり暴言でも吐かれたのかと思ったっスよー」
とケラケラ笑われる。
「実際ユウ君達、どう思ってるんスかね、君のこと」
ニコニコと笑いながら再び問い掛けられる。……ユウちゃん達が私のことをどう思ってるのか?
「敵の身内のスパイ……」
「だからそれは君が勝手にそう思ってるだけでしょ」
人の話聞いてた?とため息交じりに言われた。
「だって…そうとしか思えない……」
「君、見た目の割にマイナス思考なんスね……」
もっとプラス思考で自分に自信満々ってタイプかと思ってたっスと呆れた様子で呟かれる。私、どんな人種に見えてるんだろう。
「ティアナちゃんはユウ君のことどんなやつだと思ってるんスか?」
首を傾げながら聞かれる。ユウちゃんがどんな子か……?
「基本的には常識人だけど、時々様子が可笑しくなって、突飛の行動が多くて、大人しそうな顔してるくせに、人畜無害みたいな顔してるくせにタチ悪くて、毒舌で、何しでかすかわからない、時限爆弾みたいな危なっかしくて危うい人。魔法使えないくせに、力だってないくせに、自分にはなんにも得にならないのに、なのにアズールと契約して、自業自得の馬鹿達のために、する必要のない苦労を自らする、どうしようもないバカで、お人好しな、ほんっとうにどうしようもないくらい、優しい人」
……そんなユウちゃんだから、アズールに関わらないでほしかった。
「……ふーん。じゃあ、そんなどうしようもないくらいお人好しな優しい人が、君には優しくないんスね」
ユウちゃんが私には優しくない……?
「そんなこと……!」
「ないんスか?じゃあなんで、君はあの子にスパイだとか言われるなんて思うんスか?」
心底不思議だ、とでも言いたげな顔で言われる。
「面と向かって言われたんならまだしもさァ。言われたわけじゃないでしょ?だったらユウ君が君のことどう思ってんのかわかんねぇじゃん。なのに勝手に思い悩んでこんなとこで立ち止まってるなんて馬鹿みてぇ」
そう笑いながら言われて、漸く先輩達の言いたいことの意味を理解した。
「……レオナ先輩、ラギー先輩。ありがとうございました」
後でユウちゃんと話してみます。と先輩達にお礼を言うと2人に「なんのことやら」とでも言いたげな顔で不敵に笑われた。
「アズールとの約束の日が過ぎたら、オンボロ寮が取り返せなくても追い出すっつってんだゾ!ひでぇんだゾ!!」
とグリムちゃんが嘆いているのを目撃した。泊めてくれるだけありがたいんじゃ。
ちなみに1日目はまんまとジェイドちゃんとフロイドちゃんに妨害されて、失敗に終わったらしい。2人の正体が人魚だってことにはその時初めて気が付いたらしい。そういうことは予め調べておくべきなんじゃないの。考えが足りなすぎるよ。たった3日しかないってことわかってないの?もっと頭使いなよ……。
アズールのユニーク魔法についてとか、何か聞いてきたらアドバイスくらいならしようと思ってたけどみんな私に近づいてすら来ない。まぁそりゃ、敵の身内である私と一緒に行動したり話したりするのにはさすがに抵抗あるか。ハァ……と1人溜息を吐きながらやいのやいのと話し合っているみんなを離れたところから眺める。
……1人になりたいな。お昼ご飯は食堂に行かないで購買で何か買って誰も人がいなさそうなところで食べよう。
◇
誰もいなさそうだし、1人でゆっくり考え事しながらのんびりご飯食べよう。そう思って植物園に入ったのに
「何してんだこんなとこで。昼寝の邪魔じゃねぇか」
全くそんなこと出来そうにない。
「レオナ先輩こそ…何してるんですか」
「昼寝するっつってんだろ。ったく、ただでさえ部屋が狭くなっちまってゆっくり寝れてねぇってのに」
溜息を吐きながらぼやかれる。
「お前の兄貴のせいでこっちは大迷惑だ」
身内の管理はしっかりしろよと文句言われても困る。てか、
「大迷惑だって、マジフト大会の時に連続傷害事件を企てて沢山のケガ人を出した挙句の果てに、オーバーブロットして大騒ぎ起こしたレオナ先輩に言われたくありませんよ」
アズールがやってることは悪徳ではあるけどケガ人とか出してないだけましでしょ?と言うと
「……テメェ、中々度胸有るな」
口には気を付けた方が身のためだぞと、舌打ちしながら言われた。
「やっぱアズール君の妹ってだけあるっスねー。レオナさんにそこまで言うやつ久々に見たっスよ」
サバナクローの生徒内でもあんまいないっスよーと笑いながらラギー先輩がやって来た。
「またうるせぇのが来やがった……」
うんざりだ、とでも言いたげな顔をしながらレオナ先輩がぼやくと「昼飯買って来いって言ったのはレオナさんでしょー!」と文句言っている。ぱ、パシッときながら戻ってきたらうるさいのが来たって言うとかめちゃくちゃ理不尽だなこの人……。
「てか、ティアナちゃんは1人なんスか?」
珍しいっスね、いつも昼飯ン時は大抵監督生君達と一緒に食堂で食べてるのにと聞かれ、あ、まぁ、はい…とつい歯切れが悪くなってしまう。そんな私のことを2人共怪訝な顔で見ている。なんとなく居心地が悪い。他のとこに行こうと思い、「すみません、私移動しますね」と謝罪し植物園を出ようとする。と、
「まぁまぁ、もう少しお話しましょーよ」
そう言いながらラギー先輩に腕を引かれて引き留められた。
「飯食いに来たんでしょ?せっかくだし俺らと食おーよ」
ねっ!と言いながらレオナ先輩の隣に座らされる。ラギー先輩は笑ってるけどもレオナ先輩は舌打ちをしている。食べにくいわッ……!
「あ、あの、やっぱ私他行きま……」
「いいからいいから!」
今から移動してたら食う時間なくなっちまうっスよーと言われてぐうの音も出ない。観念して一緒に食べることにした。
「にしても、君も大変っスねー。何人もの生徒を敵に回すようなお兄ちゃんを持ってー」
シシシッと歯をむき出しにして笑いながらパンを頬張り言ってくるラギー先輩に対し適当な相槌を打つ。そういえば今、ユウちゃん達レオナ先輩やラギー先輩にアズールのこととか相談してたりするのかな。
「なんだよ」
チラチラとレオナ先輩のことを見ていると面倒臭そうな顔で舌打ちしながら話しかけられた。
「あ…やっ、あの…」
ユウちゃん、大丈夫そうですか?そう聞きそうになってしまってまた口籠る。そんなこと聞いて、何になるって言うんだ。そもそもレオナ先輩に聞いたところで答えてくれるとは思えない。
「言いてぇことがあんならとっとと本人のとこ行けばいいだろ」
「えっ……?」
溜息混じりに言われた言葉が理解出来ずに聞き返してしまう。
「オンボロ寮の草食動物。あいつになんか言いてぇことがあるんだろ」
だったら俺に探り入れようとするんじゃなくて直接本人とこ行けっつってんだよとぶっきらぼうに言われる。……本人のとこに、直接……。
「どの面下げて、行けばいいんですか?」
「あ?」
思わず漏れた言葉に怪訝な様子で返されて、しまったと思ったが
「どの面下げて、ユウちゃんのところに行けばいいんですか?私、アズールの妹なんですよ。敵の身内ですよ。そんな奴が近くに来たら、気が気じゃないでしょ。何企んでるんだろコイツって、警戒されるでしょ。アズールや、ジェイドちゃんやフロイドちゃんに言われてスパイしに来たんだって、思われるでしょ」
言葉が止まらない。口を閉じなきゃと思うのにそんな思いとは裏腹に、口が開かれて泣きごとが零れる。情けない。こんな情けない姿を誰かに、それもほとんど関わりのない他の寮の先輩達に晒すことになるなんて最悪だ。レオナ先輩とラギー先輩の顔が、見れない。
「……何を言うかと思えば、くっだらねぇ」
そう言いながらまた、深々と溜息を吐かれた。なっ……!
「くだらないって……!」
酷いッ……!と文句を言おうとすると
「くだらねぇもんをくだらねぇと言って何が悪いんだ」
鼻で笑いながら吐き捨てられて、
「んなくだらねぇことゴチャゴチャ考えて、こんなとこでうじうじしてる暇有るんだったら、とっととあいつんとこ行ってこいよ」
続けて少しきつい口調で言われる。
「あいつらにも言ったがな。時間は有限。頭使って価値のある使い方をしろ」
価値のある使い方…?
「それってどういう…」
「そんくらい自分で考えろ」
テメェの頭は飾りか?と、デラックスメンチカツを齧り付きながら言う。
「……ティアナちゃんはユウ君と話したんスか?あいつがアズール君と契約した後に」
黙って話を聞いていたラギー先輩が問い掛けて来る。ユウちゃんがアズールと契約してから…
「してない、です」
挨拶とかはするけど、それ以外は全くしていない。なんとなく、気まずい……。
「ふーん……じゃあ、スパイだとかなんだとかあいつらに言われたわけじゃないんスね。めっちゃくちゃ思いつめたみたいな顔してるからてっきり暴言でも吐かれたのかと思ったっスよー」
とケラケラ笑われる。
「実際ユウ君達、どう思ってるんスかね、君のこと」
ニコニコと笑いながら再び問い掛けられる。……ユウちゃん達が私のことをどう思ってるのか?
「敵の身内のスパイ……」
「だからそれは君が勝手にそう思ってるだけでしょ」
人の話聞いてた?とため息交じりに言われた。
「だって…そうとしか思えない……」
「君、見た目の割にマイナス思考なんスね……」
もっとプラス思考で自分に自信満々ってタイプかと思ってたっスと呆れた様子で呟かれる。私、どんな人種に見えてるんだろう。
「ティアナちゃんはユウ君のことどんなやつだと思ってるんスか?」
首を傾げながら聞かれる。ユウちゃんがどんな子か……?
「基本的には常識人だけど、時々様子が可笑しくなって、突飛の行動が多くて、大人しそうな顔してるくせに、人畜無害みたいな顔してるくせにタチ悪くて、毒舌で、何しでかすかわからない、時限爆弾みたいな危なっかしくて危うい人。魔法使えないくせに、力だってないくせに、自分にはなんにも得にならないのに、なのにアズールと契約して、自業自得の馬鹿達のために、する必要のない苦労を自らする、どうしようもないバカで、お人好しな、ほんっとうにどうしようもないくらい、優しい人」
……そんなユウちゃんだから、アズールに関わらないでほしかった。
「……ふーん。じゃあ、そんなどうしようもないくらいお人好しな優しい人が、君には優しくないんスね」
ユウちゃんが私には優しくない……?
「そんなこと……!」
「ないんスか?じゃあなんで、君はあの子にスパイだとか言われるなんて思うんスか?」
心底不思議だ、とでも言いたげな顔で言われる。
「面と向かって言われたんならまだしもさァ。言われたわけじゃないでしょ?だったらユウ君が君のことどう思ってんのかわかんねぇじゃん。なのに勝手に思い悩んでこんなとこで立ち止まってるなんて馬鹿みてぇ」
そう笑いながら言われて、漸く先輩達の言いたいことの意味を理解した。
「……レオナ先輩、ラギー先輩。ありがとうございました」
後でユウちゃんと話してみます。と先輩達にお礼を言うと2人に「なんのことやら」とでも言いたげな顔で不敵に笑われた。
