ターコイズに恋焦がれ
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ユウちゃんが、アズールを何とかしろと学園長に無茶振りされたらしい。そのため朝からずっとジャックちゃんと2人でアズールの弱点を見つけるために色々と嗅ぎまわっているみたいだ。よくやるなー。てか、ユウちゃんもジャックちゃんもイソギンチャク生やされた自業自得の馬鹿共のことなんてほっとけばいいのに。物好きだなぁ。
この子そのうち洒落にならないような事件に巻き込まれたり…って、それはもう何度もしてるか。いい加減、何か面倒ごとに首を突っ込むのはやめればいいのに。魔法使えないのに2度もオーバーブロットの現場に居合わせて、2度共生還してるってよくよく考えるとすごいなこの子。悪運が強いというかなんというか。
「なぁティアナ…」
ランチに頼んだオムライスを口の中に放り込んで頬張っていたらジャックちゃんが神妙な面持ちで話し掛けてきた。
「何」
「お前、オクタヴィネルだからあのアズールと同じ寮だろ?なんか知らねぇのか、あいつの弱点とか」
弱点…ねぇ。
「さぁ、どうでしょう」
知ってたとしても教えると思う?自業自得の馬鹿達のために、血を分けた肉親のこと売ったりするような真似はさすがに私もしたくないかなーと言いながら、アイスカフェラテを飲む。
「肉親?誰と誰が?」
みんなきょとん、と不思議そうな顔をしている。え…この子達、まさか……
「あの、さ。あんた達ひょっとして、私のファミリーネーム知らないわけ?」
驚きつつ聞いてみる。するとエースちゃんが
「は?知ってんに決まってんだろ。お前のファミリーネームはアーシェン…。……アーシェングロットォォォォォォォ!?」
まるでテレビに出ているようなコメディアンみたいなリアクションで声を上げる。他の4人も「アーシェングロット!!??」と同じく声を上げる。
「おまっお前ひょっとして、アズールの妹かなんかか!?」
「いや今更!?」
全員揃いも揃って衝撃的事実を知らされた―!みたいな顔してるけどその顔したいのは私の方だよ。
「なんで言わなかったんだ!」
「ファミリーネームの時点で察してると思ってたわ!アーシェングロットなんてファミリーネームそんな沢山ある訳じゃないでしょ、普通気付かない!?ていうかそもそも、ケイト先輩とかラギー先輩とかが私のことアズールの妹だよねって言ってたでしょ?」
聞いてなかったわけ?そう尋ねると5人共「そういや言ってた気が…」と言い出す。マジかコイツら…。色んな意味で大丈夫…?学園長、無理だよこの子達にアズール何とかするの……。
「おや、随分と楽しそうですね」
不意に私たち以外の声が聞こえてくる。エースちゃんとデュースちゃんとグリムちゃんの表情が凍り付く。…ジェイドちゃんとフロイドちゃんのご登場だ。3人共すっかり2人が怖いみたい。まぁ、昨日だけでもかなり絞められてたもんなぁ。そりゃ怖いか。
てか、なんで2人がわざわざここに……?なんか企んでる…とか……?
「わー、ティアナ友達いたってマジだったんだー」
びっくりー、良かったねぇぼっち卒業出来てぇとフロイドちゃんが言いながら私のほっぺをムニュムニュとしてくる。やめてよ!と言ってもやだーと言って余計ムニュムニュされる。
「ぼっち卒業おめでとぉ、ティアナー」
「ぼっちだった時なんてないわよ!フロイドちゃん私のことなんだと思ってるの!?」
と文句を言うと「えー?ティアナ・アーシェングロットでしょー?」と相変わらずほっぺをむにゅむにゅされながらバカにされる。そういうこと言ってんじゃないってば!と文句を言おうとしたら
「あっそうそう、ティアナ。アズールが呼んでましたよ」
早く来ないと、今日から食事を徹底的に管理する、だそうですとニコニコジェイドちゃんに言われる。あの野郎また脅して来やがって…!2人にアズールの居場所を教えてもらって急いで向かう。
走り出した私に対してエースちゃんが「えっそれ言われただけでそんな急ぐほどのことかよ!?」とかなんとか叫んでる。急ぐほどのことだっての。アズールに食事管理なんてされたら好きな物全然食べさせてもらえなくなっちゃう!
◇
「おや、もう来たんですか。思ってたよりも早かったな」
来るようにと言われた教室へ行くと、アズールにそんな言葉を投げ掛けられる。
「なんなのよ急に呼び出して」
ご飯食べてたのに!と文句を言うと
「お前は本当に食い意地が張っているな…」
食べ過ぎるなといつも言ってるだろとまた、グチグチ言い始める。あぁもう、イライラする。
「あのさぁ。そんなこと言うために呼んだの?」
なら私は戻るけど。付き合ってらんない。と言ってアズールに背を向けてドアに向かって歩き出すと
「オンボロ寮の監督生さん」
ボソッと呟かれて、思わず足を止めてしまった。
「随分仲が良いみたいですね」
…目的はユウちゃんか。
「それがどうしたの」
「彼と少し、話しがしたいんですよ」
ユウちゃんと?
「何、話したい事って。ユウちゃん、魔法も使えないような子だよ?」
お金持ちってわけでもないし、人魚姫みたいな美しい声を持っている訳でも、特別優秀ってわけでもない。アズールが興味もちそうなところなんてなんにもないと思うんだけど。そう問い掛けてみる。
「えぇ、彼自体には小骨1本ほどの興味もありません」
本心が読めない、張り付けた様な笑顔で答えられる。
その笑顔に、背中にじわりと嫌な汗を掻く。
「何が、目的なの」
恐る恐る聞いてみると
「それはお前には関係ないことだ」
と、相変わらず張り付けた笑顔のまま言われる。
「ジェイドとフロイドに、今夜モストロ・ラウンジへ来てもらえないか聞いてもらいに行っています」
…さっき2人で来ていたのはそういうことか。
「じゃあアズールが私を呼び出したのは、私にジェイドちゃんとフロイドちゃんの勧誘の邪魔をさせないようにするためってこと?」
「おや、少しは頭が回るようになりましたね。兄として嬉しいです」
もう少し早くその考えに至れたら申し分なかったんですがね、と笑顔を張り付けたまま言う。
「私もう戻るから」
腹が立つけれどもここで言い返したらアズールの思う壺だ。今ここで言い合いなんてしてる場合じゃない。
ユウちゃんにモストロ・ラウンジに来ちゃダメって伝えないと。あの子がアズールに関わったりなんてしたら絶対にイソギンチャクにされて終わる。エースちゃん達みたいな自業自得な子達とは違ってユウちゃんは何もしてないんだ。だから止めないと。さすがに何も比のない友達が、自分の身内のせいで必要のない痛い目に遭うのはあまりいい気がしない。
「ティアナ」
ドアに手を掛けると名前を呼ばれた。
「何」
イラつきながら返事をして振り返ると
「僕の邪魔はするなよ」
さっきの張り付けた笑顔から一変し、真顔で射るような視線を向けられる。
わざわざ釘を刺すために呼び出したのね。気分悪い。何も答えずに無言のまま教室を後にした。
ユウちゃんにモストロ・ラウンジへ来ないようにとお願いしたけれども、聞き入れてもらえなかった。どんなにダメって言っても、「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう!」なんて言って、笑われた。そんなユウちゃんのことをエースちゃんとデュースちゃんとグリムちゃんは「頼りにしてるぞ、監督生!」なんて言って応援しだすし…!みんなアズールを侮りすぎでしょ…。そもそもエースちゃん達は反省しろっての。
ユウちゃん1人だと心配だからってジャックちゃんも一緒に来るらしいけども、ジャックちゃんだけでカバーしきれるとは思えない…。そもそも、アズールはなんでユウちゃんに目を付けたんだろう…。せめてそれが分かればもう少しなんとか助け船とか出せそうなのに…。
ていうか…。学園長もう少し自分で学校の問題解決する努力しなさいよ…!!生徒に任せっきりとか教育者としてどうなの!?
この子そのうち洒落にならないような事件に巻き込まれたり…って、それはもう何度もしてるか。いい加減、何か面倒ごとに首を突っ込むのはやめればいいのに。魔法使えないのに2度もオーバーブロットの現場に居合わせて、2度共生還してるってよくよく考えるとすごいなこの子。悪運が強いというかなんというか。
「なぁティアナ…」
ランチに頼んだオムライスを口の中に放り込んで頬張っていたらジャックちゃんが神妙な面持ちで話し掛けてきた。
「何」
「お前、オクタヴィネルだからあのアズールと同じ寮だろ?なんか知らねぇのか、あいつの弱点とか」
弱点…ねぇ。
「さぁ、どうでしょう」
知ってたとしても教えると思う?自業自得の馬鹿達のために、血を分けた肉親のこと売ったりするような真似はさすがに私もしたくないかなーと言いながら、アイスカフェラテを飲む。
「肉親?誰と誰が?」
みんなきょとん、と不思議そうな顔をしている。え…この子達、まさか……
「あの、さ。あんた達ひょっとして、私のファミリーネーム知らないわけ?」
驚きつつ聞いてみる。するとエースちゃんが
「は?知ってんに決まってんだろ。お前のファミリーネームはアーシェン…。……アーシェングロットォォォォォォォ!?」
まるでテレビに出ているようなコメディアンみたいなリアクションで声を上げる。他の4人も「アーシェングロット!!??」と同じく声を上げる。
「おまっお前ひょっとして、アズールの妹かなんかか!?」
「いや今更!?」
全員揃いも揃って衝撃的事実を知らされた―!みたいな顔してるけどその顔したいのは私の方だよ。
「なんで言わなかったんだ!」
「ファミリーネームの時点で察してると思ってたわ!アーシェングロットなんてファミリーネームそんな沢山ある訳じゃないでしょ、普通気付かない!?ていうかそもそも、ケイト先輩とかラギー先輩とかが私のことアズールの妹だよねって言ってたでしょ?」
聞いてなかったわけ?そう尋ねると5人共「そういや言ってた気が…」と言い出す。マジかコイツら…。色んな意味で大丈夫…?学園長、無理だよこの子達にアズール何とかするの……。
「おや、随分と楽しそうですね」
不意に私たち以外の声が聞こえてくる。エースちゃんとデュースちゃんとグリムちゃんの表情が凍り付く。…ジェイドちゃんとフロイドちゃんのご登場だ。3人共すっかり2人が怖いみたい。まぁ、昨日だけでもかなり絞められてたもんなぁ。そりゃ怖いか。
てか、なんで2人がわざわざここに……?なんか企んでる…とか……?
「わー、ティアナ友達いたってマジだったんだー」
びっくりー、良かったねぇぼっち卒業出来てぇとフロイドちゃんが言いながら私のほっぺをムニュムニュとしてくる。やめてよ!と言ってもやだーと言って余計ムニュムニュされる。
「ぼっち卒業おめでとぉ、ティアナー」
「ぼっちだった時なんてないわよ!フロイドちゃん私のことなんだと思ってるの!?」
と文句を言うと「えー?ティアナ・アーシェングロットでしょー?」と相変わらずほっぺをむにゅむにゅされながらバカにされる。そういうこと言ってんじゃないってば!と文句を言おうとしたら
「あっそうそう、ティアナ。アズールが呼んでましたよ」
早く来ないと、今日から食事を徹底的に管理する、だそうですとニコニコジェイドちゃんに言われる。あの野郎また脅して来やがって…!2人にアズールの居場所を教えてもらって急いで向かう。
走り出した私に対してエースちゃんが「えっそれ言われただけでそんな急ぐほどのことかよ!?」とかなんとか叫んでる。急ぐほどのことだっての。アズールに食事管理なんてされたら好きな物全然食べさせてもらえなくなっちゃう!
◇
「おや、もう来たんですか。思ってたよりも早かったな」
来るようにと言われた教室へ行くと、アズールにそんな言葉を投げ掛けられる。
「なんなのよ急に呼び出して」
ご飯食べてたのに!と文句を言うと
「お前は本当に食い意地が張っているな…」
食べ過ぎるなといつも言ってるだろとまた、グチグチ言い始める。あぁもう、イライラする。
「あのさぁ。そんなこと言うために呼んだの?」
なら私は戻るけど。付き合ってらんない。と言ってアズールに背を向けてドアに向かって歩き出すと
「オンボロ寮の監督生さん」
ボソッと呟かれて、思わず足を止めてしまった。
「随分仲が良いみたいですね」
…目的はユウちゃんか。
「それがどうしたの」
「彼と少し、話しがしたいんですよ」
ユウちゃんと?
「何、話したい事って。ユウちゃん、魔法も使えないような子だよ?」
お金持ちってわけでもないし、人魚姫みたいな美しい声を持っている訳でも、特別優秀ってわけでもない。アズールが興味もちそうなところなんてなんにもないと思うんだけど。そう問い掛けてみる。
「えぇ、彼自体には小骨1本ほどの興味もありません」
本心が読めない、張り付けた様な笑顔で答えられる。
その笑顔に、背中にじわりと嫌な汗を掻く。
「何が、目的なの」
恐る恐る聞いてみると
「それはお前には関係ないことだ」
と、相変わらず張り付けた笑顔のまま言われる。
「ジェイドとフロイドに、今夜モストロ・ラウンジへ来てもらえないか聞いてもらいに行っています」
…さっき2人で来ていたのはそういうことか。
「じゃあアズールが私を呼び出したのは、私にジェイドちゃんとフロイドちゃんの勧誘の邪魔をさせないようにするためってこと?」
「おや、少しは頭が回るようになりましたね。兄として嬉しいです」
もう少し早くその考えに至れたら申し分なかったんですがね、と笑顔を張り付けたまま言う。
「私もう戻るから」
腹が立つけれどもここで言い返したらアズールの思う壺だ。今ここで言い合いなんてしてる場合じゃない。
ユウちゃんにモストロ・ラウンジに来ちゃダメって伝えないと。あの子がアズールに関わったりなんてしたら絶対にイソギンチャクにされて終わる。エースちゃん達みたいな自業自得な子達とは違ってユウちゃんは何もしてないんだ。だから止めないと。さすがに何も比のない友達が、自分の身内のせいで必要のない痛い目に遭うのはあまりいい気がしない。
「ティアナ」
ドアに手を掛けると名前を呼ばれた。
「何」
イラつきながら返事をして振り返ると
「僕の邪魔はするなよ」
さっきの張り付けた笑顔から一変し、真顔で射るような視線を向けられる。
わざわざ釘を刺すために呼び出したのね。気分悪い。何も答えずに無言のまま教室を後にした。
ユウちゃんにモストロ・ラウンジへ来ないようにとお願いしたけれども、聞き入れてもらえなかった。どんなにダメって言っても、「大丈夫だよ。心配してくれてありがとう!」なんて言って、笑われた。そんなユウちゃんのことをエースちゃんとデュースちゃんとグリムちゃんは「頼りにしてるぞ、監督生!」なんて言って応援しだすし…!みんなアズールを侮りすぎでしょ…。そもそもエースちゃん達は反省しろっての。
ユウちゃん1人だと心配だからってジャックちゃんも一緒に来るらしいけども、ジャックちゃんだけでカバーしきれるとは思えない…。そもそも、アズールはなんでユウちゃんに目を付けたんだろう…。せめてそれが分かればもう少しなんとか助け船とか出せそうなのに…。
ていうか…。学園長もう少し自分で学校の問題解決する努力しなさいよ…!!生徒に任せっきりとか教育者としてどうなの!?
