ターコイズに恋焦がれ
夢小説設定
もうすぐで私は高校生になる。生まれて初めて、海から出て陸での生活をすることになっている。
陸の世界のことは本や教科書でしか見たことがないので実物を見たことのない世界を、この目で見ることが出来るということ自体はとても楽しみだ。だけども…
「どうして私がナイトレイブンカレッジに通わなきゃいけないのよ!!」
学校から届けられた入学証を引っ掴んでパパとママの目の前に突き付けながら怒りの声を上げると、
「だってアズールが『ティアナは人間の世界へ行ったことがなく、知り合いや頼れる人だって陸にはいないでしょう。そんな中に、可愛い妹を放り込むのはとてもとても心配だ。だから学園長や他の先生方に掛け合って特別に男子校であるナイトレイブンカレッジに女子であるティアナを通わせてもらえるように許可を貰いました。僕とジェイドとフロイドの3人が一緒の学校へ通わせる方が父さんや母さんも安心でしょう?』って言ってくれたんだ。母さんとも話し合ってな、その通りだってことになったんだ。だからティアナもアズールと同じでナイトレイブンカレッジに通わせようってことにしたんだ。いやぁほんと、俺達は優しくていい息子を、お前は妹思いのお兄ちゃんを持つことが出来て幸せだなー!」
と、呑気にニコニコと笑いながらパパは言う。何が妹思いのお兄ちゃんよ。あいつのことだ。どうせちょうどいいパシリが欲しいと思ったから、教師達をあのご自慢の口八丁で言い包めて私を通わせると言うことを了承させたんだろう。絶対そうに決まってる。お金でも積んだのかな?学校で経営してるとか言ってたラウンジが儲かってるみたいなこと言ってたし。
ていうか、男子校に女子である私を通わせることの方が心配するでしょ!!と文句を言ってみるがパパもママも全く聞く耳持ってくれない。
そして入学式の日、黒い馬車が私のところへ向かいに来た。そのため、ナイトレイブンカレッジへ通うということが決定してしまったのであった。
もう、最悪!私は制服の可愛い女子校へ、エレメンタリースクール時代から仲良くしている幼馴染3人と通う予定だったと言うのに!陸の世界に行ったらスカートを履くことを楽しみにしていたのに!スカート履けないじゃんとアズールに文句を言ったら、その話を学園長に話し、それを聞いた学校側が制服や式典服のスカートやを私のために急遽作ってくれたらしい。寮が決まり次第寮服のスカートも作ってくれるとのこと。それはきっとすごくありがたいことなんだと思う。けれども、やっぱりパンフレットで見たあの可愛い制服を着て、幼馴染達とあの学校へ通いたかったよ。
まさか生まれて初めての陸での生活と高校生活が始まりからいきなりここまで予定通りにいかないなんて夢にも思わなかったよ。
陸の世界のことは本や教科書でしか見たことがないので実物を見たことのない世界を、この目で見ることが出来るということ自体はとても楽しみだ。だけども…
「どうして私がナイトレイブンカレッジに通わなきゃいけないのよ!!」
学校から届けられた入学証を引っ掴んでパパとママの目の前に突き付けながら怒りの声を上げると、
「だってアズールが『ティアナは人間の世界へ行ったことがなく、知り合いや頼れる人だって陸にはいないでしょう。そんな中に、可愛い妹を放り込むのはとてもとても心配だ。だから学園長や他の先生方に掛け合って特別に男子校であるナイトレイブンカレッジに女子であるティアナを通わせてもらえるように許可を貰いました。僕とジェイドとフロイドの3人が一緒の学校へ通わせる方が父さんや母さんも安心でしょう?』って言ってくれたんだ。母さんとも話し合ってな、その通りだってことになったんだ。だからティアナもアズールと同じでナイトレイブンカレッジに通わせようってことにしたんだ。いやぁほんと、俺達は優しくていい息子を、お前は妹思いのお兄ちゃんを持つことが出来て幸せだなー!」
と、呑気にニコニコと笑いながらパパは言う。何が妹思いのお兄ちゃんよ。あいつのことだ。どうせちょうどいいパシリが欲しいと思ったから、教師達をあのご自慢の口八丁で言い包めて私を通わせると言うことを了承させたんだろう。絶対そうに決まってる。お金でも積んだのかな?学校で経営してるとか言ってたラウンジが儲かってるみたいなこと言ってたし。
ていうか、男子校に女子である私を通わせることの方が心配するでしょ!!と文句を言ってみるがパパもママも全く聞く耳持ってくれない。
そして入学式の日、黒い馬車が私のところへ向かいに来た。そのため、ナイトレイブンカレッジへ通うということが決定してしまったのであった。
もう、最悪!私は制服の可愛い女子校へ、エレメンタリースクール時代から仲良くしている幼馴染3人と通う予定だったと言うのに!陸の世界に行ったらスカートを履くことを楽しみにしていたのに!スカート履けないじゃんとアズールに文句を言ったら、その話を学園長に話し、それを聞いた学校側が制服や式典服のスカートやを私のために急遽作ってくれたらしい。寮が決まり次第寮服のスカートも作ってくれるとのこと。それはきっとすごくありがたいことなんだと思う。けれども、やっぱりパンフレットで見たあの可愛い制服を着て、幼馴染達とあの学校へ通いたかったよ。
まさか生まれて初めての陸での生活と高校生活が始まりからいきなりここまで予定通りにいかないなんて夢にも思わなかったよ。