万有引力には逆らえない
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「あんた天才のくせにッ…!対して努力なんてしなくてもなんでも出来ちゃうくせにッ…。なのになんでそれ以上高見を目指そうとすんのよ…。あんたみたいな天才に努力されたら、また上になんて行かれたら、私みたいな凡人の努力はどうしたって無駄じゃないッ…!」
泣きながら叫ぶエマの表情は、いつもの気の強い様子は見る影もない。
◇
「変な奴に関わるなっていつも言ってるでしょ。なんで言うこと聞かないのよ」
私を睨みつけながらエマが言ってくる。
「私が誰と関わってようがエマには関係ないでしょ。この前も言ったじゃない、ほっといて」
エマと話すとイライラする。そんな風に思うようになってしまったのはいつからだろう。
「どいてくれない?私はエマみたいに暇じゃないの」
「私だって暇じゃないわよ。あんたが変なことに首突っ込んでるせいで」
ため息混じりに迷惑かけないでよと文句を言われる。私は貴女に迷惑掛けてないと言うと
「アベルに言われてんのよ。もしもあんたが来たら責任持って私が追い返せって」
だから早く帰って。今なら何事なく帰れるから、と付け足すエマを睨み返しながら
「帰る訳ないでしょ。友達を見捨てたりなんてしないわ。だからどいてちょうだい。邪魔よ」
そう言いながら杖を構える。するとエマも「そう。わかったわよ」と言って、向こうも杖を構えた。どうやらすんなりと通らせてくれる気はないようだ。こんなところで道草食っている場合じゃないのにと思いつつ、
「アイシクルス」
エマの真下に氷壁を出現させる。
「フロウティス」
が、あっさりと交わされた上にエマの固有魔法で浮かされて私に向かって投げつけてきた。いつ見ても厄介な魔法だ。氷壁を交わしつつ思う。あまり大きなサイズにしなくて良かった。
「相変わらず無闇矢鱈に魔法放つわね。そんなんじゃ三流魔法使いは倒せても、それ以上の魔法使いには歯も立たないわよ。もう少し頭使いなさいってマカロンに言われなかった?」
そう言ったと同時にフロウティスで私を浮かばせてくる。エマの固有魔法は物や人を浮かせるというもの…。ランス君のグラビオルと少し近い。氷を出現させたりする私の固有魔法との相性はかなり悪い。…認めたくないけれども。
「言われないわよ。寧ろ強いって褒めてもらってるんだから」
本当はまさしく昨日「魔法に頼りきりはだめよ。確かに貴女の魔法はとても強いけれども、私やカルパッチョみたいに、貴女の魔法が通じない人だっているんだから。だからもっと魔法以外の戦い方も覚えないとね」って言われたばかりだけれども。そんなことを思い出しつつ、保護魔法で身を守りつつ地面に着地し、またアイシクルスで攻撃を試みるがあっさりと交わされた。
「私如きの相手にもなってないのよ。そんなんでこの先進んだりなんてしたら怪我じゃ済まないわよ。悪いこと言わないから今すぐ引き返して寮に戻りなさい」
と、相変わらず私のことを睨みながら言う。
「だから戻る訳ないって言っているでしょ。さっき言ったこともう忘れたの?」
大した記憶力ね、と言いながら今度はストームアイシクルスでエマにもう1度攻撃を仕掛けてみる。案の定浮かされて無効化される。そのついでと言わんばかりに全部跳ね返された。アイシクルスで氷壁を出現させて盾にする。…これじゃキリがない。早くなんとか打開策を考えないと。何か使えそうなものはないかと周囲を見渡す。岩で出来た壁くらいしかない。
「ナルコス」
一か八かだ。岩の壁に向かいナルコスを放ち、壁をひたすら破壊する。
「は…?ちょっと、あんた何してんのよ…?」
エマが困惑している様子が目に入ってくる。が気にせず壁を破壊し続け、エマから私の姿が見えないようにする。
「盾にでもするつもり?そんなの無駄だって知ってるでしょ。フロウティス」
予想通り。エマは固有魔法で私が崩した壁…だった残骸を全て浮かせる。…この量を全部浮かせることが出来ると言うのは、少し予想外。けど、全部浮かせたところで…
「はっ?!ルーナどこに…」
エマの前に私はいない。だって、
「ここよ。今、貴女の後ろにいるの」
と言い、エマが振り向く前に素早く杖を取り上げて遠くまで投げ捨てて
「フローズンアイシクルス」
エマの杖を凍らせる。
「何すんのよ!」
悲鳴にも似たような声を上げながら、私から離れて必死に杖を取りに行く。我ながら卑怯な手を使うものだ。でも情けない話、私が魔法有りの勝負でエマに勝つにはこんな手を使うしかない。そしてエマにまた魔法を使われたら、私が勝つことは確実に出来なくなる。だから、
「ごめん、エマ」
一言謝罪する。そして
「アイシクルス セコンズ 『スノウラビリンス』」
セコンズを放った。
◇
「セコンズなんていつの間に使いこなせるようになったのよ…」
エマがしゃがみ込み、蹲ったまま問いかけてくる。
「今よ。一か八かだった」
返答すると「は…?ふざけてんの…?」ぶっつけでセコンズ成功とかバカじゃないの…と言われる。
「てかこの寒さと雪何。これもあんたのセコンズの影響?」
「えぇ。私のセコンズは、発動すると辺り一体の温度を10℃以上下げるの。雪が降り積もってね。そして対象者を迷路のようになった氷の球体の中へ閉じ込め、凍えさせる」
と説明すると
「物騒な魔法。そんな魔法丸腰の姉に向かってぶつける?普通」
そう呟くエマの顔は、蹲っているため見ることが出来ない。
「いつの間にかアイシクルスとストームアイシクルス以外にも魔法増えてるし…直接ものを凍らせたりする魔法なんて聞いてないわよ…」
エマの声が、微かに震えている。そして
「あんた天才のくせにッ…!対して努力なんてしなくてもなんでも出来ちゃうくせにッ…。なのになんでそれ以上高見を目指そうとすんのよ…。あんたみたいな天才に努力されたら、また上になんて行かれたら、私みたいな凡人の努力はどうしたって無駄じゃないッ…!」
顔を上げ、叫ばれた。その顔は涙でぐしゃぐしゃになっている。
「あんたは生まれつき二本線で、魔力量も沢山あって、どんな魔法だってすぐ、本読んだだけで使えるような才能があるくせに、それ以上努力なんてしなくても、神覚者になれるレベルのくせに…!なんで、なんで…!」
そう泣きながら続ける。
「…エマが、私のことをすごい魔法使いだって言ってくれたから」
「えっ…?」
私の返答を聞くと、驚いたように目を見開いた。そんなエマを尻目に淡々と話す。
「エマがね、言ってくれたんだよ。小さい頃、いじめられて泣いてた私に」
いじめられて、悲しくて悔しくて。何も出来ずにただただ泣いていた私に向かって、エマは言った。
『ルーナ、あんな子達に何か言われたり何かされたりしたって気にすることなんてないわよ。あの子達、自分が大した魔法使いじゃないから。だから誰よりもすごい魔法使いのあんたに嫉妬してんのよ』
そしてこうとも言った。
『だからさ、これからも沢山努力して、今以上にすごい魔法使いになりましょう。そしたらあの子達、あんたにはどんなに頑張っても勝てないんだって思って、いじめることも出来なくなるわよ』
だからね、2人で一緒に頑張って、今よりももっとすごい魔法使いになりましょう!と。そう言ってくれた。
「私、それがすごく嬉しかった。そのお影で頑張ろうって思えた。そのお影で頑張れて、強くなれた」
相変わらずエマは、驚いたような表情のまま私のことを見ている。
「エマ。ありがとう。私、エマの妹に生まれてこられて、すごく幸せなの。だってエマは…私のお姉ちゃんは、この世界で1番優しい人だもの。そんな優しい人の妹に生まれてこられて、すごく幸せだよ」
あの頃の私は、自分で一杯一杯で。自分だけが不幸だと思ってて。自分が1番可哀想だと思ってて。
…本妻の娘。なのに生まれは一本線で。努力して努力して、必死に二本線になっても周りからゴチャゴチャと好き勝手なこと言われて。それでも必死に歯食いしばって魔法の腕を上げ、勉強をし、好成績をとっても「あの子は要領が悪い」とか、「シャルロット家の長子なのに氷魔法を受け継げなかったなんて」とか、「役に立たない娘。貴女みたいな役立たず、産まなければ良かった」なんて沢山の心無い、酷い言葉を言われていたエマの方が辛かったに決まっているのに。
「…ルーナ。ごめんね、酷いこと沢山言って」
エマが口を開き、謝罪してきた。
「ううん、私の方こそ、ごめんなさい」
そう謝罪をし返し、2人で笑い合い、抱きしめ合う。
「エマ。今度の休み、スコーンを食べよう。小さい頃、お母さんがよく作ってくれたやつを2人で作るの」
そういうと
「嫌よ。あんた料理下手なんだもの」
と、笑いながら言われた。
「酷い!」と文句を言うと「ほんとのことでしょ?」と、クスクスと笑われる。
「スコーンは私が焼くわ。だからあんたは、ミルクティーを淹れてちょうだい」
と提案される。笑顔で「うん!」と答えると、エマはまた笑った。
「…エマ。私ね、友達が沢山出来たの。みんな優しくて、友達思いで、一緒にいてすごく楽しいの。すごく、大切なんだ。だからね、だから…エマにもみんなを紹介したいの。会ってくれる?」
「うん。私も、ルーナの友達には会ってみたいわ」
そう言ってまた、笑い合った。
泣きながら叫ぶエマの表情は、いつもの気の強い様子は見る影もない。
◇
「変な奴に関わるなっていつも言ってるでしょ。なんで言うこと聞かないのよ」
私を睨みつけながらエマが言ってくる。
「私が誰と関わってようがエマには関係ないでしょ。この前も言ったじゃない、ほっといて」
エマと話すとイライラする。そんな風に思うようになってしまったのはいつからだろう。
「どいてくれない?私はエマみたいに暇じゃないの」
「私だって暇じゃないわよ。あんたが変なことに首突っ込んでるせいで」
ため息混じりに迷惑かけないでよと文句を言われる。私は貴女に迷惑掛けてないと言うと
「アベルに言われてんのよ。もしもあんたが来たら責任持って私が追い返せって」
だから早く帰って。今なら何事なく帰れるから、と付け足すエマを睨み返しながら
「帰る訳ないでしょ。友達を見捨てたりなんてしないわ。だからどいてちょうだい。邪魔よ」
そう言いながら杖を構える。するとエマも「そう。わかったわよ」と言って、向こうも杖を構えた。どうやらすんなりと通らせてくれる気はないようだ。こんなところで道草食っている場合じゃないのにと思いつつ、
「アイシクルス」
エマの真下に氷壁を出現させる。
「フロウティス」
が、あっさりと交わされた上にエマの固有魔法で浮かされて私に向かって投げつけてきた。いつ見ても厄介な魔法だ。氷壁を交わしつつ思う。あまり大きなサイズにしなくて良かった。
「相変わらず無闇矢鱈に魔法放つわね。そんなんじゃ三流魔法使いは倒せても、それ以上の魔法使いには歯も立たないわよ。もう少し頭使いなさいってマカロンに言われなかった?」
そう言ったと同時にフロウティスで私を浮かばせてくる。エマの固有魔法は物や人を浮かせるというもの…。ランス君のグラビオルと少し近い。氷を出現させたりする私の固有魔法との相性はかなり悪い。…認めたくないけれども。
「言われないわよ。寧ろ強いって褒めてもらってるんだから」
本当はまさしく昨日「魔法に頼りきりはだめよ。確かに貴女の魔法はとても強いけれども、私やカルパッチョみたいに、貴女の魔法が通じない人だっているんだから。だからもっと魔法以外の戦い方も覚えないとね」って言われたばかりだけれども。そんなことを思い出しつつ、保護魔法で身を守りつつ地面に着地し、またアイシクルスで攻撃を試みるがあっさりと交わされた。
「私如きの相手にもなってないのよ。そんなんでこの先進んだりなんてしたら怪我じゃ済まないわよ。悪いこと言わないから今すぐ引き返して寮に戻りなさい」
と、相変わらず私のことを睨みながら言う。
「だから戻る訳ないって言っているでしょ。さっき言ったこともう忘れたの?」
大した記憶力ね、と言いながら今度はストームアイシクルスでエマにもう1度攻撃を仕掛けてみる。案の定浮かされて無効化される。そのついでと言わんばかりに全部跳ね返された。アイシクルスで氷壁を出現させて盾にする。…これじゃキリがない。早くなんとか打開策を考えないと。何か使えそうなものはないかと周囲を見渡す。岩で出来た壁くらいしかない。
「ナルコス」
一か八かだ。岩の壁に向かいナルコスを放ち、壁をひたすら破壊する。
「は…?ちょっと、あんた何してんのよ…?」
エマが困惑している様子が目に入ってくる。が気にせず壁を破壊し続け、エマから私の姿が見えないようにする。
「盾にでもするつもり?そんなの無駄だって知ってるでしょ。フロウティス」
予想通り。エマは固有魔法で私が崩した壁…だった残骸を全て浮かせる。…この量を全部浮かせることが出来ると言うのは、少し予想外。けど、全部浮かせたところで…
「はっ?!ルーナどこに…」
エマの前に私はいない。だって、
「ここよ。今、貴女の後ろにいるの」
と言い、エマが振り向く前に素早く杖を取り上げて遠くまで投げ捨てて
「フローズンアイシクルス」
エマの杖を凍らせる。
「何すんのよ!」
悲鳴にも似たような声を上げながら、私から離れて必死に杖を取りに行く。我ながら卑怯な手を使うものだ。でも情けない話、私が魔法有りの勝負でエマに勝つにはこんな手を使うしかない。そしてエマにまた魔法を使われたら、私が勝つことは確実に出来なくなる。だから、
「ごめん、エマ」
一言謝罪する。そして
「アイシクルス セコンズ 『スノウラビリンス』」
セコンズを放った。
◇
「セコンズなんていつの間に使いこなせるようになったのよ…」
エマがしゃがみ込み、蹲ったまま問いかけてくる。
「今よ。一か八かだった」
返答すると「は…?ふざけてんの…?」ぶっつけでセコンズ成功とかバカじゃないの…と言われる。
「てかこの寒さと雪何。これもあんたのセコンズの影響?」
「えぇ。私のセコンズは、発動すると辺り一体の温度を10℃以上下げるの。雪が降り積もってね。そして対象者を迷路のようになった氷の球体の中へ閉じ込め、凍えさせる」
と説明すると
「物騒な魔法。そんな魔法丸腰の姉に向かってぶつける?普通」
そう呟くエマの顔は、蹲っているため見ることが出来ない。
「いつの間にかアイシクルスとストームアイシクルス以外にも魔法増えてるし…直接ものを凍らせたりする魔法なんて聞いてないわよ…」
エマの声が、微かに震えている。そして
「あんた天才のくせにッ…!対して努力なんてしなくてもなんでも出来ちゃうくせにッ…。なのになんでそれ以上高見を目指そうとすんのよ…。あんたみたいな天才に努力されたら、また上になんて行かれたら、私みたいな凡人の努力はどうしたって無駄じゃないッ…!」
顔を上げ、叫ばれた。その顔は涙でぐしゃぐしゃになっている。
「あんたは生まれつき二本線で、魔力量も沢山あって、どんな魔法だってすぐ、本読んだだけで使えるような才能があるくせに、それ以上努力なんてしなくても、神覚者になれるレベルのくせに…!なんで、なんで…!」
そう泣きながら続ける。
「…エマが、私のことをすごい魔法使いだって言ってくれたから」
「えっ…?」
私の返答を聞くと、驚いたように目を見開いた。そんなエマを尻目に淡々と話す。
「エマがね、言ってくれたんだよ。小さい頃、いじめられて泣いてた私に」
いじめられて、悲しくて悔しくて。何も出来ずにただただ泣いていた私に向かって、エマは言った。
『ルーナ、あんな子達に何か言われたり何かされたりしたって気にすることなんてないわよ。あの子達、自分が大した魔法使いじゃないから。だから誰よりもすごい魔法使いのあんたに嫉妬してんのよ』
そしてこうとも言った。
『だからさ、これからも沢山努力して、今以上にすごい魔法使いになりましょう。そしたらあの子達、あんたにはどんなに頑張っても勝てないんだって思って、いじめることも出来なくなるわよ』
だからね、2人で一緒に頑張って、今よりももっとすごい魔法使いになりましょう!と。そう言ってくれた。
「私、それがすごく嬉しかった。そのお影で頑張ろうって思えた。そのお影で頑張れて、強くなれた」
相変わらずエマは、驚いたような表情のまま私のことを見ている。
「エマ。ありがとう。私、エマの妹に生まれてこられて、すごく幸せなの。だってエマは…私のお姉ちゃんは、この世界で1番優しい人だもの。そんな優しい人の妹に生まれてこられて、すごく幸せだよ」
あの頃の私は、自分で一杯一杯で。自分だけが不幸だと思ってて。自分が1番可哀想だと思ってて。
…本妻の娘。なのに生まれは一本線で。努力して努力して、必死に二本線になっても周りからゴチャゴチャと好き勝手なこと言われて。それでも必死に歯食いしばって魔法の腕を上げ、勉強をし、好成績をとっても「あの子は要領が悪い」とか、「シャルロット家の長子なのに氷魔法を受け継げなかったなんて」とか、「役に立たない娘。貴女みたいな役立たず、産まなければ良かった」なんて沢山の心無い、酷い言葉を言われていたエマの方が辛かったに決まっているのに。
「…ルーナ。ごめんね、酷いこと沢山言って」
エマが口を開き、謝罪してきた。
「ううん、私の方こそ、ごめんなさい」
そう謝罪をし返し、2人で笑い合い、抱きしめ合う。
「エマ。今度の休み、スコーンを食べよう。小さい頃、お母さんがよく作ってくれたやつを2人で作るの」
そういうと
「嫌よ。あんた料理下手なんだもの」
と、笑いながら言われた。
「酷い!」と文句を言うと「ほんとのことでしょ?」と、クスクスと笑われる。
「スコーンは私が焼くわ。だからあんたは、ミルクティーを淹れてちょうだい」
と提案される。笑顔で「うん!」と答えると、エマはまた笑った。
「…エマ。私ね、友達が沢山出来たの。みんな優しくて、友達思いで、一緒にいてすごく楽しいの。すごく、大切なんだ。だからね、だから…エマにもみんなを紹介したいの。会ってくれる?」
「うん。私も、ルーナの友達には会ってみたいわ」
そう言ってまた、笑い合った。