鳥籠の中夢視る
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幸せというものは、儚くすぐに壊れ消えてしまう一時の幻の様なものだ。手を翳し触れようとするだけであっという間に消えてしまうほど、脆いものなのに。なのに人は、その真実に気付けない。気付くのはいつも、
『綴、これで分かっただろう?君の帰る場所はもう、どこにもない。君の帰りを待つお父さんとお母さんも、君を護ってくれる優しいお兄ちゃんも、君のことを救ってくれるヒーローも、君と悲しみを分かち合ってくれる友達も、居ない。外に君の居場所なんてどんなに探してもないんだよ。お前にはもう、僕達しかいない』
いつも、跡形もなく消え去ってしまった後だ。
『綴、これで分かっただろう?君の帰る場所はもう、どこにもない。君の帰りを待つお父さんとお母さんも、君を護ってくれる優しいお兄ちゃんも、君のことを救ってくれるヒーローも、君と悲しみを分かち合ってくれる友達も、居ない。外に君の居場所なんてどんなに探してもないんだよ。お前にはもう、僕達しかいない』
いつも、跡形もなく消え去ってしまった後だ。